ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛 番外」キャンプも第3クール終了、それと新コーチの話

 


本来なら、今日の紅白戦で沖縄合流のメンバーを決めるという事だったけれど、残念ながら雨で実戦は中止。
ただ、木の花ドームで実戦形式のシートバッティングを実施、そこで注目選手の振り分けを行うことになったんだろうけど、なかなかに緊張感のある練習だった。


今回のキャンプで大きく注目されることになった、秋広選手
1年目で実質まだ高校3年生ながら、紅白戦で7打数5安打と結果を残し、原監督に「バッティングがいいんだよ」と言わしめ、わざわざファーストミットを与えて、使うチャンスを与えようとしている溺愛ぶり。
身長2mの大柄な体格ながら、太ももの太さを見る限りすでに身体は高校生離れしており、10代の選手だからまずは身体を作るところか・・・というのとは、ちょっと違ってるのは素人目にもわかる。


何よりもその大きな体ながら、バッティングが柔らかく、しかも足も速いとなれば、使いたくなる気持ちは十分に理解できる。


岡本ですら、彼は別格だと言うし、バッティングを見る限り、あの大谷翔平を想像させるようなスイングは期待するなと言う方が無理というもの。見た目以上に器用で、もしもファーストをこなせるのであれば、あの身体の大きさと柔らかさを生かせれば、野手が少々暴投しても拾ってくれそうだし、身体を伸ばせばコンマ数秒速くキャッチできるため、ギリギリのプレーでも長所を生かせるかもしれない。
個人的には足の速さと肩の強さ、身体の大きさを考えれば、将来的には外野手で起用して、スタンドインしそうなボールをギリギリでキャッチ!なんて場面が見たいところなのだが、それはまた、長い先のことなんだろうかと思う。
スラッガーという点では、阪神のドラ1佐藤選手が注目を浴びており、個人的にもいい選手だなぁ~って思いながら、阪神のキャンプも見ているけれど、話題性では負けてないなって思う点で、秋広には期待している。


ま、まだ高3ですから、1年目で無理して身体を壊すのだけは避けて欲しいですから、結果を残して本人がイケイケの時ならいいですが、少しでも異変を感じれば、すぐに身体を労わる方向で離脱させるのもありだと思ってますから、酷使だけは避けて欲しいなと願ってます。


もう一人注目なのは八百板
昨年、ファームの試合を何試合か見た時に、とにかくバッティングも守備も足も、ちょっと抜けてるな!って思っていただけに、今キャンプでのアピールは嬉しい限り。
ただ、外野手争いは熾烈だし、同じタイプに松原、重信といるので、彼ら以上の結果を残さないと難しいポジションではある。
ただ、彼らが隙を見せた時には、その代わりの筆頭として出てくる可能性を秘めているだけに、一日も早い、支配下登録を期待したくなります。


そのほかにも、伊藤投手、横川投手、そして何より投手陣では注目度ナンバー1の平内投手と、投手だけでも「ひょっとして新人王ねらえる?」という若武者もいて、さらには岡本世代のチーム内での”鼻息プンプン”の熱気が伝わってくるキャンプで、非常に見どころが多いですね。
週刊ジャイアンツで原監督が北村に期待していると言っていたように、キャンプでは個人的に指導する場面も数多く見られます。
日本シリーズのことは言いたくありませんが、パワー不足を感じているからこそ、チーム内でパワーヒッターを育てようという気持ちが強いことが伝わりますし、フリーバッティングで投手の位置を少し前目にしていることからも、速い球に対してのタイミングの取り方を工夫して練習していることや、パワーも大事だけどスイングスピードを上げようとしているところなど、既に視野はソフトバンクというよりも、パ・リーグに対しての対策も行っているのだなと感じ場面が見られました。


火曜からは練習試合も多く組まれ、実戦形式の練習が増えてくることになりますが、S班と合流し、ここまでイケイケできた若い選手と主力組、ベテラン組が合わさることで、特に若い選手が何を吸収して、どう成長するのか、その中で誰が結果を残して、開幕1軍を手にすることになるのか、ドキドキが止まらなくなりますね。

 

