ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛」6/28 巨 12-0 ヤクルト → 大量得点で勝ち越し!サンチェス2勝目!


対 ヤクルト 2勝1敗0分 神宮球場

勝利投手:サンチェス 2試合 2勝 0敗 0S
セーブ :
敗戦投手:山田大 2試合 0勝 2敗 0S
・投手リレー
巨人:サンチェス→澤村→藤岡→宮國 捕手:炭谷→岸田
ヤクルト:山田大→寺島→近藤→梅野→中澤 捕手:嶋→古賀
本塁打
巨人:岡本4号(六回ソロ)、石川1号(九回3ラン)
ヤクルト:
フジテレビONE にて観戦 解説:斎藤雅樹 実況:酒主義久
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神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズとの3回戦。巨人は二回、打者一巡の猛攻で一挙5得点を奪い、試合の主導権を握る。四回には亀井の2点二塁打などで3点を加え、その後も岡本の2試合連発となるソロ本塁打、代打石川の3点本塁打で計12得点とヤクルトを圧倒した。先発サンチェスは6回3安打無失点の好投で今季2勝目。中継ぎ陣も無失点でつなぎ、ヤクルト3連戦を勝ち越しで終えた
(https://www.giants.jp/G/result/202006281index.html)
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1番に増田、2番に丸、3番に坂本をもってきて、パーラを外すという大幅変更。
原監督は「まあ少し左ピッチャーの時は、それの方が相手チームは嫌なのかなという感じはします」と言ってますが、今日はそれがハマった感じ


初回にいきなりチャンスを作ったのに、坂本のゲッツーからの岡本サードゴロで、暗雲漂いましたが2回にいきなり連続タイムリーという形で結果が出ました。
終わってみれば13安打(+7四死球)で12得点ですから、効率よく大量点が取れた形になりました


原監督も気にしているであろう丸ですけど、初回はしっかり四球、2打席目にタイムリーという形で結果を出し、3打席目は進塁打という形を作っての坂本のタイムリーと、形は良くなっていると思います。今日は本人も少しホッとしたところはあるでしょうし、明日一日置いて、次のDeNA戦がどうなるのか少し楽しみになりました。
(2打席目のタイムリーはヘッドも立って綺麗なスイングでしたね)


それにしても、岡本さん、止まりません
去年は坂本が鈴木誠也と打撃部門のタイトルを争ってましたが、今年は岡本さんが打率、ホームラン、打点においてタイトルを狙えそうな感じで突っ走ってます。
よく、3年続けて一人前、なんて言いますが、もしも今シーズンにタイトルは取れないまでも、タイトル争いを続けることが出来れば、必然的に数字はついてきますし、3年連続30本以上のホームランを打てば、間違いなく巨人の4番としての信頼はゆるぎないものになります
昨年は出足で躓きましたが、今シーズンはその反省をしっかりと踏まえて、開幕から調子をキープしてますし、そもそも打席での構え、バッティングフォームからして去年までとは別人ですね。
自粛期間中に週刊ジャイアンツで井端氏も言ってましたけど、今までと同じ試合数なら普通に40本は打ちそうですし、120試合に減った今年ですら、それをクリアしてくれるんじゃないか?という空気感さえ出してます


また、まだ若いにも関わらず、シーズン通して出続けるスタミナを持っていること、夏場でも体重が減らない身体、そしてここまでケガと無縁であるという身体の強さは原監督が常々言う「うまい選手はいらない、強い選手が欲しい」という要望にドンピシャで応えているのではないでしょうか?


まぁ、この先、極端な攻め方をされたり、徹底的に勝負を避けられたりして調子を落とすこともあるでしょうけど、今の状態の良さの根拠をちゃんと自分でわかっていれば、大きく崩れることは無さそうな気がします


あと、今日は増田大が存在感を出しましたね。
2回の打席での粘りは続くタイムリー連打に確実に繋がりましたし、ヒットよりも出塁率が重要な1番バッターとしては2つの四球、エラーによる出塁であったとしても塁に出るのは大事な仕事ですから、守備も含めて今日は大活躍だったと思いますし、セカンドを狙う他の選手への刺激にもなったのではないでしょうか?
(8回の三振は見なかったことにします(笑))


とはいえ、心配が無いわけではないです
坂本は今日も2安打2打点と順調そうに見えますけど、個人的には去年よく見たような逆方向への強い打球が少なくて、ちょっと強引なところが見えます。早く 2000本安打を達成して、気持ちの上で落ち着きたいのか、インフルやコロナによって例年通りの調整が出来ていないことは不安なのかしれませんが、結果は出ていながら、ちょっと「らしくないな」というところが見え隠れしているので、練習不足によるスタミナぎれが起きた時がちょっと心配です
(それを考慮して、今シーズンはゲームの行方が見えた時に途中で降ろすことが見受けられるような気がするので、原監督、元木ヘッドも同じような心配をしているのではないかと?)


