ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」9/19 巨 8-1 阪神 → 3つの厄払い終了!ここから流れを変えたい!

阪神 9勝9敗1分 甲子園

勝利投手:菅 野 14試合 5勝 6敗 0S
セーブ :
敗戦投手:ガンケル 16試合 7勝 3敗 0S

・投手リレー
巨人:菅野→中川→桜井 捕手:大城→小林
阪神:ガンケル→浜地→岩貞→馬場→齋藤 捕手:梅野→坂本→原口

本塁打
巨人:吉川5号(二回3ラン)、坂本17号(二回2ラン)、ウィーラー12号(七回ソロ)
阪神

DAZN & SkyA にて観戦 解説:掛布雅之 実況:寺西裕一
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202109181index.html)
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思えば、9月の重たい空気は数日前の記事にも書いた通り


1)9月3~5日の甲子園での阪神戦で敗れた
2)そこから連敗街道を走る
3)さらに、お得意さんとしていたはずだった DeNAに連敗


が原因だったわけで、

2)は前回、エースが止めた。3)も戸郷に止めてもらいたかったけど、でも何とか止めた。
残るは1)の甲子園で阪神に勝つ!ということだったわけで、
昨日の記事にも「甲子園の借りは、甲子園でしか返せない」と書きました。


チームの置かれた状況も、今日負けたら4.5差となり、残り試合を考えても自力で差を詰めるのが難しくなるだけに、絶対に負けられない試合でした。


結論から言うと、菅野が勝利して、甲子園での敗戦の禊を済ませただけでなく、しばらく見なかった1イニング7得点という形を作ったってことで、4.5差を覚悟するところ、逆に2.5差に詰めたというのは本当に大きな勝利になった。
ってことで、試合を振り返ると


立ち上がりの菅野は、やはりというか、いつも通りというか、若干、探りながらのピッチング。
苦手近本にいきなり2ベースを打たれ、中野の送りバントと早々にピンチを迎えた。ここで前進守備を敷いて1点もやらない守備体系を作るが、個人的にはそれが逆にプレッシャーとなり、糸原に早々にタイムリーを打たれてしまったと思う。
何とか1点で凌いだからいいが、この守備体系だけを見ても、ここのところ先発が試合を作れない、ビハインドからスタートするというのを嫌がっているのが見て取れ、そもそもチームとして余裕が無いという見えないプレッシャーをナインに与えてしまったのではないかと思う。


6~7回、3失点がQSだとしたら、1失点は諦めてもいい場面だが、3失点では取り返せないかもしれないという不安が、この守備体系を選択させたのだろう。


とはいえ、実は阪神打線も同じ悩みを抱えていて、5点以上取った試合は9/8のヤクルト戦以降無い。
その両者の打線に対する不安が、1回裏の巨人の守りと、2回表の阪神の守りに表れたと言えるのではないだろうか?。
結果としては、先に先取点を取り、優位に試合を進めるはずだった阪神が、巨人と同じく前進守備を取り、それが裏目に出たというのが、今日の試合を決定づけることになる。
同点まではOKという陣形を取っていたら、この1イニング、巨人は1点しか取れなかった可能性はあるし、糸原、中野がグラブに当てながら・・・という守備を見ると、まだ吉川、坂本の二遊間の方が上なので、その差も出たかなと思う。


多くの解説者、阪神ファン、そして巨人ファンが思うように、1失点を恐れるがゆえに、大量失点に繋がった場面という事で、序盤の攻防が勝敗を分けたと思う。


吉川の3ラン、そしてそこで終わらず、絶好調 坂本のホームランで大量得点を取ったことで、立ち上がりが不安だった菅野は本人も「ノーストレス」というように、2~3点までの失点はOKだと思えるようになり、余裕を持てたし、阪神サイドはランナーが出ても足でかき回すとか、送るといった小技を使えずに、フリーで打たせるしか作戦が取れなくなった。


プロ野球ニュースで、今日の菅野はストレートがシュート回転していると言っていたが、それは、ここ数試合に共通して出ている症状で、それをフォローするために、カットボールを使ったり、フォークを多投したりしている。
この試合で助かったのは、左バッターに対してストレートがシュート回転するのはマズいことだが、幸いにも阪神打線で一発を警戒しなければいけない打者が右バッターが多いという事だったと思う。
右バッターにとっては食い込んでくる形になるので、それを逆に利用しつつ、今日はフォークを多投し、相手バッターを翻弄。その辺のやりくりは、本来、小林がうまいのだが、今日は大城が菅野と会話していたのだろう、その日の投球のクセをうまく利用したのではないかと思う。


3回以降は膠着した展開となるが、原監督が直接指導したというウィーラーが久しぶりにスタンドに放り込み、菅野も7回を投げ切った時点で、ほぼゲームは決まった。
巨人ファンにとっては、前回の6-0から追いつかれたトラウマがよみがえる点差ではあったが、さすがに同じ轍は踏まないと、今日は坂本には頑張ってもらい、守備に穴を作るようなことはなく、最終回が桜井だったのは予想外だったが、ピッチング内容的には完璧だったので、そのタクトも今日はハマったということだろう。


贅沢を言うなら、9回表に再度チャンスを作ったところで、八百板に良い結果がでたら最高の終わり方だったけど、そこはまぁ次の宿題という事で・・・・


さて、冒頭に書いた、甲子園での借りは返せたわけで、残り6試合の阪神との対決はホームで出来る。
これまで、何度も勝つたびに「これをきっかけに!」と書き続けてきたけれど、そろそろ本気できっかけにしてもらわないと困る。坂本が手が付けられない状態なのに対して、岡本がまだ若干もがいているけれど、明日一日空くことで、身体よりも脳を切り替えてくれることが出来ることを期待したい。


気になる丸だけど、初回こそヒットを打ったけど、あれは守備陣形の関係で、引っ張りで抜けやすかっただけで、普通ならダメでしょう、さらに続く打席も全く合ってないので、まだトンネルは抜けそうにありません。
ただ、前回からスイングのドタバタは無くなりつつある気がするので、あとは打てるボールと打てないボールの見極めが出来るようになれば、上向いてくる可能性はあるかな?というのは感じました。


何にしても、日曜の勝利、特に強敵相手の勝利は格別なので、スポーツニュースのハシゴは楽しかったですし、ビールも上手かった。明日一日はその余韻に浸りつつ、週刊ジャイアンツを見て、火曜日に備えることが出来ます。
最悪でも勝ち越し!と言っていた週末のAクラス決戦ですが、1勝1敗1分、その1勝が首位チーム相手だったので、良かったと思います。


ここからは、各チームの状態良い投手、エースクラスの投手とどれだけ当たるのかがキーになりそうな気がします。
中でも中日の大野、柳、DeNAの今永、カーブ森下、ヤクルト奥川。他にもいますが、これらの投手と当たる数の多いチームがしんどくなるってことで、自身のローテの編成も大事ですが、相手のローテを見ながら作戦を立てることが必要になってきますね。

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

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