ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛 番外」秋広張り切ってるなぁ~ケガだけはしないでおくれ


つい先日、卒業式を終えたばかりの高校生は思えない
線の細さは感じるけど、じゃあ、ひょろひょろか?と言われたら
太ももや腰回り、肩は他の選手に比べて
決して劣っているわけではない
(身長が大きいから細く見えるけど)


投手出身から来る配球の読みや身体の柔らかさ
大きな身体ながら足の速さも兼ね添える回転力とバネ


こりゃ確かに原監督が使いたくなるのはわかるわ・・・


ケガをするか、圧倒的な力の無さでも感じない限りは
手元において、1軍のレベルの中で成長する様を
見たくなる気持ちはスゴくよくわかる

高校時代、野手として非凡な成績を残した大田や岡本であっても

最初は2軍スタートだったことを考えても

秋広のこの使われ方と、結果の出し方が普通ではないのは一目瞭然


普通なら2年は身体づくりと木製バットへの慣れとプロレベルの投手の球に目を慣らすところから始めるところ、いきなり階段を3段くらい上がっちゃってるわけですからね


今日のマルチは、まさにアピールとしては素晴らしいものがあったし、何より凡退の内容も良いから、落とす理由が見つからないのも確か


今日の日ハム戦も、秋広が出て、代走増田の盗塁から、吉川、若林の2本のフライで1点を取るあたりは、ゲーム終盤でどうしても追加点が欲しい場面のシミュレーションとしては、ヒット1本で点が入るわけですから、ある意味、理想的といっていい。
(もちろん、ヒット連打で取るに越したことはありませんが、こういう渋い取り方の方が相手へのダメージも大きい)


と、ベタ褒めしてきましたが、彼を起用するためにファーストで使うというのは、将来のことを考えると厳しいかな。
確かにあの身長でファーストを守れば、野手の暴投を防ぐ効果はあるけれど、足も速いので、外野手なら塀際の打球を捕球できる。何より、あくまでも個人的には入団後さらに伸びたという202cmからのピッチングも見てみたい。投手としての評価はそれほど高くなく、それがドラフト下位で取れた原因であることは確かで、そして入団後に野手として非凡なところを見せているわけだから、巨人スカウトの目利きが良かったということにはなるんだけど、あのセンスと野球脳を見ていると、投手としてもひと花咲かせられそうな気がするだけに、もったいな気がしているのと、投手が打席に立つセ・リーグだからこそ、その可能性も残して欲しかったという悔いも残る。

(特に桑田コーチが入ったシーズンだからと期待してしまう自分もいる)
ま、去年の増田みたいに、シーズンのどこかで投げることもあるかもしれないけど(汗)


あとはまだ、木製バットでプロの球を上げる技術という点では、まだまだ圧倒的に経験不足だし、フリーではとんでもない飛距離を出したとしても、1軍レベルの変化球を意識しながらのバッティングでは、まだまだパワー不足。
18歳の選手にそれを弱点だなんていうつもりは毛頭ないので、実戦経験を積みながら、身体を太くしてゆくという難しい作業になるけれど(普通は痩せてゆくし)、今は毎日が充実しているだろうから、原監督が言うように「鉄は熱いうちに打て」じゃないが、何でも吸収できてしまうスポンジのような今の時期に、自分のストロングポイントと弱点をしっかり把握して、成長してゆくところを見せて欲しいなと思う。
くれぐれも、無理をして故障し、数か月、数年を無駄にしてしまうことだけは避けて欲しいし、コーチ、トレーナーはしっかりと目配りをお願いしたいところ。


他球団に目を向ければ、阪神の佐藤は巨人が欲しがった選手だし、やっぱりいい素材。
阪神ファンの飲み友達が「今年は優勝しか考えられない」って鼻息が荒いけれど(笑)、そういう希望の星になるだけのオーラは出ていると思う。すべてのルーキーが経験するように、徹底的に研究されてウィークポイントをつかれまくって、壁に当たることはあるだろうけど、それを糧にしそうな雰囲気は十分ある
逃した魚は大きい気もするし、年齢の違う秋広と比べるファン同士の言い争いを目にすると、ちょっと違う気もするが、どちらもこの先球団を背負ってゆく選手になる期待をファンが抱いているという意味では共通しているので、この時期だからこそのポジり合いは楽しい限り


若手にチャンスが与えられるのも残りわずか、開幕2週間前くらいからはさらに主力とベテランの出場機会が増え、徐々に開幕モードになってゆく。
外国人野手の入国の遅れから、例年よりも開幕1軍に名を連ねられる日本人選手は多いことで、今年は格好のアピールチャンスとなっていることもあり、そこで切符を手にできるかどうかは、ここからの働きにかかっている。
一流選手になるには、普段の努力はもちろん、運の要素も必要なわけで、そういう今年ならではの「持っている男」が何人出てくるのか、まだまだ楽しみは尽きない

 


管理人:みんぐ
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