ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛」7/10 巨 4-1 阪 → 前半戦終了、好調すぎて反動が怖いので、ここからむしろ引き締めよう

巨人 4-1 阪神 → 対 阪神 9勝4敗0分 甲子園

勝利投手:今 村 11試合 3勝 1敗 0S
セーブ :中 川 40試合 3勝 1敗 13S
敗戦投手:メッセンジャー 13試合 3勝 7敗 0S
・投手リレー
巨人:今村→鍵谷→田口→澤村→中川 捕手:炭谷
阪神メッセンジャー→岩崎→守屋→能見→島本 捕手:坂本→原口
本塁打
巨人:丸16号(一回ソロ)
阪神
SkyA にて観戦 解説:掛布雅之 実況:寺西裕一
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
甲子園球場で行われた阪神タイガースとの13回戦。巨人は初回、丸が16号ソロ本塁打を放ち、幸先よく先制する。続く二回、若林、ビヤヌエバ、炭谷の三連打で追加点をあげると、さらに二死満塁から坂本が中前2点打を放って4対0とし、序盤からリードを奪う。巨人先発の今村は、走者を背負いながらも打たせて取るテンポの良い投球を披露。六回に連打で得点を許したものの、六回途中被安打5、失点1と試合をつくった。巨人は継投で序盤のリードを守りきり、このカード3連勝。貯金を今季最多の17とし、前半戦を首位で締めくくった
(https://www.giants.jp/G/result/201907101index.html)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


危なかしかったけれど、昨日に続いてブルペン陣が無失点でゲームを終わらせられたことが何よりもうれしかったというか、後半戦に向けての大きな希望になったように思う。
とはいえ、現時点でもブルペンに不安を抱えているのは間違いない、今日のゲームでも鍵谷、澤村の中大コンビは、ほぼ同じタイプで見ていて悪い意味でドキドキする(笑)。
ただ、トレードで入ってきた他の投手、マシソンの復活、デラロサ(ここまではファームで順調)らの上積みや田口のリリーフへの気持ちの切り替えなど、少なくとも4~6月ごろに酷評されていた状態からは整備されつつあるし、若い投手に関しては伸びしろしかないので、経験を積み重ねることで徐々にレベルアップしてくれると期待したい。

もとから8月までに整備するべく発言していた原監督だけど、当初の構想とは違うものの、トレードを含め、計算外のことに関しての動きが早いこともあって、徐々に形が見えつつある。
オールスターが終わり、7月後半からは仕上げ的な感じで、新戦力の見極めや8月以降を戦うに足る選手の選別に入るのだと思うが、そのメンツが来季以降の投手陣をも支える主力になってゆくと思うので、この先、数年の投手王国を作る作業がようやく始まってきたなという流れをヒシヒシと感じることになるのだろう


さて、今日のゲームだけれど、序盤の4点が阪神打線に与えた影響が最後まで効いた感じで、1つ負けてもまぁ良しとするか?という巨人と最低でも1つは取りたい!という阪神との間での気持ちの余裕が勝敗を分けたような気がする

ただ、全体的に言えば気持ち的に楽なはずの巨人の方が集中力と守備力にまさり、阪神はプレッシャーからか思うように動けていなかったようにも感じる。
その象徴となるのが、糸井のライト前ヒットのあとのアウトだろう。
あの場面は亀井の技ありともいえるプレーだとは思うけど、スキあらば2塁へ!という糸井の気持ちと裏腹に「まさかファーストへは投げてこないだろう」という油断があい重なった、この3連戦で阪神がもう一つ点を取り切れないジレンマを感じただろう場面だったように思う
(その後の、大山、マルテのヒットが皮肉にもそれを印象付ける形になったことも含めて)


先発の今村は相変わらず、ランナーを出し、三者凡退だったのは3回のみ。4、5、6回はいずれも先頭バッターを出してしまうという内容で、課題だった6回も投げ切れず、1失点で勝利投手となったものの、成長したとは言えない結果だったので、本人も勝利の嬉しさよりも反省の方が多い日になったのではないだろうか?


特に阪神打線の打球がフライが多かったり、野手の正面をついたりするようなツキにも恵まれて、何とかゲームを作れたことは相手に感謝しなければいけない(と、同時に反省を)。
本人はわかっているだろうし、反省点はありながらも前半を締めくくるゲームで3勝目を手に入れたのだから、そこは自信に変えて、後半戦を桜井と共にキーマンになれるよう、また一つ、レベルアップするための糧にしてもらいたい


打線に関しては、なんとな~くチャンスは作れども、点を取れたのは1、2回だったわけで、これまた反省点はあるけれど、今日に関しては岩崎以降の阪神ブルペン陣が本当に素晴らしかったので、どちらかというとしょうがないという点の方が強いかも。
立場を替えれば、原監督だったら2回に坂本を迎えた時点で投手交代していただろうから、制球が定まらず、ストレートのキレもなかったメッセンジャーを代えられなかったことが、こちらには良い影響を及ぼし、阪神にとっては致命的ともいえる点を与えてしまったことになるだろう

事実、2回に1点しか取れなかったとしたら、その後の継投を見ても、苦戦させられることは必至だし、今村の見切りももっと早かったかもしれないし、鍵谷、澤村も抑えきれていたかどうか怪しい
1、2戦目もそうだったけど、ほんのわずかなタイミングのズレで結果が大きく変わることを考えても、(頑張ったのは選手だが)この9連戦の結果は監督の決断力によって、結果が真反対になっていたかもしれないなと感じる戦いだったように思う
(それと代打、代走を含めた選手層の違い・・・かな)


4勝5敗なら問題ないと思っていた9連戦を、まさかの8勝1敗という、9日間で7つもの貯金を作れるとは思っていなかったので、正直なところ戸惑っている(笑)
その間、2~6位のチームが互いに潰しあったり、巨人戦で直接叩いて混戦を抜け出そうとした相手を打ち負かすなどがあったこともあり、貯金17、2位と9.5ゲーム差という想像を超える結果で終わることになった


戦力的には、離脱者もいるし万全とは言えない中での今の立場は、想定外なのだけれど、それを作り出したのは丸、炭谷という新加入の選手の働きと、中川、重信、山本、若林、増田、大城といった開幕前の計算とは微妙に違う形での活躍だろう。
もちろん、坂本、阿部の新旧キャプテンの働きや、今やいぶし銀といってイイ亀井の頑張りなど、これまで巨人を支えてきた中堅、ベテランの支えがあってのことだけれど、それすらも若手の活躍が刺激になっていると言い換えてもおかしくないくらいなので、嬉しい計算外と彼らの日頃の努力、さらには結果を出したものにチャンスを与える首脳陣たちの輪が今が良い感じで回っている


まぁ、そんなに順風満帆な状態がいつまでも続くわけはないと思っているので、いずれ来る反動には備えなければいけないとは思うけれど、そんなことはこっちが心配するまでもなく、原監督の頭には想定済みだろうから、後半戦後のカード、ヤクルトと広島とのビジターでの対決がどうなるのか、楽しみにしたいと思う


追記
明日のフレッシュオールスターも楽しみ!

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/