ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」8/26 巨 12-5 ヤクルト → 反動が怖いし、反省点も多いけど、でも今日は喜んでおこう!


対 ヤクルト 7勝4敗1分 神宮球場

勝利投手:高 梨 15試合 1勝 0敗 0S
セーブ :
敗戦投手:長谷川 23試合 1勝 2敗 0S
・投手リレー
巨人:ディプラン→大江→桜井→高梨→中川→大竹→鍵谷 捕手:岸田→炭谷
ヤクルト:高橋→近藤→長谷川→風張→今野→大下 捕手:中村
本塁打
巨人:ウィーラー7号(一回2ラン)
ヤクルト:山田哲5号(一回ソロ)、村上11号(一回2ラン)、坂口6号(五回2ラン)
フジテレビONE にて観戦 解説:谷繁元信 実況:谷岡慎一
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神宮球場で行われた東京ヤクルトスワローズとの12回戦。初回に幸先よく先制した巨人だったがその裏、公式戦初先発のディプランが2本塁打などで逆転を許しまさかの降板。二回に逆転に成功したが、五回に3番手桜井が打ち込まれ再び逆転を許してしまう。それでも巨人は1点ビハインドで迎えた六回に勝ち越しに成功すると、九回には打者一巡の猛攻で一挙5得点を挙げ突き放した。中盤までは激しいシーソーゲームの様相を呈したが、終わってみれば今季最多20安打でヤクルトを圧倒した巨人が、12対5で試合を制した
(https://www.giants.jp/G/result/202008261index.html)
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ディプランはハマればそれなりにやってくれるし、ハマらなければ四球のオンパレード
原監督はオープナーのつもりなのか、4~5回を期待しているのかわからない的なことを昨日のレポートで書きましたが、考えられる最悪のスターターになっちゃいましたね(笑)


2軍で投げてる姿を見た時、素人コーチの目からしても、上半身重視で身体能力に頼って投げている感じだったので、粗削りだけど、阿部2軍監督と杉内コーチが身体の使い方を教えれば、化けるかも?って期待はしてたのですが、今日のピッチングを見る限りは、まだまだ理想のフォームには程遠いですね


とにかく体の開き(特に左肩)が早すぎるから、体重が乗らないで腕の力だけで投げてる感じ。相手からは見やすいし、開ききった後にリリースするから、シュート回転しまくり・・・これじゃあ、コントロールしろという方が無理ですね。7割くらいの力で制球重視で投げる時は、そこそこ良い感じなので、それをベースにしたら良いと思うけど、まぁ時間はかかりそう。クイックはそんなに遅くないので、多少の器用さは持ってると思うから、期待は出来ると思いますが、現時点で使うのは厳しい。
ビエイラほど球速も出ないので、まずは下半身重視の投げ方を覚えてからですね
あと、ボールの握り方もダメ、シュート回転するのがクセなのであれば、縫い目の位置を変えてボールの回転を変える工夫も必要かと思います


初回にウィーラーの2ランで先取点を取り、多少、余裕を持って投げられるかな?って思ってたところでの結果なんで、言い訳はできませんね。


今日のゲームで言えば、とにかく大江が良かった


初回、2回表と得点がかさみ、今日はこのまま乱打戦で何時間のゲームになるんだ?って思ったところで、しっかりゲームを作り直しました。
普通ならこういうゲームは宮國が投げるんでしょうが、いないので大江の出番になったわけですが、個人的には本来大江の出番はワンポイントだったり、勝ちパという頭があったので、ここで投げさせるということは、今日は勝ちパ総動員で取りにゆくぞ!という監督の意思表示だと感じました。結果、それにふさわしいピッチングで期待に応えたと思います。


次を任された桜井は原監督の愚痴にもある通り、2イニング目がねぇ…(涙)
左バッターのインコースへ決まってる時はイイのですが、それが甘くなると坂口に打たれることになる…ストレートのキレ自体は悪くありませんが、あくまでもカーブとの緩急が効いての話だし、外角への配球も少なくないのでバッターとしては踏み込みやすいのかな?って思います。
表情は鬼の形相ですが、投げてるコースは攻めているわけではないのと、ストレート比率が多いので、バッターからすると余り脅威に映ってないかもしれませんね。
外角をボール1個の感覚で出し入れ出来ればそれでもいいのですが、そこまでの精度もないし…
全力の腕の振りから投げるチェンジアップとかが武器になれば、また違うんでしょうけど。
先発するスタミナはあるわけだから、今日のゲームで言えば3イニングくらいはサクっと投げてくれないと、首脳陣も悩んでしまいますね。


