ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」11/25 巨 1-4 ソフトバンク → 悔しいけど、ソフトバンクは強かった!

対 ソフトバンク 0勝4敗0分 PayPayドーム

勝利投手:松 本 1試合 1勝 0敗 0S
セーブ :森 3試合 0勝 0敗 1S
敗戦投手:畠 1試合 0勝 1敗 0S
・投手リレー
巨人:畠→大江→戸郷→ビエイラ→中川 捕手:岸田→大城
ソフトバンク:和田→松本→嘉弥真→高橋礼→岩嵜→モイネロ→森 捕手:甲斐
本塁打
巨人:
ソフトバンク:柳田1号(一回2ラン)、甲斐2号(二回2ラン)
フジテレビONE にて観戦 解説:高木豊 実況:酒主義久
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福岡PayPayドームで行われた福岡ソフトバンクホークスとの「SMBC日本シリーズ2020」第4戦。巨人は初回、坂本が左越え二塁打を放ってシリーズで初めて先制に成功する。しかしその裏、先発の畠が柳田に逆転の2点本塁打を浴びると、二回にも甲斐に2点本塁打を許して突き放された。三回以降は救援陣が九回まで無失点でつないだが、打線が沈黙し、1対4で敗れた。巨人は2年連続で日本シリーズ4連敗となり、8年ぶりの日本一はならず。3試合に救援登板して好投した戸郷が敢闘賞を受賞した
(https://www.giants.jp/G/result/202011251index.html)
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まずはソフトバンクの選手、球団関係者、そしてファンの皆さん、日本一おめでとうございます
去年の悔しさを何とか晴らそうと思ってましたが、残念ながら完敗です。
ソフトバンクは強かった、ただそれだけです


今日のゲーム、安打数だけで言えば6安打 vs 5安打と互いの投手が踏ん張ったゲームなのですが、終わってみれば1-4という点差になりました。
先発の畠は投げているボール自体はキレがありました、柳田に打たれたホームランは、欲を言えばさらにボール1個くらい低く・・・と言いたいところですが、あれを打った方を褒めるべきでしょう。
一方で、甲斐に打たれた2ランは解説の高木豊氏も言うように、ランナーを意識するあまりストレートが行きますよ!と甲斐に教えているようなもので、コースが甘かったこともあり、狙い打たれたような感じで、これが痛かったと思います。
ビエイラの160km/hを引っ張るほどのスイングですから、不用意に真っすぐを投げたら打たれるのも仕方ない。

畠と岸田にとっては悪夢のような追加点でしたが、あの場面で投げるのであれば、球威で押し込んでファールにさせるくらいの気持ちのこもったボールを投げないといけないと、身に染みたのではないでしょうか?

 

さて、話は先発オーダーとなりますが
4戦目にしてやっと打順を大幅にいじってきましたね、若林と田中俊は初戦から非常に落ち着いていたので、もっと早く使って欲しかった。それと、左の和田だからということで、増田大を9番に持ってきたと思うのですが、そこはちょっと違うかな?僅差のゲームが無くてこれまで出番が無かったこともあったし、打席数を与えて1度でも塁に出れば何か仕掛けられると思ったのでしょうが(代走という点では重信がいたし)、ちょっと荷が重いなと思うと同時に、スタメンマスクという重責から解放され、打つことだけに専念できるという意味で大城にチャンスを与えるという選択が欲しかった。


調子の上がらない亀井を代打に回したのは正解だと思うし、最後の打席も好調時の亀井ならよだれが出るような好きなインローだったので、あれがライトフェンス直撃!みたいな打球にならないところで、結果的に調子が悪いままで終わったという結果になってしまった。


丸に岡本の前を打たせて、前日のノーノー阻止のヒットからの復活を期待したのでしょうが、それもまた空回り。極論を言えば、むしろ8番、9番を打たせて上位に回すという非情な采配をして欲しかったというのが、個人的な意見です。


でもまぁいじった打線が功を奏して、初めて先制点を取れたわけですから、そこは素直に良かったと思います。出来ればここで2~3点取れていれば、畠にも余裕が生まれたし、少しはホークスベンチを焦らせることもできたのでしょうが・・・・・そうはさせてくれませんでした。

 

大江以降の投手たちは頑張りましたね。
結局のところ、力勝負で挑んで結果を出したのは戸郷とビエイラ、あとはデラロサくらいでしょうか?
初戦から配球面で色々と問題もありましたが、甘いところに行ったとしても力で押し込めなかった時点で、負けを認めるしかありません。
大江や高梨、中川といった変則気味の投手は通用していましたし、2戦目の大量失点に目をつぶれば、もう少しやりくりが上手くいっていれば、失点はもう少し防げたかなと・・・
とはいえ、結局点が取れなければ勝てないので、一番反省すべきは攻撃陣ってことになるわけですけど

 

言い訳をさせてもらえれば、この4試合のソフトバンクの投手陣の出来を見ると、巨人打線でなくてもどこも打てなさそうな気はしますけど(涙)

 

