ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」8/29 巨 12-3 中日 → 攻守に今村が躍動!天敵撃破で貴重な勝利をもぎ取った!


対 中日 6勝7敗1分 東京ドーム

勝利投手:今 村 4試合 2勝 0敗 0S
セーブ :
敗戦投手:ロドリゲス 4試合 2勝 1敗 0S
・投手リレー
巨人:今村→田中豊→沼田 捕手:大城→岸田
中日:ロドリゲス→木下雄→濱田達→山井 捕手:郡司→加藤
本塁打
巨人:ウィーラー8号(六回2ラン)
中日:アルモンテ4号(八回2ラン)
日テレG+ にて観戦 解説:山本昌 実況:町田浩徳
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東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの14回戦。巨人は1点を追いかける二回、一死満塁からこの日先発の今村が自らをバットで助ける左前適時打で追いつくと、続く坂本の中前2点打で勝ち越しに成功。苦手としていた中日先発のロドリゲスの攻略に成功する。一方の今村は、三回以降はしり上がりに調子を上げて7回8奪三振1失点の好投。今村の好投に応えようと、打線もウィーラーの右越え2点本塁打などで得点を重ね、今季最多タイの大量12得点で大勝した
(https://www.giants.jp/G/result/202008291index.html)
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ゲーム前は

ロドリゲスからは取れて1点、中継ぎ以降から何とか2点取れたとしても、トータルで3点取るのが精いっぱいかな、とすると今村には6回まで何とか2失点以内で投げてもらい、あとを高梨、中川、デラロサでしのぐしかない。
でも、3点くらいは取られちゃうだろうな、ヘタしたら5回持たないかも…


なんて考えていたので、まさかこんな結果になるとは思いもしなかった(汗)


今村はもともと2017年シーズンには2軍で最多勝最多奪三振を取り、下ではやることが無い選手。上ではなかなか結果を出せていないけれど、何かのきっかけで柱になれるほどのポテンシャルは持っている


今日のピッチングはそれを感じさせる内容だった


課題はメンタルなのか技術的なものなのかわからないが、相手を恐れての自滅や、ピンチを迎えて弱気になるという場面が多かったことを考えれば、単純に自分の長所を生かし切れていなかったということなのかもしれない。
そんな中で、本人も崖っぷちだということを感じたうえで、吹っ切れたのだろうか?
今日はストレートを軸に、左打者へのインコースにもしっかり投げられていたし、カーブとチェンジアップを巧みに使用して相手バッターを翻弄していた。
何よりもしっかりと腕が振れていたことで、相手バッターがつい反応してしまうという形が作れ、それがもっとも顕著に表れたのが6回の4、5、6番の三者連続三振だったと思う


自分がどういうピッチングをすればいいのか、ようやく見えたのではないか?と思えた瞬間で、見ていて、先に言ったような「何かのきっかけ」になってくれるのではないかという期待を感じた。
あとは、これを続けることが出来るか?僅差の場面、ピンチの場面でも同じことが出来るか?ということだと思うけれど、少なくとも久しぶりに先発投手に勝利がつき、自身も最多の球数を投げて7回までを投げ切ることができたという事実は、次に繋がるはずだし、自信にもなったことと思う。


思えば、前日の田口も同じタイプ、同じ立場の投手。原監督は田口にも1段レベルアップしてほしいと願いを込めて、6回のマウンドに送り出したのだろう。そこで結果を出せなかった田口との差が出てしまった2試合だと思う。
ただ、今日の今村のピッチングは田口にも刺激になったはず、二人の次の登板は甲子園での阪神戦になると思うが、そこをどう戦うかで、シーズン残りの戦いで彼らの立ち位置が決まるかもしれない。
(故障、不調で離脱している投手、期待の若手らが来週の13連戦でしのぎを削ることになるだろうから)

 

さて、攻撃面ではロドリゲスから点を奪った2回の攻撃はお見事だった。
なぜか、変化球に頼るピッチングでロドリゲス自身、決して好調だったとはいえない状態ではあったけれど、大城、若林の連打からの今村のタイムリーは見ていて快感だった。
1アウト満塁の場面で、バッターは今村。当然期待はしておらず、いかにダメージ少なくアウトになるかしか考えていない場面で、スクイズは難しい、ヘタに打ってゲッツーもダメ、三振して次の坂本にワンチャンスをつなぐか?というくらいしか選択肢が無かった中での逆方向への一打。甘い球だったとはいえ、コンパクトにしっかり振りぬいたことで、結果的に満塁だったことも幸いして野手の間を抜けてくれた。


その前、1-3塁のピンチで京田のピッチャーゴロでゲッツーを取り損ねて失点したのを取り返す素晴らしいバッティングだったと思う。
(あの場面、ロドリゲス相手に失点はダメだと思うなら、ホームに突入してきたビシエドをアウトにするという選択肢もあっただけに、処理が難しい場面だったと思う)


イムリーを打ったことで塁上に残ってしまい、次のピッチングに影響が出るのではないかと思ったが、坂本のセンター前ヒットからの大島のエラーですぐにベンチに帰ってこれたというのも、こちらに味方した
息を整える時間を与えられ、3回表、先頭バッターから始まるイニングを落ち着いて投げることができたと思う


ロドリゲスが降板して以降の中盤からは巨人打線が爆発。重信、モタ、北村の3連続タイムリーは見ていて圧巻だったし、スカっとするものがあった。そこには、その前の変則と言っていい濱田投手からのウィーラーの一発がチームに元気と勢いを与えた感じだったし、良い雰囲気のまま終盤を迎えられた


終わってみれば点差がついたことで、勝ちパを休ませることができ、昇格した沼田を投げさせることが出来る展開に持ち込めたという点で、理想的というか最高の結果の勝利だったのではないかと思う

 

明日は大野回避によって、勝野が相手となる
直江は戸郷のピッチングが刺激になっているだろうし、前回登板の内容も良かったので、期待したくなる。

勝ちパを休ませられたので、仮に直江が長いイニングを投げられなくても、投手を送り出すことができる。
チームとしてはちょっと苦手になりつつあった中日相手にあと1勝で対戦成績も五分に戻すことができるし、ロドリゲスから勝利したことで勢いも出てきた。
1勝したことで仮に負けても、今週は2個の貯金を作れるところは確定したし、今日負けて連敗してむかえるのとは、真逆なメンタルで戦うことができるはず。

(応援するこちらがのメンタルも(笑))


出来れば勝ち越して、5勝1敗で今週を終わらせて、次の13連戦へ向かうことが出来れば最高だ

 

管理人:みんぐ
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