ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/5 巨 5-4 広→ スゲぇ試合だった!でもだからこそ勝てたのはデカい!!!!

巨人 5-4 広島 → 対 広島 :9勝7敗0分 マツダスタジアム

勝利投手:マシソン 47試合 8勝 2敗 1S

セーブ :澤 村 41試合 3勝 1敗 26S

敗戦投手:中 崎 42試合 2勝 4敗 19S

投手リレー

巨人:菅野→田原誠→戸根→西村→山口→マシソン→澤村 捕手:小林

広島:野村→ヘーゲンズ→ジャクソン→中崎 捕手:會澤

本塁打

巨人:ギャレット16号ソロ

広島:會澤5号ソロ

解説:張本勲達川光男 実況:島村俊治

JSPORTS1 にて観戦

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マツダスタジアムで行われた広島東洋カープとの16回戦。先発の菅野は二回にホームランを浴びて先制を許すが、三回に長野のタイムリーで同点に追いつく。その後も両チーム一進一退の攻防を見せ、3対3で迎えた九回、坂本のタイムリーと阿部の犠牲フライで5対3と勝ち越しに成功。その裏マウンドに上がった澤村は1点を返され、なお無死二塁のピンチをしのいで逃げ切り5対4で試合は終了。4時間38分の激闘を勝利で飾り、広島との対戦成績は9勝7敗。巨人は連勝を「6」に伸ばした

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首位攻防戦にふさわしい好ゲーム。いち野球ファンとして見れば、1点を争う息詰まる展開で、まるで1ゲーム差で首位を争っているかのような緊張感があり、どうなるのか予想もつかない、まさに一瞬足りとも目が離せない試合だった

まだまだ遠い首位の背中を追いかける巨人としては、敵地ということもあり、この3連戦に関しては、先発に勝ちがつくとか、打つべき人が打つとか、良い点の取り方をするとか、そんなの全く関係なくて、相手のミスでもらった点だろうが、判定ミスで転がり込んできた点だろうが、どんな形でも良いから勝たなければいけないカードとなる

そういう意味では、申し訳ないけどハナっから菅野に勝ちがつくとか、エースらしいピッチングとか期待してなくて、とにかく終盤までに1点もいいからリードしている状態で進んで欲しいと願いながら見ていた

その先発の菅野は疲れか、焦りか、体調不良かわからないけれど、余り調子が良くないなぁ~と見ていたら會澤に先制ホームランを浴びてしまう。結果的には左足親指を故障してしまい、追いついてもらったものの、その後また失点して4イニングでの降板となった。歩き方や投げ方を見る限り、菅野だったらだましだまし投げても、6回くらいまではゲームを作ってくれるんじゃないかという期待感もあったけど、まだまだ先があるので、由伸監督は素早く交代させた。本人に憤りや焦りもあるだろうけど、この決断は正解だったと思う

一方の野村は前回のDeNA戦での炎上を全く想像させないピッチングで、これは苦労させられそうだと思っていた中で先制され、最多勝候補投手 vs 最優秀防御率候補投手との戦いは、野村に軍配があがるか?という不安があったけれど、相手のミスをきっかけに同点に追いつき、また追い越されたけど野村に相性の良いギャレットのホームランで同点に持ち込む…

そこからは離されては追いつくの展開になり、なかなかリードを奪うことが出来なかったけど、最後の最後に勝ち越すことが出来て、何とか守り勝つことが出来た

全体的な印象としては、広島ナインにも疲れが来てるな、と感じた一方でマシソンのボールをしっかりと前に運ぶなど、疲れている中でもやはりスイングは強いという怖さも感じ、この先も大型連敗はしなさそうなしぶとい勝負強さが印象的だった

ただ、今日のゲームで大事なことが2つある

1つは広島の3連敗しない伝説がついに崩れたこと、もう一つは鉄壁だったジャクソン、中崎の後ろの2枚看板から点を奪えたこと。これまで神がかってた広島にとって、勝利のジンクスが2つ敗れたことは少なからずショックだったろうし、こちらにとっては新たな希望となる。3つのうち1つ勝てば良いくらいのスタンスの広島だけど、これまでとは違う空気を感じさせることが大事なので、そういう意味でも今日の勝利は大きい

