ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」10/25 巨 2-4 阪神 → この3連戦は阪神の執念にやられた気がする


阪神 15勝8敗0分 東京ド-ム

勝利投手:秋 山 16試合 9勝 3敗 0S
セーブ :
敗戦投手:畠 10試合 3勝 4敗 0S
・投手リレー
巨人:畠→桜井→古川→田中豊 捕手:大城→岸田
阪神:秋山 捕手:坂本
本塁打
巨人:丸24号(九回2ラン)
阪神:陽川5号(五回2ラン)
日テレG+ にて観戦 解説:赤星憲広 実況:田辺研一郎
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東京ドームで行われた阪神タイガースとの23回戦。巨人先発の畠は序盤に2点を失うと五回にも2点本塁打を浴び、計4失点と不安定な投球となってしまった。打線は阪神先発の秋山に、八回まで無得点に抑え込まれてしまう。畠の後を受けた救援陣が粘投で六回以降を無失点に抑え、九回には丸が右中間2点本塁打を放って2点差に迫ったが、反撃もここまで。完封負けは阻止したものの、チームは阪神に連敗を喫し、この日も自力でマジックを減らすことができなかった
(https://www.giants.jp/G/result/202010251index.html)
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西、高橋、秋山・・・阪神の3本柱と言ってもいい3人をつぎ込んで、開幕の東京ドーム3連敗の借りを最後に返そうという気迫みたいなものを感じました
相手の守備のミスもあって勝利できた初戦を落としていたら、スイープされていてもおかしくなかっただけに、初戦をとっておいて良かったなという安堵が強いかも?(汗)


ただ、今日のゲームで言えば、プロ野球ニュースでも触れられていましたが、初回の失点。これを防げていれば、違った展開になったかもしれないと思われるので、私の観戦メモでも初回の大山のタイムリーの場面が一番熱い言葉になっちゃってます。


1アウト1、2塁で大山のレフト前へのヒット、若林からの返球はサードの岡本へ、コーチャーが糸原を3塁ベースに回らせた時点で若林は投げようとしていた。
タイミング的には定位置よりも少し前での捕球だったから、犠牲フライだとしたらアウトに取れる距離。このプレーでは中継になるので、線上にいる岡本が捕球するのは間違いではないが、取った岡本は振り返ってランナーを見たところでホームへの送球を諦めた・・・


多分、投げてもギリギリでコリジョンでセーフになる可能性が高いと思ったのかもしれないのか、まさかホームに突入するとは思っていなかったのかわからないが、岡本自身は決して肩は悪くないので投げていればアウトになったかもしれない。
というか、私は3塁を回った時点で、暴走だから刺せる!って思ってた
(ランナーが近本なら諦めたけど)


若林も刺す気マンマンで送球したようにも見えないし、初回だから1点はしょうがないと思ったのかもしれない。あくまでもセオリー無視でゆくなら、坂本に中継していたら、捕球からの送球は岡本よりも坂本の方が1枚も2枚も上なので、より楽にアウトに出来ていたと思う。


次が不調のサンズだったので、ここで2アウトに出来ていれば、阪神にとっては絶好のチャンスをつぶしたという形になるし、立ち上がりに苦労していた畠にとっては無失点で終われていれば、以降、修正も出来たかもしれないと思うと、この初回の失点が畠が立ち直るきっかけを失い、岡本は以降で何とかしようとリキんでしまう原因となったプレーで、今日のゲームの行方を決めることになってしまったかもしれないなと悔いが残る。
(仮にセーフになったとしても、ホームに投げてギリギリのところのせめぎ合いは見たかった)


状態の良い時の畠は、腕をだらりと下げ、一度脱力してからキレのあるボールを投げるのだが、今日は自分が良くないってわかっているからなのか、ただ単に腕を下げるという作業をしているだけのように見えた。下げた腕がリキんでるから、ストレートは浮き気味になるし、カットボールの曲がりも弱い。4回までよく2失点で済んだな・・・というのが私の意見


大城はピッチャーの良いところを引き出してリードするのは成長したけれど、不調な時に立て直すためのリードをしたり、きっかけを与えるような助言をするところまでは、まだ行ってないなって思う。もしも、炭谷だったら、今一つ思うように投げられない畠をどうリードする引き出しを持っているのだろうと、それを考えてしまったけれど、ビハインドの状況では攻撃面で大城を変えるわけにもゆかないし、4回で降板させるという選択肢も監督の中にはなかったのだろう。
(これが日本シリーズなら2回で降板させてると思う)


ポジティブに考えるなら、復帰後、どちらかと言えば順調に来ていた畠に新たな宿題が出来たということで、成長を促すことになるだろうし、今日の悔しさが次に繋がるなら決して無駄な敗戦では無かったわけで、今日を踏まえての次の登板に、宿題の答え合わせが求められることになる。