もひとつだけ、原監督を擁護させてもらうとするなら、色んな評論家が戸郷の中継ぎに苦言を呈していますが、デラロサはストッパーなので除外して、右の中継ぎが鍵谷、大竹、桜井と盤石の信頼感といえないメンバーだったこともあり、先発で1試合だけに投げさせるくらいなら2試合、3試合と僅差のゲームでタフなリリーフをしてもらうことを想定したのでしょう
結果的に3試合投げることになり、それなりの結果を出しましたし、戸郷自身、チームの勝敗は抜きにして手ごたえは感じたのではないでしょうか?
まだまだ身体も十分とは言えない投手ですから、今シーズンローテを守り抜き、日本シリーズでもフル回転といってよい活躍だったので、来季に疲労を残さないかどうかが不安ですが、手に入れた自信をもってオフにさらにレベルアップして欲しいなと思います。


あとひとつ無念だったのは、やはり菅野を4戦目に持ってこなかったこと
当初は5戦目という予定だったのはわかりますが、3連敗した時点で予定変更をするくらいの覚悟が必要だったのではないかなと…それこそ、畠を第2先発で待機させ、5回、いや4回まででいいから崖っぷちをエースに託すというくらいのタクトを振るうことで、チームに「今日は絶対に勝つ!」という意思表示をして欲しかった。ファンとしてもエースが2度投げて負けたのであれば、しょうがない・・・と諦めもつくけれど、結果、4戦終わって菅野が100球満たず(87球)に終わってしまったのは消化不良感がハンパない

(仮に勝てたとして明日はどうするんだ?って話はこのさい抜き(笑))

 

とまぁ一通り愚痴をこぼしてみたところで、結果はかわりませんので、この辺にして…

 

もう明日から来シーズンが始まります。
ネットを見ても、セ・リーグの優勝が小さくなってしまったと揶揄される書き込みを多く見ますが、これが現実なので仕方ないですね。
現時点で、ソフトバンクを想定した相手とペナントを戦えないのは明らかですし、それを想定した練習をすることすら難しい状況。
巨人はもとよりですが、セ・リーグの他5球団も打倒ソフトバンク、打倒パ・リーグを意識した戦い方をしてリーグを盛り上げるような戦い方をしてゆかないといけないですね。

惨敗したわけで、今回の巨人が叩かれるのは仕方ないことですし受け入れているつもりですが、1チームだけではなく全体で今後を考えてゆくことも必要だと思います。

 


育成システムに関しては、巨人も3軍制を敷き、今季も育成選手を多く取り一人でも一芸に秀でた選手を育てようという形は作ってますし、3~4年後に完成予定の新たな2軍の球場と今のG球場を合わせて、さらに若手を育てるという環境づくりには入っています
結果が出るには数年を要するでしょうが、ソフトバンクもある日突然ここまで強くなったわけではありませんから、ある程度の時間がかかるのは仕方ないでしょう。
先日の記事のコメントの返信にも書いたように、VRを利用した練習システムや単に身体を鍛えるための施設だけではなく、野球脳を鍛えるための新たなシステムの構築も必要でしょう。
データ分析や解析も今まで以上に力を入れる必要があると共に、メンタル面の改革も必須です。

 

今シーズンは巨人にとって、原監督の通算勝利数記録や、菅野の開幕13連勝、キャプテンの2000本安打、若大将の3年連続30本塁打など、良い意味での記録づくめになりましたが、最後の最後にワースト記録を作るという結果に終わり、優勝した気持ちはどこかに飛んでしまいました。
負け惜しみで言うわけではありませんが、変に競って終わるよりは、大きく何かを変えないとダメだと思い知らされたことを前向きに考えたいです。
巷はやれ、監督後送だとか首脳陣入れ替えだ!って言いたがりますが、そこはちょっと違うかなと。
もちろん、それも一つの手ではありますが、監督・コーチが変わっただけで、ある日突然、岡本がモイネロの球をスタンドにぽんぽん放り込めるようになるわけもなく、もっと違うところでの変革が必要ですし、この悔しさを2年連続で味わった首脳陣が答えを出すしかないように思います。


戦っているのは選手ですが、バッティングピッチャーやブルペンキャッチャー、広報、用具係、トレーナーなど多くの裏方の力があってチームは構成されているわけですから、単に指揮者を変えるという安易な発想ではなく、環境づくりや普段の練習の仕方、メニュー構成、果ては食事についてまですべてを見直すチャンスを与えてもらったと思って、2021年に向けて新たなチーム作りをして欲しいなと思います。

 

ということで、今シーズンのプロ野球は終了しました
(まだフェニックスはやってるので、そっちは見ますし、都市対抗も見てますけど)


コロナ禍という未曽有の中で、野球が見れたことに感謝ですし、何とか今シーズンも全試合レポート出来たことにホッとすると共に、これを見てくださっている人とコメントを頂いた方に、本当に感謝しかありません。
私の勝手な解説と駄文にお付き合いいただいて、本当にありがとうございました

 

さすがに毎日とはゆきませんが、何かしら吐き出したいことがあった時は、時々更新したいと思っていますので、まだ、今しばらく時々で結構ですので覗きに来ていただいて、一言でいいですから足あとを残したいただけたら幸いです。

 


管理人:みんぐ
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