投手陣はサンチェスが、まだ2登板とはいえ、防御率、勝利数でトップ。
援護率に救われてると言えそうな気もしますけど、そういうのも持って生まれた星なので、ひょっとすると開幕前の下馬評を覆して、山口俊の穴を埋めてくれるかもしれない?って期待したくなりますね。
かつての桑田、近年の菅野が味わったように、いくら抑えても援護が無くて勝てないという投手がいたのと逆パターンになってくれるなら、それはそれで頼もしい存在なので
この2試合のようなサンチェスのジンクスは大歓迎です(笑)

(大瀬良の結果を見ると、ちょっと菅野ぉ~!って寂しい思いもありますが)

ただ、今日に関して言えば、点差もあったし、中継ぎも酷使気味だったので、最後までとは言わないまでも、もう1イニングくらいは投げさせて、100球越えた後の彼のピッチングがどなるのかは、今後のためにも見たかった気はします

明日が休みとはいえ、中継ぎ陣は「今日は出番がないかも?」くらいの感じで、ゆっくりさせてあげたかったなって・・・・


まぁ、結果的には澤村、藤岡、宮國が無失点リレーをしてくれたので、前日のいやなイメージを払拭すると共に、明日は気持ちよく休めると思いますけど

 

さて、次はベイスターズとの首位決戦(というにはまだ早いか)
ギリギリのところで首位にたっている巨人ですけど、上位3チームで見ると、防御率は3位、チーム打率は1厘差で2位、本塁打数も2位、失点数は3位と数字の上ではぶっちぎっているわけではありません。

その中で特筆すべきは得点数が1位、盗塁数も(3チームの中では)1位ということで、現状では抜きんでている項目は実は少ない

とはいえ、盗塁が多いのは坂本も含めて、走塁の意識が高いのは例年には無いことと、代打陣の打率が高いのは控えの層が厚い、調子が良い、原監督の起用のタイミングが良いなどの要素で他球団よりも多少勝っているところでしょうか
先日、何とか広島とは五分で終わりましたし、次のDeNA戦で五分以上の戦いが出来れば、ようやく頭一歩抜け出せるのかもしれません。
そういう意味では、来週はホームでの6連戦ですから出来れば4勝2敗くらいで貯金を積み重ねるような戦い方をしたいですね
(7月7日からは3週連続で東京ドーム以外での試合が18試合もありますから)


遠征で貯金を食いつぶすことになる可能性もありますし、次週で対戦も一回りするわけで、まずはしっかりと貯めこんで終わりたいものです

 

追記
今シーズンは打高投低な感じで、ボール反発係数も怪しいのでは?なんて巷では話題に上がっているようですけど、投手が良いピッチングをすれば、やはりロースコアのゲームになっていますし、各球団の結果を見る限りは条件は一緒のようですから、勝敗の言い訳には出来ない感じです

大量点が生まれやすい傾向は感じますが、それは投手側の調整不足というか、コマ不足というか、まだはっきりはしないものの、大味なゲームが多いのは確かなようです。
気をつけなければいけないのは、大味なゲームで負けるような展開をしないように気を付けることですね。長いシーズンですから捨てゲームみたいなものは必要かもしれませんが、戦っている選手には1試合も無駄なプレーはないわけですから、緊張感だけは無くさないように、チームの気を引き締める空気感だけは失わないように、また、負けた後も引きずらないような雰囲気作りは必要ではないでしょうか?
(そういう点で、元木ヘッド、宮本コーチの役割は重要です)


また、パ・リーグの移動日程を考慮した、同一カード6連戦ってのは、やっぱり怖いですね。
初戦を落とすとズルズルっていうのは、ロッテとオリックスのゲームを見ていても感じます。
また、序盤だけ見てればソフトバンクの勝利でしょ?っていうゲームをひっくり返す西武打線の恐ろしさも、見ている側にとっては面白いの一言。
(その点では、今日、序盤で5点とったものの、全く安心できない怖さはヤクルト打線に感じましたけど(汗))

これが良いのか悪いのかは別にして、全く予想がつかない展開になりそうなシーズンであることは確かで、誰もが初めての経験なれど、(今日の中居君の言葉じゃないですけど)貴重なシーズンを見ているんだというレア感は楽しみたいなと思います

 

管理人:みんぐ
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