とはいえ、やはり問題は打線か・・・


今日の秋山は独特の間合いからのストレートが秀逸だった。昨日の高橋の残像が残っている中での、秋山の丁寧なピッチングは打ちあぐねただろうし、あの大きな体とダイナミックなフォームから実際は140km/hちょいなのにそれ以上に感じるという違和感は、簡単に打てるものではないなと改めて感じた。
特に岡本は初回の失点を引きずっているようで、自分が何とかしなければという思いが強すぎて終始リキみMAX。リキめばリキむほど身体の動きは1テンポズレるので、前述の違和感についてゆけないのは明白。事実、最後まで秋山のストレートに全くタイミングが合わないし、狙い球を絞ることすらできなかった感じ。

(サードライナーは惜しかったけど、あそこまで引っ張る時点で既にアウト)


タラレバを言うなら、もしも初回のピンチに岡本の連携で失点を防いでいたなら、打席での気持ちも違っていたかもしれないと思うと、トップアスリートの真剣勝負は、ささいなことでその後のプレーに大きく影響するんだなということも今更ながら感じることのできたゲームだったと思う。


せっかく、増田、重信が帰ってきて、吉川尚、松原、若林、田中俊と足がつかえる選手がこれだけ増えているにも関わらず、それを発揮するチャンスすらなかったゲーム展開が残念。
今日は「相手が良かった」で済む話だけど、それじゃダメなのが短期決戦なので、原監督がこの敗戦を踏まえて選手をどう鼓舞するのか、ここからがまた見ものになる


まずは表情の暗い岡本をどう気分転換させるのか、そこが一番の課題かな?


東京ドームで大山に一発を与えなかったことが唯一の救いであるとともに、ひょっとしたら丸のホームランキングもワンチャンあるかも?って思えるようになったことが、明後日以降の楽しみの一つに加わりました。

 

レゲームで練習中の藤川選手への登場曲のプレゼントと、試合後のちょっとしたプレゼントは良かったですね。原監督の粋な計らいとのことですが、もしも登板があれば、そこでもかけるようにしていたとのこと。東京ドームでの阪神との最終戦で、個人的には藤川球児の登板を見たかった気持ちもありますし、4点差での9回でしたから、秋山の完封はこの先も見るチャンスがあるでしょうから、矢野監督にもその辺のファンサービスがあっても良かったのかな?なんてちょっと思ってしまいました。
秋山に完封させたい、9回は岡本にも回るので、打たせたくないって気持ちもわからなくはないのですが、最後に(まだ甲子園での最終戦もありますが)巨人の4番と藤川の東京ドームでの対決が見たかったファンも多かったのではないでしょうか?
(去年は阿部の引退で藤川には真っ向からのストレート勝負で送り出してもらいましたし)


先日の岩隈の引退会見の同席といい、原監督はWBCで一緒に戦ったということを抜きにしても、球界を引っ張ってきた選手へのリスペクトというのをしっかりと持っていて、配慮された選手も嬉しいでしょうね。

 

私の計算では、この3連戦は勝ち越して最低でもM3でハマスタってことで…
28日が決定日と予想して、ハマスタのチケットを手にしてました
(ま、その日しか空いてなかったってのもありますが)
このままだと、巨人の連勝と中日の連敗が必須になるので、ちょっと28日って線はなくなってしまいましたね。


だったら、も少し長引いて、東京ドームで30日、もしくは31日にエースの登板で優勝!ってのもアリかと思ってしまいますが、やはり負けるところは見たくないので、出来れば目の前での胴上げ(といってもやらないでしょうけど)を見せて欲しいなと願います。

 

明日はドラフトですね~
巨人は早々に近大の佐藤の指名を公言していて、くじに外れたら、即戦力投手と言ってます。
菅野の去就が見えない状況であれば、投手を厚くしたいのがヤマヤマなので、あえて5球団での争奪戦が予想される佐藤にゆかなくても・・・と思うのですが
北村、岸田、香月といった若い強打者候補が今季、もう少しバットで結果をだしてくれていれば、外野は外国人と俊足好打の選手で固めることも出来たのでしょうけど、まぁ色んな思惑があるんでしょうね。
個人的には明石の中森の投げっぷりが気に入ってます


巨人のドラフト戦略は色々と叩かれることも多いですが、なんだかんだいって、今季の若手の頑張りを見る限り、華は無いけど着実に戦力になる選手を目利きしているという点で、改めて評価されていると思うので、ここは頭を真っ白にして、明日はCS放送で最初から育成ドラフトの最後までしっかりと見たいと思います

 

管理人:みんぐ
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