ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」3/31 巨 3-5 中日 → 今季初黒星、先発が2回持たないんじゃしゃーない


対 中日 0勝1敗1分 バンテリンナゴヤドーム

勝利投手:鈴 木 3試合 1勝 0敗 0S
セーブ :祖父江 4試合 0勝 0敗 2S
敗戦投手:井 納 1試合 0勝 1敗 0S
・投手リレー
巨人:井納→高木→桜井→ビエイラ→田中豊 捕手:大城→炭谷
中日:勝野→藤嶋→鈴木→谷元→福→祖父江 捕手:木下拓
本塁打
巨人:ウィーラー1号(一回2ラン)
中日:
TBSチャンネル1 にて観戦 解説:彦野利勝 実況:江田亮(CBC)
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バンテリンドームで行われた中日ドラゴンズとの2回戦。3対5で敗れ、今季初黒星を喫した
(https://www.giants.jp/G/result/202103311index.html)
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井納が中日の打者と相性が良くないことは知っていたが、相性以前にキレもコントロールもイマイチ。開幕前にゴタついたこともあり、まだ調整がうまくいっていない感じ。
もともと7回を1失点で!みたいなハードルは設けていないが、スタミナはある投手だと思っていたので、出来れば7回3失点くらいでゲームを作ってくれれば・・・と思っていたのだが、大きく期待を下回り、1回0/3という悲しい結果に(涙)


結果的に、中継ぎをつぎ込むことになり(それは中日側も同じだが)、延長なしの9回までにも関わらず、巨人は5投手(9回裏があったら6投手になっていただろう)、そして中日は6投手という継投合戦になってしまった


決勝打となる根尾に初球甘く投げてしまった高木京は責められない、ピンチに強いとはいえ、どこまで準備出来ていたかわからないから。単純に結果だけ見れば、桜井の方が内容は良かったので、ロングリリーフを考えるのであれば、桜井からの方が・・・と思いたくもなるが、それはさすがに結果論すぎるか


むしろ問題視しなければいけないのは、4回以降1安打しか打てなかった打線の方
中継ぎの出来が良い中日ということを差し引いても、何とか同点に持ち込む、もしくはその糸口を作ることくらいはしなければいけなかったのに、相手の術中にハマるバッティングを見せてしまったこと。
良かったのは重信にヒットが出たことと、ウィーラーのセカンドゴロが彼の全力疾走のおかげで、ギリギリアウトというのを見せたところくらい。ウィーラーの走塁はイイですね、ウィーラーだからといって阿部がちょっとでも緩慢な守備をしていたら、それこそセーフになっていたかもしれない。
あの姿勢は特に中堅、若手には見習ってもらいたい


今日のプロ野球ニュースDeNAの新人 牧は非常に野球脳が良いと高木豊氏が褒めていたが、それは先日の巨人戦で私も感じた。まだ、相手のデータも頭に入っていない中で、自分と戦うのではなく、相手投手、相手キャッチャーとしっかり戦っている感じ。単に球種やコースに山を張るというよりも、場面場面や前の打席での配球を踏まえて、総合的に相手の攻めを意識しながら自分はどうするか?ということが出来ている。
これから攻め方を変えられたり、疲労で思うように身体が使えなくなってくれば、今のような形は作れなくなるかもしれないが、大崩れはしないのではないかと思えるような柔軟性(身体も頭も)のあるバッティングをしているなぁ~と感心して見ていた。


一方で苦しんでいた巨人打線は、あくまでも自分のバッティングをすることだけを考え、相手との頭脳戦や自分に出来ることを見失っていたような気がする。
昨日のエース大野との戦いでは仕方ない部分もあるが、ひっかけて内野ゴロを打う吉川や松原を見ていると、ボールの内側を叩くことを意識して、最悪サードゴロでも足で内野安打を勝ち取るという意識を少しでも持っていたか?と言われると疑問が残る。
原監督はボールを強く叩くことを今シーズンは徹底させているようで、それはそれで間違っていないけれど、あくまでも理想であって、ゲームの状況やカウントなど刻々と変わる流れの中で、柔軟に対応できる応用力が今の若手には欠けているのではないかと、改めて思うゲームだった


対戦が増えて、パターンが見えてくれば、データも溜まるし、ある程度対処できるようになってくると思うが、めったに対戦の無い交流戦や、それこそ日本シリーズのように戦い方をガラっと変えてくるような短期決戦で強いチームにするためには、むしろ対戦が少なく、データが揃わない開幕当初にどういう戦い方をして、初見相手に強い戦い方をするかが大事だと思っているので、ちょっとガッカリした部分はある。
自分のバッティングをあくまでも貫くスタイルは重要だけど、それだけでは相手の術中にハマるし、どの選手もそれなりに経験値は積んでいるわけだから、そういう点でチームとしての方針、指示にプラスして自分の思考力を打席の中、守備においても発揮できるようなチーム作りをこれからしていって欲しいところ。


ヒットこそ無かったけれど、キャプテンはそういう意識を持っていて、さらに技術力があるから出来ているなぁ~と打席を見ていても感じる。
(凡打も打たされたのではなく、打ち損じという感じ)


逆に丸は考えすぎて、予想が外れた時に対処しきれてないし、若大将は自分のスイングを意識しすぎて術中にハマっている。


ま、そんなことは本人もコーチもわかっているだろうから、これから試合を重ねてゆく中で、イメージと身体をすり合わせてゆくことでしょう。


何度も言っているように今シーズンは引き分けが多いシーズンになるので、勝率が同じでも負け数が多い・・・という形だけは作りたくない。それと、例年ならオールスターくらいまでは5割でイイって言っているけれど、オリンピックも控え、9回までというルールの中での戦いでは、5割ではなく、6連戦を3勝2敗1分けか、出来れば6勝4敗というカードを重ねてゆきたい。
(別に大型連勝は必要ない、いや、あってもいいけど(笑))

普通に考えたら、9回までなので中継ぎは楽なんじゃないかと思うところ、どのチームも仕掛けが早くなってくると思うので、だからこそ、先発投手は最低7回、出来れば6連戦で2人くらい完投できる投手がいて、中継ぎをどれだけ休ませられるかが重要になってきそうな気がする。


逆に先発の頭数は足りないが、中継ぎは豊富というチームなら、先発を5人で回し、その代わり5回までしか投げさせなくて、中継ぎフル回転、って戦い方だって今シーズンに関してはアリかもしれない。菅野を一回飛ばすところで、誰をあてがうかはわからないが(投げさせたい投手はそれなりにいるけど)、まだ開幕5戦で探りながらの戦いの中で、特別ルールにいち早く順応したチームが前半は走りそうな気がしているだけに、宮本、桑田、杉内コーチの決断は重要になる。

 

さて、明日は高橋
彼は長いイニングを投げるタイプではないし、球数も多くなってしまいがちだが、出来れば7回くらいまでは頑張ってゲームを作って欲しいなと思う。
とにかく左腕が足りていないので、このチャンスをモノにして、ローテを手に入れて欲しい。

 

管理人:みんぐ
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