ってことで、キャンプの話はこの辺にして、コーチの話を…


アンチ色の強いメディアには桑田コーチが入ることによる、チーム内の内紛を演出したいようですが・・・一見するとタイプの違う宮本コーチと桑田コーチですから、そういう図式にしたいんでしょうね。
私の私見は全く違ってて、両コーチに共通しているのは、「対話を重視」しているということ。当然、それはコーチ同士にも言えることで、互いが別な方向を向いて指導をするなんて考えられません。
あくまでも私の予想ですけど、宮本コーチはチーフですから、全体を見ながらバランスを取り、コーチやトレーナーとの橋渡しをしつつ、冷静に状態を見極め、選手の状態を把握する立場。
桑田コーチは選手を詳しく知りませんから、まずは各選手と会話をし、自分の理論を押し付けるのではなく、選手が納得して練習に励めるように時間をかけて成長を促す感じ。
そして今年から1軍のコーチとして昇格した杉内コーチは、もっとも現役に近い立場として、そして晩年は故障に苦しんだ経験から、いかに現代野球に対応するべきか最短距離を教えてくれる存在なのだと思ってます。
そこに、現段階で最大のお手本である菅野が残留という形でチームに残り、自分自身がさらに成長することを模索しつつ、若い投手にもアドバイスを惜しまない姿があるわけで、彼らがしっかりと会話し、同じ方向を向いているならば、チームの投手陣にとって、マイナス面は何一つないと期待しています


桑田コーチの先発投手は135球で完投を!発言も、揶揄するメディアにとっては格好のネタなんでしょうけど、投手全員に求めているわけではありませんし、全試合でそれをやれと言ってるわけでもないし、何よりプロとアマでは違うという事を前提にしているわけで、報道やOBの発言などに惑わされないように、理解しないといけません。


勉強熱心で東大では論文も書いてますし、将来を見据えた長いスパンで選手の成長を考えているところと、自身がケガで苦労したり、周りから批判されつつも色んなことを試して得た知識など、根性論とはもっとも遠いところで、科学的に野球を捉えているところもありながら、現役時代は誰よりも練習することで頂点に上り詰めた経験を持っていますから、それを否定できる人はチーム内にはいませんし、桑田コーチ自身もチームに内紛をもたらせようなんて、コレっぽちも思ってないでしょうから、何も心配していません。


チーフコーチ補佐ですから、シーズンが始まれば、2軍、3軍を含めて、全体を巡回しながら若い投手を育てることに注力するのかもしれませんが、個人的には選手を指導するよりも、これまでの研究を生かして、まずはグッさんをはじめとした若いコーチを育てて欲しいですね。当然、その影響は桑田(と上原)に育ててもらったと言ってもいい阿部2軍監督にも影響してくるでしょうから、2軍の雰囲気がまた変わることも期待したいです。


135球完投論ばかりが先走って、結果的に投手の数人が故障したり、雰囲気が悪くなれば、叩かれても止む無しだと思いますが、それは桑田コーチ自身が一番わかっているでしょうし、独裁コーチじゃないわけですから、あり得ないと思っています。

 

幸いにも色んな事情の中で、菅野が残留してくれたシーズンを迎えますが、もともといない前提で投手陣の底上げはチームとしても大きな課題だったわけですから、今年いきなり飛躍するということではなく、来季、さ来季を見据えた投手王国の建立にどれだけ貢献してくれるのか、そこに注目したいと思います

(同時にビエイラ、デラロサメルセデスといった外国人投手にどんなアドバイスを送るのか、これからが楽しみです)

 

追記
キャンプ中継もすべて録画(他球団のも)して見てまして、仕事の関係からリアルタイムで見れる日は限られているのですが、Gファンの飲み仲間から「Twitterの掲載が少ない!」って文句来ました(笑)
(だったら、自分で投稿しろよって(笑x2))
数十件送っても取り上げられるのは1件くらい・・・ってことがザラなので、ま、辛抱強く見ていただいて、たまに「ジャイアンツ愛のみんぐ」って文字を見たら、「あ~今、見てるんだな」って思ってもらえれば幸いです
練習試合が増えると、恐らく投稿を掲載することは番組の構成上無くなると思うので、厳しいとは思いますが…

 

追記x2
阪神ファンの中で、山本の評価が日に日に大きくなってますね
ちゃんと結果を出して、評価されているのは嬉しいことですし、何よりも巨人を巣立って他球団で花を開いてくれることは、ファンとして何よりも嬉しいですので、このまま頑張ってレギュラーの座を掴んで欲しいなと思います。
(それは他の選手に対しても、同様の気持ちです)

 

管理人:みんぐ
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