ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」5/7 巨 4-6 ヤクルト → 今日は負けちゃいかんゲームでしょ?

対 ヤクルト 3勝2敗1分 東京ドーム

勝利投手:金久保 5試合 3勝 0敗 0S
セーブ :石 山 15試合 0勝 1敗 9S
敗戦投手:中 川 17試合 2勝 2敗 0S
・投手リレー
巨人:菅野→野上→中川→桜井→大江→井納 捕手:大城v炭谷
ヤクルト:スアレス→梅野→金久保→マクガフ→石山 捕手:中村
本塁打
巨人:坂本6号(一回ソロ)、ウィーラー5号(一回ソロ)、坂本7号(八回ソロ)
ヤクルト:塩見4号(八回ソロ)、サンタナ4号(九回ソロ)
日テレG+ にて観戦 解説:野村謙二郎 実況:町田浩徳
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202105071index.html)
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ツッコミどころ満載すぎて、一度、頭を冷やさないと何を言い出すかわからないので
一晩明けて、再度試合を見直してからのレポート


普通に考えれば、序盤に3点リード、投げてるのはエース。
終わってみればだけど、阪神も炎上で負けてるわけで、
何事もなく、勝利して終わってなきゃいけないゲームだったのに、逆転負けを喫したってことで、ダメージも大きいし、やってはいけなかった敗戦だった。
先発の菅野は、生で見ている時は何も違和感を感じることもなく、課題の立ち上がりもスムースに行った。球速が思いのほかでないのも、変化球が多いのも長く投げるために、ギアを下げていたのだと思っていたが、右ひじの違和感で降板したということを前提で見てみると、確かにところどころ表情を曇らせるところや、投げ終わった後に腕をダラんとするこもあり、言われてみれば違うか?という感じ。


来週末の阪神との東京ドーム3連戦が、交流戦前の山になるため、本来であれば菅野、戸郷、今村で勝ち越しを目指したかったところだが、ちょっと暗雲が立ち込めた。
違和感という事は大事になる前に処置したという事なのだろうが、以前にも右ひじをやっていることもあり、長引くとか場合によっては手術とかになるのであれば、チームにとっては大きいし、菅野本人にとっても今後の選手寿命に大きくかかわってきそうで、かなり心配。
(今シーズン成績が大きく振るわないとはいえ、2完投しているので開幕当初からおかしかったとは思えないが・・・)


後を受けた野上は5回だけはリキみすぎてバランスを崩していたけれど、以降はさすがでした。
個人的に「なんで?」を感じたのは、もともと先発適正のある野上、しかも休養は十分のはずなので、3イニングとかではなく、5回以降最後まで投げさせるつもりで何故起用しなかったのか?
前日、そしてこの試合の翌日と休みがあり、日程的にはゆるいながら、中川はそれなりの疲労もあったろうし、鍵谷も使いにくい。リードは僅かながらも7回までゆけば何とかなるだろうと思っていたのかもしれないが、私がコーチなら野上に最後まで投げてもらうつもりでマウンドに上がってもらっていた。
特に菅野が故障で、次回登板が見えない状況では、来週の同じ日に野上を先発起用するということも同時に頭に浮かぶはずで、体調面の考慮よりも少しでも長く投げる方に振り子を振りたい。
デラロサがいて、パターンが形成されているならまだしも、その場その場で臨機応変に行かざるを得ない今の状況では、行けるなら最後まで・・・と考えるほど、2イニング以降の野上が良かっただけに、個人的には悔やむ。


復帰後の勝利を菅野の代わりにという微妙な感じではあったが、野上本人にとってもとにかく1勝したかっただろうし、手に入れかけていただけに、ちょっとかわいそうだったなという感情が強い。


それと・・・この展開で中川を8回というのは、ちょっと型に拘り過ぎなのでは?打順は下位で代打が来ることはわかってはいるものの、右が続くだろう中で行かせるのはちょっと疑問だった。
しかも塩見に打たれた時点で、今日は球が走っていないことはわかったので、点差を考えてもすぐに代えるか、一言かけに行くべき。キャッチャーを炭谷に代えたことで走られてしまったし、8、9回は桜井、大江、井納というこれまでにないリレーも含めて、ベンチの迷走ぶりがうかがえる。
(中川は何故か菅野が登板した日は打たれる・・・変なジンクスがこの数年ついちゃったなぁ(涙))


攻撃面ではキャプテンは完璧でした。スアレスとの相性の良さってのもあるだろうけど、先日、このレポートでも書いた、軸足に体重を乗せて飛ばすバッティングが最近は出来ていない、というのを覆す一昨年同様のスイングで豪快だった
これが今後も続くなら、打球はこれからも上がってゆくでしょう。


原監督はノーアウト満塁で犠牲フライの1点だけというところに不満を感じているようだけど、まぁ半分は同意。ただ、あの流れなら若大将が走者一掃でゲームを決めなきゃいけなかった。

スモークがノーヒットだったことで、批判の的になりそうだけど、それはまだ時期尚早。たった数試合で否定するのなら、これまでの巨人と同じで見切りが早すぎる。
まだ各球団との投手とひと通り対戦していない中で、本人も馴染みきっていないのに批判してはプレッシャーがかかるだけ、相手バッテリーにとっては警戒せざるを得ない存在なのだから、ちゃんと会話してあれでいいんだと伝えないと。
結果を求め始めると打たなくてもいいボールにまで手を出してしまい余計におかしくなってしまうから、余りプレッシャーを与えないようにして自由にさせるのがいいと思う。
(今はコーチよりウィーラーが良いアドバイスをしているんじゃないかと想像するけど)


ただ、左打席の方が雰囲気あるので、相手の左右に合わせてナカジと併用してゆくのはいいと思うので、ベンチで野球を見させる日も作りながら、うまくやりくりして欲しい。


巨人の流れを断ち切ってしまったのが、7回の代走増田からの松原のゲッツーになってしまうが、ここは打球が強すぎた&山田の正面だったという二重のアンラッキーで、その流れが8回に相手に行ってしまうという野球の怖さを感じた場面ではある。増田と松原でゲッツーなんて普通は考えられないし・・・


そういう点で、7回以降、計算通りにゆかないことのオンパレードで終わってみれば負けるべくして負けてしまったという感じではあるが、まだ数は少ないながら、とにかく今シーズンで最ももったいない敗戦だったと思う。阪神がヤクルトを得意にしているだけに、こちらもそれに追随しなければいけないのだが、相手の状態に関わらず、なかなか厳しい試合が多い。まだ何とか勝ち越してはいるけれど、ちょっと疲労の見える今村で(ってか、日曜今村・・・だよな?)落とすようなことがあると、首位の背中を追う以前に、まずはもうちょっと足元を固めようよという感じになるだろう。


梶谷、若林も決して悪いとは言わないが、松原、吉川に代える日をつくる感じで、チーム全体が満遍なく動く試合を作ることも必要ではないかなと思う、
松原、吉川が先発で代打、代走に梶谷、若林が控えているってだけを考えても、かなり層が厚いことがわかる。さらには、ナカジ、亀井というベテランも控えているわけだし


菅野の降板というアクシデントを抱えながら、勝ち切ればまだベンチの空気は悪くなかったと思うけれど、アクシデントの上で逆転負けを味わったというのは、チームにとっても見ているファンにとっても、不安だけがつのる厳しい試合になってしまったのは確か。
何とか日曜は打ちまくって、鬱憤を晴らしてもらいたいなと思います。


(観戦レポートはA43枚にはなろうかという状態ですが、あえて封印しました(笑))

 

管理人:みんぐ
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