ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」4/24 巨 6-7 中日 → もったいない敗戦だったが…赤星にはいい勉強になった?

対 中日 4勝2敗0分 バンテリンドーム

勝利投手:山 本 6試合 1勝 0敗 0S
セーブ :R.マルティネス 9試合 0勝 1敗 6S
敗戦投手:高 橋 3試合 1勝 1敗 0S

・投手リレー
巨人:赤星→高橋→直江→今村→畠 捕手:小林
中日:福谷→山本→清水→祖父江→ロドリゲス→R.マルティネス 捕手:木下

本塁打
巨人:ウォーカー3号(三回2ラン)
中日:

TBSチャンネル1 にて観戦 解説:吉見一起 実況:西村俊仁
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202204241index.html)
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最初に結果論から言わせてもらうと


序盤で6点取って5点差となった時、相手の継投は勝ちパが出てくることは考えにくいので、攻撃力重視から守備力重視にシフトチェンジ、立岡、松原で外野を固め、中盤以降で1~2点取れたらラッキーくらいにしておけばよかったかもしれない。


一方でこちらは勝ちパを躊躇なくつぎ込める状況だったから、例え点差があろうと、少しでも投手がおかしいと思えば、どんどん良い投手からつぎ込んでゆく、もちろん最後には大勢を待機させて・・・


ってことにはなるけど、デビューからここまでの赤星のピッチング内容を考えれば、最低でも5回までは投げさせたかったし、リードさえしていれば、攻撃力重視モードなら、追加点も取れると考えるのが普通なので、3回裏の時点で両翼を交代させるという判断が出来ないのは無理からぬこと
何よりも、2ランを打った立役者であり、守備の難は織り込み済みで起用しているわけだから、こればかりは仕方ない。


先発の赤星に関しては、まずは独特のバンテリンドームのマウンドとその視界にどう対応するか?ってところが気になっていたのだけど、マウンドとの相性という点では、余りよくなかったかもしれない。
相性という点では球審との相性もイマイチ、四隅を丁寧につくピッチングスタイルなので、ギリギリのところでボール判定となってしまうと、投球のバリエーションにも影響してくる。
(とはいえ、両チームにおいて偏った判定では無かったと思う)


ギリギリは狙えない、マウンドの高さと合わないのか、若干ボールが高い、さらに開幕からローテを守り続け、そろそろ疲労の第一弾がやってくるというのも相まってか、下半身の粘りの無さもボールの高さと球威の減退につながったかもしれない。そこに守備のミスも重なって、多量失点をしてしまった。
さらについでを言うなら、序盤での大量リードってのは投げる側も意外にやりにくいもので、色んな要素の中で難しいピッチングになってしまったのだと思う。


しかし、これは誰もが経験すること、今の赤星にとっては大事な糧となるでしょう。
プロの世界で中6日のローテを続ける難しさや、様々な球場への対応、審判との相性などこの試合だけで学んだことは多かったはず。経験豊富な菅野であっても、GWくらいに1度疲労のピークが来ると過去に言ってましたが、新人の赤星なら尚の事でしょう。疲労は怪我にも繋がりますから、場合によっては一度ローテを飛ばしてもいい、他に投げさせたい投手が何人もいますし。
そのあたりは、トレーナーと桑田コーチ、そして本人がしっかり状態把握をして、会話を重ね、決めるでしょうから、特に心配はしていません。


展開的には序盤にビッグイニングを作ったので、サクっと勝たなければいけないゲームでしたが、そこは中日の意地を見ました。
立浪新体制になってから、もともとの投手力に加えて、攻撃力が格段にアップしましたね、解説者時代にはとにかくバッティングにおいて「トップの位置」に並々ならぬこだわりを持っていた立浪監督ですから、中日の若い野手たちの成長を楽しみにしていましたが、中村ノリコーチの指導と重なって、皆、良いバッティングをしているなと思います。


4回以降の盤石な投手リレーを見てもリードを許してしまうと、簡単に攻略できないのは明らか。
現状ではホーム&アウェイで4勝2敗と勝ち越してはいますが、この先も簡単に勝てるか?と聞かれれば、難しいというのが正直な感想です。


出来れば、この3連戦は大島を眠らせて、吉川のバッティングが火を吹き、首位打者に躍り出てくれることを期待してましたが、なかなか壁は高かったようです。今日のバッティングを見るだけでも、彼のバットコントロールの上手さは相変わらずで、どのコースに投げてもしっかり対応する様は、敵ながらほれぼれします。出来れば、松原に大島の良さを吸収して、彼のようなバッティングスタイルを身につけて欲しいのですが、ベンチからしっかり見て勉強してたかなぁ・・・


それと香月は今日も良い仕事をしましたね、もともと豪快なスイングをする選手でしたが、2年前に大阪桐蔭の先輩である西武の森と自主トレを行ってから、彼のバッティングにフォームに似てきて・・・今季は「ほぼ森(笑)」って言ってもいいくらい。
今のフォームが完全に身につき、選球眼も含めて1軍レベルになれば、攻撃面でかなり期待できるのではないかと思ってます。まだ打球の角度が上がりませんが、あのフォームは線で捉える感じなので、ライナー性の強い打球が飛べばOKでしょう。一日一善は大事ですが、レギュラーを奪取するためには、マルチがどうしても必要なので、次のDeNA戦に期待することにしましょう。


結果的に敗戦となってしまったのは、高橋優の取られた1点が大きかったわけですが、さすがに赤星がこれほど早く降板になるとは思ってなかったので、準備不足は否めなく、またポランコのエラーではない送球の弱さもあったため、若干可哀そうな気はしますが、かといって四球でピンチを作り、またボール先行でリズムが作れなかったのも事実。前回、今季初勝利をした時は中継ぎでも完璧に近い投球だったので、それを期待されて送り出されたわけですから、経験の浅い投手ならいざ知らず、昨年の勝ち頭ですから、先発ローテに再び返り咲くためにも、ここはビシっとお兄ちゃんが赤星のフォローをしてあげなければいけませんでした


その後の今村が完璧だっただけに、今村を先に出して、高橋優はじっくり準備させてから出せばよかった?って後悔が先走ります。


リードしていただけに、残念な敗戦ですが、今週1週間を見てみれば、5勝1敗と十分な成績です
前半の広島との戦いが首位決戦となり、3連勝後の週末カードは今度は中日との首位決戦になるという変わった展開。日曜日に負けたのだけが悔やまれますが、敵地での1敗は想定内ですし、湿りがちだった打線に少し活気が戻ったのは収穫だったと思います。

 


管理人:みんぐ
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