ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛 番外」来季へ向けたコーチングスタッフについて


話す旬を過ぎてしまった感はありますが、来季のコーチングスタッフが発表になりましたね
ドラフトやFA、トレードなどによる補強も大事ですが
個人的にはどういった選手を集めるかと同じくらい、場合によってはそれ以上に
コーチの役割は大きいと思っているので、人事には注目せざるを得ません


かつて一流選手と呼ばれたプレーヤーには、ほぼ例外なく
「**コーチのおかげ」とか「こういう教えが自分にハマった」という
経験があります。
ドラフトの順位に関係なく、プロ野球の世界に入ってくる選手は秀でたものがあるから
指名されたわけで、そこからは本人の努力はもちろんですが、
やはり生かすも殺すもコーチ次第でしょう


同じ1時間の練習でも本人の意識とコーチの教え次第で、2時間、3時間の価値がある
練習をすることができますし、5年で駆け上がるところを3年で成し遂げることも
選手とコーチの連携次第では可能になります


今シーズンの開幕前、原監督が行った組閣は1軍においては
元木、宮本、鈴木、相川といった若い、もしくは未経験のコーチの採用
2軍には杉内、村田といった引退から日の浅い人を入れたことが話題になりました
私は優勝しなくてもいいから、この先何年も優勝争いが出来るチーム作りを
原監督に期待していると書きましたが、それはコーチの顔ぶれを見て
さらに感じたものです


単に今季、優勝を狙うだけなら、それこそ実績のあるコーチにFA補強
なりふり構わぬ外国人補強をすればよかったでしょうが、
組閣を見て、選手を育てる以上にコーチを育てて、強いチーム作りをしようという
強い意志を感じました


リーグ優勝できたのは私し的には嬉しい誤算でしたが、育成がヘタと言われる巨人も
今季は若い選手の起用が多かったですね
あとは、成長と定着、さらなる若手の登場というところですが
平成から令和になり、コーチの顔ぶれも代わって、特に2軍はかなり期待したくなりますね


阿部2軍監督発表の時にも書きましたけど
阿部、村田、杉内、片岡をはじめとしたこのメンバーは
2軍の首脳陣だけで客が呼べるんじゃないか?ってほど(笑)
個人的には實松も戻ってきてくれたことで、いよいよ巨人の若手の育成は
松坂世代が担う時代になったなと感慨深いものがあります


3軍にはカトケンが戻ってきて、1軍には相川コーチがいる…
阿部と共にマスクを被った捕手の面々がそれぞれの場所で活躍する姿は
ちょっと胸アツです


先日も書きましたが、ともにプレーした仲間の組閣は
お友達人事として非難されがちですが、だからこそ言いたいことも言い合えて
垣根を越えた関係も築けるでしょう
かつて、お友達内閣で失敗した指揮官は、本当に友達感覚でやっていたように
思えますし、言いたいことをむしろ言えなかったのではないでしょうか?
原監督も気心知れた仲間を呼んでいましたが、そこがちょっと違っていた
ところだと思いますし、恐らく阿部もそうでしょう

かつての仲間とは言え、言いたいことはガツンという監督になりそうな気がします


2軍、3軍で指導者として経験を積んでいるコーチが、
いずれ阿部が1軍の指揮をとる時にそばにいるんだろうなというのは
想像に難くないですし、その日が来るのもそう遠い話では無さそうな気がします


阿部が引退の時に、原監督はそんなにまで自分のことを考えていてくれたのか!?
と言ってましたが、それは今の組閣も含めての事なんじゃないかと思ってます
(週刊ジャイアンツのトークショーでその辺のことも少~しだけ話をしています)


今季のコーチ人事で嬉しかったのは、開幕前評論家たちに「タレント風情が」などど
揶揄された元木、宮本コーチがしっかりと仕事をして優勝に大きく貢献したことですね
特に元木はジュニアを世界一に導いた実績もあり、戦術面、技術面、空気感の演出という
点においてもすでに力を発揮していたわけですから、私は何も心配はしていなかったですが
その力量を発揮するだけでなく、原監督に認めさせ、ヘッドコーチになったことは
純粋に嬉しいことでした


以前インタビューで「選手は試合中でも休むことができるが、コーチは最初から最後まで
気を抜く暇がないし、あらゆるところに目配せしなければいけない緊張感があり、
試合後は選手時代よりも遥かに疲れる」と言ってました


特にサードコーチャーとして立っている時は、ベンチと連携をとりながら
相手チームのベンチ、選手の表情、局面を頭に入れて脳はフル回転していたでしょうし
守備時にベンチにいる時はベンチ内の雰囲気や選手の顔を常に見ていたでしょう
相手を出し抜くための作戦をず~っと考えていたでしょうし、目の前だけでなく
翌日のこと、来週のこと、来月のことにまで考えを及ぼさなければいけません


何もかもが初めてのことで、相当疲弊したと思いますが、その経験が
来季はヘッドコーチとしてさらに発揮されるとすれば・・・・楽しみしかありませんね
(阿部も元木コーチはスゴいって言ってましたよ)


ってことで・・・
長くなりましたが、2020年のジャイアンツが躍動するかどうかは
下記のコーチ陣が担っているといっても過言ではありません
一人でも若い選手が飛び出てきて、レギュラーを脅かすような育成を頑張ってもらいたいですね
(阿部は野手は厳しい、まずはバッテリーから1軍へ!って言ってましたけど)

 

1軍スタッフ
監督     83 原 辰徳   続投
ヘッド    77 元木 大介  [転]1軍内野守備兼打撃
作戦     87 吉村 禎章  [転]1軍打撃総合
投手チーフ  81 宮本 和知  続投
投手     73 三澤 興一  [転]2軍投手
ブルペン   74 村田 善則  続投
バッテリー  79 相川 亮二  続投
野手総合   90 後藤 孝志  続投
野手総合   89 石井 琢朗  YS 1軍打撃
内野守備走塁 86 古城 茂幸 [転]2軍打撃守備
レーニング ジョン・ターニー 続投
レーニング 穴吹 育大 続投
投手巡回   71 水野 雄仁 [転]1軍投手


2軍
監督     80 阿部 慎之助 選手引退
野手総合   75 村田 修一  続投
投手     85 杉内 俊哉  選手引退
投手     78 木佐貫 洋  続投
内野守備走塁 70 片岡 治大  続投
外野守備走塁 84 松本 哲也  [転]G 3軍外野守備走塁
バッテリー  82 実松 一成  選手引退
レーニング   白水 直樹  続投


3軍
監督      72 井上 真二 続投
総合      76 二岡 智宏 独立富山 監督
打撃兼外野守備 103 金城 龍彦 [転]2軍外野守備走塁
投手      102 山口 鉄也 [転]G アカデミーコーチ
投手      106 会田 有志 続投
バッテリー   90 加藤 健   独立新潟 コーチ
内野守備走塁  104 藤村 大介 [転]G アカデミーコーチ
レーニング    石森 卓  続投


退団スタッフ
2軍トレーニング   105 木村 龍治
2軍バッテリー兼打撃 89  秦 真司
巡回打撃       101 内田 順三
2軍打撃兼外野守備  103 堂上 剛裕
2軍バッテリー    102 吉原 孝介
2軍巡回投手     100 内田 順三
1軍外野守備走塁   82  鈴木 尚広
2軍監督       76  高田 誠 G フロント

 


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