ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛」9/30 巨 5-4 広 → 本拠地最終戦で、ようやく逆転勝ち!望みをつなげた

巨人 5-4 広島 → 対 広島 6勝17敗1分 東京ドーム

勝利投手:山口俊 29試合 9勝 9敗 1S
セーブ :
敗戦投手:中 崎 66試合 4勝 1敗 31S
・投手リレー
巨人:メルセデス→畠→山口俊 捕手:小林
広島:大瀬良→一岡→中崎 捕手:會澤
本塁打
巨人:
広島:田中10号(五回2ラン)
日テレG+ にて観戦 解説:篠塚和典 実況:町田浩徳
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東京ドームで行われた広島東洋カープとの24回戦。巨人は1点を追う九回、先頭の坂本が左前打で出塁すると、一死一、三塁から岡本の適時打で同点。さらに満塁とし、28日の試合でサヨナラ本塁打を放っている長野が中前に決勝打を放ち、本拠地最終戦を劇的な逆転サヨナラ勝ちで飾った。巨人は初回、広島先発の大瀬良から、坂本の二塁打を口火に先制に成功。同点の三回には、田中俊とマギーの連続適時二塁打で2点を勝ち越す。しかし、先発・メルセデスが五回、広島の田中に右越え2点本塁打を浴びて、試合は振り出しに戻る。八回には、2番手の畠が、一死三塁から犠飛で勝ち越しを許す苦しい展開だったが、巨人はこの劇的勝利でリーグ単独3位となり、クライマックスシリーズ(CS)進出に望みをつないだ
(http://www.giants.jp/G/result/201809301index.html)
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本拠地最終戦でゲーム後には監督挨拶と杉内の引退セレモニーがあるってのに、負けたテンションでやることになったらどうしよう・・・ってゲーム前から心配で仕方なかったのだが、

先制して追いつかれ、追い抜いたと思ったらまた追いつかれ、そうこうしているうちに決勝打を浴びて最終回・・・なんだよ、昨日の試合と同じかよぉ~~~

って思ってるところで、キャプテンの意地のヒットから始まって、四番の同点打、そして一昨日のヒーロー長野によるサヨナラ打と、締めの演出としては最高だった
(もちろん、負けてれば最悪(笑))

今日も采配面では???な部分もあったけれど、良かったところもある

ひとつは田中俊の使い方。坂本が好調なので、出塁するケースが多い中で、今日は大瀬良相手だから、なかなか点は取れないと初回もバントをさせたくなるところだけど、大瀬良の立ち上がりを攻めようと、バントをさせずに進塁打を打たせ、それに応えたところ。

さらには同点に追いつかれた後の3回にも、バントを見せながらも足を使って広島の攻撃ばりにエンドランで1ヒットで1塁の坂本が一気にホームに帰ってこれた場面

トドメには最終回で、さすがにここは確実にバントという場面でも、ボール球には一切手を出さずに四球を選んだところ。バントをさせると、ボール球に手を出して失敗する選手が多い中、しっかりと見極めているところ(3回の場面も、ボールを見極めて先行させたことでより強打のサインが出しやすくなった)。プロ野球ニュースで里崎氏が影のMVPは田中俊だと言っていたけれど、私もその意見には100%賛成。坂本が好調で、マギーと岡本に繋ぐ大事な役割の2番が今日はしっかりと仕事をしたことが、先制の場面、追い越した場面、そして逆転に繋がった場面に生きていた


そして、もうひとりの影の殊勲は小林かな

ひところの中途半端なスイングが今日はなくて、コンパクトで強いスイングをしようというシーズン序盤の頃のバッティングをしていた。猛打賞は出来すぎだし、いずれも2アウトからのヒットで直接点に絡むことはなかったけれど、実はそれが重要で、2アウトで小林が出れば、投手でアウトになっても次の回は坂本からスタート出来るという状況を作り出せるし、ゲーム終盤でチャンスメーク出来れば、投手に代打でスイッチを切り替えるタイミングも作り出せる。特に今日は三方向へ打ち分けられていたし、そもそも小林のバッティングがもう少し上向きだったら、ここまで苦労することもなかったわけで、今日のスイングが本物なら、明日のゲームも期待できるんじゃないかと思ってしまう


そして良かった点の最たるところは、大瀬良に勝ちをつけさせなかったこと。3点取ったところで、まずは防御率を少し下げさせることにつなげた事も大きかったが、最終的に勝ち星をつけさせずに終われたことは、菅野のモチベーションを上げるのに十分な結果だと思う。欲を言えば、敗戦投手にして負け数を菅野と同じにしたかったところだけど、あわや最多勝は決定か?ってところまで追い込まれたことを考えれば、上出来でしょう

これで菅野に投手3冠の可能性がワンチャン出てきた

チームとしては、まだまだ楽観できる状況では無いけれど、これまで何度も味わってきた逆転負けの悔しさを少し晴らせたという意味では、最後に来て良い形で勝利できたなって、東京ドームに来たファンの溜飲を下げることに繋がったのではないだろうか?


