ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」5/16 巨 5-6 阪神 → 原監督、それはちょっと違うような気が・・・

阪神 4勝5敗0分 東京ドーム

勝利投手:アルカンタラ 1試合 1勝 0敗 0S
セーブ :スアレス 20試合 1勝 0敗 12S
敗戦投手:平 内 3試合 0勝 1敗 0S
・投手リレー
巨人:今村→平内→戸根→田中豊→野上→鍵谷→中川 捕手:大城→炭谷
阪神:アルカンタラ→岩貞→岩崎→スアレス 捕手:梅野
本塁打
巨人:岡本和9号(二回ソロ)
阪神:陽川2号(四回2ラン)
日テレG+ にて観戦 解説:江川卓 実況:梅澤廉
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Giants Official Web
(https://www.gtasu.com/baseball/giantsgames/index.html)
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試合後の談話、吉川の守備について


「守備はやっぱり攻撃性がないと」


というのは基本的に同意。セカンドを守っている時もそうですが、とにかく吉川の守備の課題は送球。自信がないからどうしてもワンテンポ遅れる。今日のはスモークだからと緩い送球をしたと言われてますが、私としては何とか取れる範囲内に投げようとして、捕球後にワンクッション置いたことが結果的に送球のリズムを崩してしまったように思えます。


かつて魔送球でミスの多かった坂本が原監督の口利きで宮本慎也に弟子入りして、よくなった経緯がありますが、だからこそ吉川にはキャンプでS班に入れてもらった時に、坂本からしっかり伝授されていると期待していたのですが…今のところ残念な感じです。
ただ、4回のあの場面は、スモークも取れないまでもせめてグラブに当てて、下に落とすくらいのことはして欲しかった。後ろにさえそらさなければ、あの失点は無かったわけで、取ってもセーフになったのなら吉川の送球のせいではあるけれど、半分はスモークにも責任がある。


ま、他にも消極的な守備があったので、懲罰交代のような形になったのだと思うが、攻撃性や積極性を求めるのであれば、あそこは交代ではなく、次のプレーで取り返せ!というような前向きな言葉をかけるべきだったと思う
ミスをして交代させられたら、次もまたミスをしたら・・・とネガティブな感情になりやすい。
少年野球を教えている立場から言わせてもらっても、今の若い子は私たちの世代のように緊張するという事が余り無い反面、怒られると委縮する傾向にあります。
本人も守備のミスは次のプレーで!いやバッティングで取り返す!って気持ちになっていたかもしれないところで、挽回のチャンスが与えられないとモチベーションは下がる

良いプレーは思いっきり褒めて、ミスした時は回避のためのヒントだけ与える。

次もミスしないようにと消極的になるよりも、「もっと褒めて欲しい!」という感情の方が、より体と心を突き動かすものだから、今日の交代と試合後のコメントは逆効果にならないか心配です。
むろん勝負の世界だから、今日の吉川よりも戦力になると判断したのなら仕方ないことですが、今日の1敗より次の2勝と考えるなら、交代はもったいない気がした。

 

同様に、今村が3イニングで降板したのは空気を変えるということでしたが、今シーズンローテを守り、打たれながらも粘り強くなげる精神的な成長が見られる今村を、去年までように責任回数に満たないところで代えてしまうと、また去年までの今村に戻ってしまうのではないだろうか?
例え続投して失点したとしても、苦しいながら最低でも5回を任せてもらうことで、打たれてもその後をしっかり抑えようという気持ちになるところ、ここで1点でも取られたら交代させられる!という負の感情の方が強くなってしまうだろう。
前日、サンチェスを4回で交代させるそぶりを見せながら続投させたのに、今日は今村を3回でアッサリ代える。
これが最初から3回までの予定で、平内も4回から投げる前提で準備していたのなら理解は出来るが、そういう雰囲気ではなかったし、TV越しで見る限り思い付き感が強い。


今日は長嶋終身名誉監督が来ていたので、何としても勝ちたいと、早く動きすぎたような気がします。


Goingで赤星氏が今後の巨人のキーマンは丸だと言ってましたが、そこも同意
昨日の試合も今日の試合も丸が出れば得点に絡んでます。1、2番が好調なだけに丸が繋げるか、止めるかでゲームの空気はガラっと変わる。キャプテンが帰ってくれば、2番坂本、3番ウィーラーという形が作れるけれど、今は丸の代わりに3番を担える選手がいないとばかりに、そこは固執してますね。若手は早めに交代させるが、丸に関しては「鳴くまで待とうほととぎす」という感じで、かえってそれがプレッシャーになっている感じ。


じゃあ、3番は誰にするんだ?ってことになるので、それならいっそのこと1番とかはどうだろう。
もともと丸は足早いし、1番なら余計なことを考えずに出塁だけに集中できる、四球で出塁することも多い選手だから、それだけでも十分役目を果たしたことになるし、下位打線から回ってきたときは相手も嫌だろう。現に今も出塁率は決して悪くない。
一発長打のある中距離ヒッターだからクリーンアップに置いておきたい気持ちはわかるが、ここまで状態が変わらないと、何か意識改革か打撃改造でもしない限り苦しい気がする。カープ3連覇の頃の丸とは考え方も身体も変わっているだろうから、その時、その時に合わせたプレースタイルにシフトチェンジすることは決しておかしなことではない。
評論家は「そうはいってもシーズン通してみれば、それなりの数字を残すでしょ」って言うし、恐らく暑くなってくるころには打ちまくるようになるかもしれないけれど、今はチーム事情的に復調をのんびり待っていられる状況では無いので、個人的には変化を求めたい。


一方で若大将は良くなってきました。確か150km/h以上の球を打つ打率だと、リーグ5位くらいだったかな?(どこで見たかは忘れた(笑))今日もアルカンタラのストレートをしっかりセンターにはじき返した。村上が11本を打ったので、また首位まで2本差のままではあるけれど、ホームラン、打点とも4番らしい数字になってきたので、ここからさらにエンジンがかかるでしょう。


実際、初物に弱いと言われながら、今日も5得点しました(梅野のミスにも助けられたけど)。吉川のミスによる失点、準備万端だったか?と疑わしい平内が打たれた2ランが無ければ、勝利してもおかしくなかったわけで、ゲームをトータルしてみれば決して悪くなかった


原監督の采配で勝利したゲームは多いけれど、今日に関しては個人的に???な采配が多かっただけに、もったいないゲームだったなと思う。

(もちろん異論はあるでしょう)
(とはいえ、平内が良いピッチングをし、勝利投手にでもなっていれば吉川のミスもここまで言われることもなく、交代は英断だったと言われるのだろうから、紙一重だと思うけれど)


まぁ負けてしまったものは仕方ない。一番やってはいけないのは3連敗だったので、結果的に4.5ゲーム差というギリギリのところで留まったと考えるべき阪神との直接対決はこれで一か月は無いので、ここから少しずつでもいいから何とか差を詰めて、次の対決ではやり返せるようにチームを整えてゆくだけ。課題は多いけれど、1つずつクリアしてゆこう。

 

追記
「今日の勝利は誰にも渡サンデー」という恥ずかしいダジャレだけ紹介してもらった・・・10個以上投稿したんだけどな(涙)

 

再追記

阪神ファンからよく「岡本を調子に乗せすぎ!」ってツッコまれるけど、こちらからすると「近本にやられすぎ!」って言いたくなるのでお互い様かなと。

去年もよく打たれたけど、今日もやられすぎだわ…なんか対策練らないと


管理人:みんぐ
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