正直なことを言えば、本来なら宮國のポジションのはずのところで西村を投入することになり、そこで失敗して勝ち越しを許してしまった時に、7回を投げる投手が安定しない弱点が露出して、半ば勝利を諦めかけた瞬間もあったのだが、今の巨人打線はビハインドでもしっかりとチャンスを作り、そして点に結び付けられる勝負強さが戻ってきているという事が確認できて良かった

(とはいえ、7回を投げる投手のやりくりは今後も頭を悩ませそう)

そしてマシソンを同点となったところで投入したことで、フラグが発動

チーム最多となる8勝目をマシソンが手にいれ、勝利数で何とリーグ4位となった

週に1度の先発投手と違い、状況によっては週に3度も4度も投げる可能性もある中継ぎ投手だから、ヘタをしたら最多勝争いに食い込んでくる可能性もあるな(汗)なんて、酒の肴になりそうな話題が溢れるほど(笑)

打線の方は2三振、1併殺と良い所の全くなかった橋本が最後に見せ場を作ったのは大きかったし、今日は坂本は残念な日かなぁ~と思っていた中で、結局おいしいところを持って行き、打率1位をキープ出来たところは良かった

阿部は自己最長に並ぶ19試合連続安打を決めるだけでなく、あくまでもケースバッティングで状況に応じた追いついたスイングで同点打と2点目の追加となる犠牲フライを打つなど、頼もしさは健在だった

点を取るのに苦労したかのように見えながら、終わってみれば先発野手全員安打で、広島戦だからと気負うことなく、これまでの打線の状態の良さを相手にアピールできたのは明日以降に十分にプレッシャーになると思う

脇谷にファインプレーが出て、攻守にベテランが元気だった一方で達川氏が指摘したように、7回にルナに打たれたタイムリーなどは守備位置に気を配っていれば防げていた失点で、首脳陣にまだ細心の注意を払う余裕の無さも感じた

まぁ、計算外なシーンが多かったのはお互い様なので、細かいところには今日は目をつぶりたいが、冷静に見て控えの層の厚さを除けば先発野手の攻撃力に関してはほぼ互角。投手力に関しても大きな差が無いと思えるので、明日も厳しい戦いになるだろう

その明日の試合は大竹 vs 黒田という師弟コンビといっても差し支えないような投げ合い。どちらもが無失点で投げ続ける展開というのは想像出来ないけれど、2失点点で済ませられるか3点とられるかという勝負になりそうな気がするような、粘り合いになるだろう

気をつけなければならないのは、四球だったり守備のミスだったりで1失点ですむ所が、2失点、3失点となってしまうような展開なので、今日以上の集中力を持って締まったゲームをしてもらいたい

最低でも1つ勝てば良いという広島、最悪でも2勝出来ればまぁ良いという巨人という事で、お互いが何となく似たような結果を望んでいるようにも思えるけれど、こちらとしては初戦を取れたわけで、明日の大竹で取れれば、マイコラスでスイープという結果も見えてくるだけに、何が何でも勝つ!という今日の初戦以上に明日のゲームが大事になった

1ゲーム縮めるのに最低でも1週間はかかるのが上位チームのゲーム差なのだが、3日で3つ縮めることに成功した。絶望と思えるゲーム差から、ひょっとして!?と思えるところまで持ってきたのだから、ここで息をついてしまっては勿体無い。まだ遠い5.5ゲーム差だけど、負け数の差は3つになったし、残りゲーム数も巨人が4試合多いこと、直接対決がまだ9つあり、そのうち6試合が東京ドームで出来ることなど、まだ上を見れる材料は揃っている

好事魔多しで、良い時に調子にのっていると手痛いしっぺ返しを食らう可能性もあるが、良い時はその流れに乗って突っ走ることも大事なので、出来れば残り2つ勝つくらいのずうずうしさで、自信を持って明日も試合に臨んでもらいたいと思う

追記

最後の澤村の投げているところで、解説の達川、張本の両氏はフォークに頼らず力で押すべし!と言い、プロ野球ニュース斉藤明夫氏は力押しをせず、変化をつけた方が良いと言う。真逆の話をする二人で、おもしれぇなぁ~とつい感じました

あ、それと田口!月間MVPおめでとう!

3勝はしていたけれど、流れ的に野村の方に票が集まるかな?って思っていたのだが、野村の1敗が結果的には差を分けたような感じで、転がり込んできたようなMVPとなった。

なので、7月29日に野村に黒をつけたDeNAに感謝しつつ、この月間MVPがシーズン後半戦のキーマンになりそうな田口に追い風となってくれることを切に願います

管理人:みんぐ

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