一方で残念なところも(でも、今日は少なめにね)

やはり、3回のイケイケムードのところでの、岡本、阿部、長野で追加点を奪えなかったのは大きな反省。3人とも9回には汚名返上した形にはなったけれど、ここで追加点を奪えていれば、大瀬良の防御率をさらに下げることになったし、もっと早いイニングで降板させることが出来たかもしれない。ピンチの場面で、4、5、6番をピシャリと抑えるあたりはさすが広島のエースと褒めるべきなのかもしれないが、出来ればビッグイニングを作って完全に流れを手に入れて欲しかった


それとやはり亀井さ・・・いや、これはもう言うまい(汗)


あと、良いとも悪いとも言えない???なところは、大城の代打の場面

メルセデスを見切るタイミングとしては悪くないので、代打はもちろん賛成なのだが、ここで大城を使ってしまうと、なにかあったら岸田しかいなくなってしまう、さらには、まさかの小林に代えて次のイニングからキャッチャーで出して、8番に投手を持ってくるとか?ってちょっと心配になったのだが、さすがに前日の反省があるのか、小林を代えるところまではしなかった。ただ、その関係でもっと期待の高まる8回の場面で大城を出せなかったので、あくまでも結果論になってしまうが、今日は陽岱鋼を先発にして、6回の場面で亀井を代打、8回に大城を代打って展開だったほうが得点の可能性は高まっていたのでは無いかと思う
(結局、亀井さんに触れてるじゃん(笑))


あとは、畠の回跨ぎかな?それだけ畠への信頼度が高いということと、他の投手への信頼が薄いってことなんだと思うけど、個人的には今日はストレートの球速が余り出て無くて、小林もスライダー主体の配球になっていたし、1イニングを何とか切り抜けたところでお役御免でも良かったのではないかと思った
(これで、明日のヤクルト戦に畠を使うのが難しくなったし)


先発のメルセデスは、良く投げたと思う。
大瀬良のヒットからの田中兄の2ランは大きな反省だけど、今日はフィールディングも良かったし、犠打もしっかり決めた。カープ打線相手に6回3失点は十分な仕事だから、今日は胸を張ってイイ
(丸が本塁打王を意識しているのか、バッティングがちょっと雑だったことがラッキーではあったけれど)
チームの勝利状況と菅野の次の登板の結果次第では、最終戦に投げる可能性も出てきたし、裏技的に使うなら、10/9は1~3回までメルセデスが投げて、4回以降菅野が登板なんて作戦だって考えられなくは無くなって来たような気がする
(それで最多勝が取れて納得できるかどうかは別にして)


明日はヤクルトとの最終戦

前回小川と当たらなくてよかった・・・って思っていたのに、結局は小川と戦うことになってしまったわけで、敵地ということを考えてもかなり厳しい戦いになりそうだけど、大瀬良相手に逆転勝ちしたという良い流れを持って、小川相手にも最後の最後で勝つことが出来た!っていうシナリオになり、その勢いで残りも勝利するような展開に持ち込めることをただただ期待したい


追記
先日の村田のセレモニーに次いで、杉内の引退セレモニーは・・・・泣いた

(一方で脇谷も忘れないで・・・って思ったけど)
華々しい記録や戦いざまの影で、弛まぬ努力をした経験は、今後の野球人生で絶対に生きてくるはず。コーチングスタッフとしては、ソフトバンクとの取り合いになる可能性はあるけれど、今シーズンの今村の飛躍、ファームでの大江、高田の活躍の影に杉内の存在ありってのは聞いているので、是非とも近い将来、巨人の若手投手を育てる指導者として戻ってきてくれることを期待しています
(っていうか、田口の復活には杉内の助言が一番効きそうな気がするし・・・)


管理人:みんぐ
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