ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」8/6 巨 0-11 阪神 → こりゃ賛否のわかれる継投だわ~ちなみに私は賛の方


阪神 5勝2敗0分 甲子園

勝利投手:高 橋 1試合 1勝 0敗 0S
セーブ :
敗戦投手:メルセデス 7試合 2勝 4敗 0S
・投手リレー
巨人:メルセデス→沼田→宮國→田中豊→堀岡→増田大 捕手:大城
阪神:高橋→ガンケル→望月 捕手:梅野→坂本
本塁打
巨人:
阪神:中谷1号(八回満塁)
日テレG+ にて観戦 解説:金本知憲赤星憲広 実況:小澤昭博
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甲子園球場で行われた阪神タイガースとの7回戦。先発のメルセデスは三回に連打で先制を許すと、四回にも連打を浴びて失点し、この回の途中でマウンドを降りた。八回には5番手の堀岡が満塁本塁打などで7点を奪われてしまい、合計で今季最多の11失点となった。打線は、今季初登板となった相手先発の高橋を前に3安打11三振に抑え込まれてしまい、一矢報いることもできないまま、今季2度目の零封負け。同一カード3連勝とはならなかった
(https://www.giants.jp/G/result/202008061index.html)
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試合後からネットがざわついてましたね。
堀内氏、伊原氏は大激怒だし、おそらく日曜には「喝!」って言われるんでしょう


子供たちにゲームは最後まであきらめるな!ってコーチしている立場としては、正直なところやってはいけないことなんでしょうけど、負けたら終わりのトーナメントが多いアマチュアと違って、長丁場を戦うプロの戦いの中では、時として捨てゲームを作ることも必要
敗戦濃厚な中で前日に登板している勝ちパターンの投手を起用して疲弊し、翌日のゲームに響くのが一番やってはいけないことだと考えるなら、アリでしょう。


メジャー流の野球を積極的に導入する原監督ならではの采配だと思いますし、他の監督ではちょっと真似できないやり方でした。

(これが前例になり、他の監督もやると面白いですけどね、個人的には野手ではなく投手として入団してほしかった中日の根尾あたりに・・・)


高校時代憧れだった甲子園で、元ピッチャーだった増田が本当に楽しそうに投げていたのを見ていると、こっちまで嬉しくなってしまったのは事実。それこそ究極の緊急登板で肩もそこそこにしか作れない状態の中、140km/h近い球を投げ、制球も安定し、スライダーまで投げてるのを見て、改めてプロ野球選手の身体能力のスゴさに驚きました


相手側からすると、なめられた!って思う気持ちもわかるし、だったら打てよ!って気持ちもわかる。
互いに複雑な心境だったゲームだけど、ファンを喜ばせるサプライズ好きな原監督ならではの采配ってのもあって、興行としての側面もあるプロ野球であるならば、アリかなぁ~って思ったのが率直な感想

(敗戦したことがニュースになりそうな状況の中で、話題をこっちにもっていった原監督のエンターテインメント性も)


一方で、増田がコテンパンに打たれて、アウトが取れる気配すらなかったら、結局、だれか投手を投げさせなければいけないことになった可能性もあるし、そうすれば世間からは思いっきりたたかれるわけで、これはこれで勇気のいる決断だったと思う


まぁ、独り相撲をしてしまった堀岡が悪いわけで、彼にとってはトラウマになりそうな経験だった。
出来るなら、早い段階でリベンジする機会を与えてあげて欲しいところだけど、今はちょっと難しいか?
宮本コーチにとっては本人が言うように屈辱的な采配だったと思うけれど、ここまで巨人の中継ぎ陣は頑張ってきている。この日の増田のピッチングを見て、投手陣がどれだけ奮起し、一方的になってしまったゲームに対して、野手陣がさらに燃えるかどうか?この日のゲームを境に、チームがどれだけ引き締まるのかが重要


原監督の愛ある叱咤だと思えるのかどうかが分かれ道になると思う。
そういう意味では沼田もそうだけど、阿部2軍監督が1軍でやれる!と思って送り出しているわけだから、緊張するのは当たり前だけど、もっと自分に自信をもって投げてほしい

 

さて、なすすべなく負けたゲームになってしまったけれど、そんな展開になってしまった要因の一つは打線が点をとれなかったことに尽きるでしょう。
確かに、高橋は低め中心の配球で、キレも制球も素晴らしくて打てるボールが見当たらないピッチングをされてしまいましたが、それにしても攻撃陣に工夫が無さ過ぎ。三振してもいいから低めは完全に捨てるとか、粘れる打者はとにかくフルカウントまで粘って球数を投げさせるとか、セーフティで守備のミスを誘うなど、もう少し工夫があっても良かったかな?
ただ、病み上がりの投手に対して、111球はちょっと投げすぎな感じもするので(原監督なら絶対にそこまで投げさせない)、次回登板がどうなるのか心配です(矢野監督も次については考えるって言ってましたね)。前夜の藤浪投手同様、手ごわい投手が帰ってきたってことで、またひとつ阪神投手陣の層が厚くなったと感じるピッチングでした。

 

満を持して登板した高橋に対して、攻撃陣は5イニングで11三振という手も足も出ない状態。
一方でこちらの先発メルセデスは最初から200%の力でゆく!と言っていたようだけど、それが裏目に出てリキんで制球が安定せず、配球も一辺倒になり早々につかまってしまう結果になってしまった。
足を自由に使われたことも反省点だと原監督も指摘してましたが、大城にも反省点は多かったです
小林が抜けていることの難しさを実感する場面でもありましたが、そろそろメルセデスと大城のコンビにもテコ入れをしてもいい時期かもしれません。
2連勝したあとの3戦目だったので、メルセデスと岸田を組ませるのも面白いかなぁ~なんて試合前には思っていたのですが、それまでの実績の方を監督は選択したようですね


相性の良かった阪神戦で2度の敗戦投手になったことで、対メルセデスの嫌な空気は阪神サイドからはなくなったでしょうから、次の登板に関して、どういう組ませ方をするのか見ものです

 

悔し紛れに言い訳するのであれば、1点差で負けようが11点差でまけようが負けは負けなので、前述のとおり、勝ちパまでつぎ込まなくてすんだことに胸をなでおろすべきなんでしょうが、やっぱり悔しいですから、場所を変えての中日との3連戦で鬱憤を晴らしてもらいたいところです


トータルで見れば、立ち位置的に3連敗さえしなければ良いというビジターでのカードですから、勝ち越しで終わったことを素直に喜ぶべきなんでしょうけど、モヤモヤが残ってしまったこともまた事実
投手陣が踏ん張って、チーム防御率2点台を目指して欲しいところ、11失点で一気に防御率も悪くなってしまったので、そこだけが残念でなりません

 

いずれにしても終わったことは帰ってこないので、このゲームを無かったことに出来るかどうかは、今日のゲーム次第でしょう。田口と大野という投手戦になりそうな展開予想ですけど、先発がしっかりとゲームを作り、打線が大野を打って援護する。今日はそんな王道の勝ち方をしてもらいたいなと思います

 

最近コメントも少なめなので、賛否の否でも結構ですので、色々と意見を聞かせていただけると嬉しいです

(自分の野球観を広げるって意味で、始めたブログなので)

 


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