だからこそ、その後を文句なしのピッチングだった高梨がクローズアップされるわけですが…


6回の増田の投入を原監督がここが勝負だと感じてのことで、それが出来る嗅覚がスゴいと谷繁氏も褒めてましたが、確かに驚きましたね。
大江、高梨を投入したということは、この後も勝ちパを継投するぞ!という意思表示でもあり、逆転された後だけに、この回で追いつくか追い越して、今日のゲームは何としても取りにゆく!というメッセージでした
そしてそれに応えた野手陣も見事な集中力。


中盤で逆転すれば、勝ちパを投入した以上、そこからはこちらのペースになります。
ただ、桜井が予定よりも早く降板したため、高梨を2イニング引っ張る形になり、中川も本来よりも1イニング早く投げさせることになってしまいました。
このまま僅差で膠着したなら、前日になげているデラロサをどうするか?って頭を悩ませるところですが、9回の大量点があって、鍵谷で締めることができたのは良かったです


攻撃面では20安打の猛攻が印象深いのは確かですが、決して調子が良いとは言えないヤクルト投手陣相手でしたので(ヤクルトファンの方、すみません)、額面通りに受け取るのは難しいですね。
昨日の石川を打ち崩したとはいえませんし、小川と対戦したわけでもありませんから。
とはいえ、初回に2ラン打たれて打点争いで一歩後退した岡本さんに、会心とは言えないまでもタイムリー出ましたし、坂本もチームを牽引してくれています。なによりウィーラーが打つと盛り上がりますから、彼の猛打賞は大きかったです。
久々のスタメンマスクだった岸田も、リード面では課題がありながら、バッティングでは非凡なところを見せてくれたのは良かったですし、吉川尚が残念だった以外は、満遍なく良かったと思えるゲームだったと思います


その上で、攻撃陣でのMVPを上げるなら、今日は松原でしょう
今日は6打席のうちヒットは3本、四球も含めて5度の出塁がありました。個人的にはその出塁率の高さと打席での粘りから1番を任せたいと思ってましたが、今日の打席を見る限り、2番適正は高そうなので、これはコレでありかな?って思えるほど。
これまでにも何度か書いてきましたが、とにかく三振が少ないのと、自分の役割をしっかり把握しているところが良いですね。ボールをたたきつけて、足で内野安打を稼ごうとする姿は、チームにとってとてもありがたい存在だと思います。とにかく強い打球を!というスタイルの吉川尚や重信は普通なら2塁打のところを一挙に3塁打!というタイプですが、松原はボテボテでもいいからとにかく塁に出る!ということを目的としていて、ある意味で清々しいです。


どちらのタイプがいいかという論争は意味をなさないと思いますが、足が使える両タイプがいるのは決して悪いことではありません。ただ、追い込まれて以降のバッティングに関しては、吉川尚も松原を見習う部分はあるかもしれません。
唯一残念なのは、松原の後がウィーラー、岡本なので単独でスチールするのが難しいところでしょうか?
個人的には失敗しても仕方ないという前提で、吉川尚、重信、松原にはどんどん走ってもらいたい。
代走の増田が少ないチャンスのなかで、チームでダントツの盗塁数を誇っているわけですから、よりチャンスが多い彼らには失敗を恐れずに、どんどん走らせて欲しい。


7回の若林ヒットからの、増田、吉川尚、重信という打順は、かつてのホエールズののスーパーカートリオをほうふつとさせる、スーパーカーカルテットだなってワクワクしながら見てたんですけどね(涙)
送ることさえできなかったのは残念です。
特に増田の打席はバットに当てさえすれば、最悪若林がアウトになっても、ゲッツーは考えにくく、増田が1塁に生きれば、また盗塁で結果的に送ったことになるような局面だっただけに、ちょっと悔しかった
(とはいえ、増田がその後にヒット打ってるのでOKですけど(笑))


本塁打数で圧倒している巨人ですが、松原を含めた足を使える5人に、坂本、丸も決して遅くはないですから、かれらが足と長打とで躍動する野球ができるようになれば、本当に相手にとって嫌なチームになります。
失敗しないと成長しない部分もありますから、彼らには出たら盗塁を意識付けさせるくらい、今はどんどん走らせて欲しいところです。


あと・・・亀さん、さすがです!


さて、明日は戸郷ですね。
今日のディプランは敗戦も覚悟していたので、その中で勝ちを取れたことは大きいので、ここまでくると、明日の戸郷も勝利して3連勝と欲が出てきます。
勝ちパを総動員、しかも高梨は回跨ぎもしたのでブルペンのやりくりは悩ましいところですが、僅差で中盤を迎えるような展開なら、多少の無理はしてもらわなくてはいけないかもしれません
(その結果、週末の中日戦が難しくなったとしても)


暑い屋外で戸郷がどれくらいやってくれるのか次第でしょうかね
出来れば7回くらいまで投げて欲しいところですけど、それはちょっと期待しすぎな気もします

 

管理人:みんぐ
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