ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」5/13 巨人 5-2 中日 → 戸郷が粘りの5勝目ゲット!からのポランコ&翔タイム

対 中日 5勝2敗0分 東京ドーム

勝利投手:戸 郷 7試合 5勝 2敗 0S
セーブ :大 勢 17試合 1勝 1敗 14S
敗戦投手:清 水 16試合 3勝 1敗 0S

・投手リレー
巨人:戸郷→今村→大勢 捕手:大城
中日:大野雄→清水→山本 捕手:石橋

本塁打
巨人:丸8号(一回ソロ)、中田3号(八回2ラン)
中日:ビシエド3号(六回ソロ)

日テレG+ にて観戦 解説:中畑清 実況:平川健太郎
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202205131index.html)
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まずは岡本の月間MVP受賞おめでとう!

現時点で打点を村上に抜かれているのは、決して岡本の成績が足りていないからではなく、こちらのチーム状態が悪い時に、2試合連続の満塁弾を与えてしまったせいもあるので、そこは責められない、っていうか41試合消化の時点で、29打点ってのも充分スゴイ数字なんで胸を張っていい。


いつもスタートダッシュにつまづいて、エンジンがかかるのに時間がかかることを考えれば、この先はさらに加速してゆくことでしょう。大きなケガをしない身体の強さもある種の才能だし、日ごろの努力の賜物であるので、この受賞をきっかけに、もう一段上のレベルでライバルたちと争う姿を見せて欲しいなと思います。


ここ数年、打撃3部門において、日本人同士の争いが激化していることが全体のレベルアップにつながっていると思うし、日本野球の強さを底上げしている。普通なら、ホームラン、打点の上位5人には外国人選手の名前がチラホラあっておかしくないところ、ウォーカーがかろうじて入ってるくらいだから。村上、牧という他球団の4番とのプライドを賭けた争いが、これからも続くと思うと、野球ファンとしてワクワクします。


一方で投手部門において、大瀬良の成績は素晴らしいけど、贔屓目に見ても大勢一択だと思っていただけに、むしろそっちは軽くショック。敗戦を喫したのも5月だったし、3、4月部門という事で言えば、大勢だったのではないかと・・・


ってことで、今日の試合


大野相手に戸郷がどういうピッチングをするかと、半分は心配しながら見てました。
原監督は期待値の大きさと今後の飛躍もこめて、厳しいコメントを言ってましたし、本人も余り納得いっていないような感じでしたが、7イニングで2失点は成長の証を見せていると思います
次期エースとしてもっと圧倒して欲しい気持ちもわかるけど、年齢を考えてみてください。
彼が高卒で入団せず、大学に進学してプロの世界に入っていたら?っていうイメージと、この年齢でプロで積み重ねてきたキャリアを天秤にかけた時、後者の方が圧倒的に成長している・・・と個人的には思います。


今シーズン、新たな若武者投手たちが、ここまで巨人を引っ張ってましたけど、その若武者たちよりも若いのに、プロのキャリアは長い。なにより入団当初、アーム投げは故障しやすい、って揶揄された批判を覆して、ここまで調子の波はあっても、故障なく投げれていることのスゴさをみんなわかってない。


本来なら、かつて上原、菅野が背負っていた背番号19を今シーズン託されてもおかしくないのは、戸郷だったと思ってますが、それをしなかったのは、19をすっ飛ばして、菅野が去ってからの18番を担って欲しいというチームとしての期待だと考えてますから。


オープン戦で躓いて、ファームに行ったことも今となっては彼の糧にしっかりとなってますし、本人が言う「テーマとしての粘り」という点において、この試合は存分に存在感を発揮していたと思います。
何より、連敗を止めた現エースの勝利の翌日に、次期エース候補として連勝に引き継いだピッチングは見事でした。
課題の球数、イニングもノルマを越えましたし、大野との投げ合いで一歩も引かずに破綻しなかったことは評価してあげてもいいのではないかと。


3点以上を取るのが厳しい今の巨人打線で、久々に5点取りました。
そこには、2本のホームランという東京ドームでの巨人らしい攻撃もありましたが、今後に繋がる内容として、4回の中田の送りバントは大きかったですね。
原監督は中田の献身性と、普段の会話について触れていましたが、本人にとってストレスが無かったか?と言われれば、あったに違いありません
無論、過去には、阿部慎之助、坂本にも送りバントを命じたことがあるチームだけに、中田もそういうことがあることは想定していたでしょうし、普段から練習もしていたでしょう。心の準備だって出来ていたはずですが、その表情にはやはり戸惑いが見え隠れしていました。
そのバントが生きて、大城のセカンドゴロの間に点をとって向かい入れた時も、決して満足感のある表情ではありませんでした・・・ただ、それが次のヒット、そしてチームを助けるホームランへとつながり、スタンドへ吸い込まれてゆく打球を見ながらの、あの吠えた表情に繋がっているとしたら、


多分、中田の中に新たな野球感と喜びに気が付く瞬間だったのでは?って思ってます。


「個人軍ではなく巨人軍」、監督が口を酸っぱくして言ってきた事を、入団して初めて実感したのではないでしょうか?
この試合をきっかけに、中田がどういう表情で、この後、打席に立ち続けるのか、とても楽しみです。


それと、このゲームでは大野と相性の良い廣岡をどのポジション、どの打順で起用するのか注目していましたが、7番セカンドに持ってきましたね。守備に課題をもつ選手ですが、今日のショート中山も含め、この二遊間は呼吸もあってましたし、連係プレーも良かったし、大勢も助けました
まぁ、攻撃面で廣岡は結果を求めすぎて気負っていたところは見受けられましたが、十分に勝利に貢献しました。


さらに中山はバッティングでも一日一善はこなしてますし、守備の動きは非常に良かったです。何より、大野から1打席目にヒットを打ったのは自信になるでしょう。現時点では、ショートを任せるに足る結果を残しているかなと。
吉川もファームで復帰予定ですし、近いうちに坂本、吉川とも帰ってくるでしょう。
それに合わせて、今いる若手野手から2人は押し出されることは確実なわけで、厳しい生き残り争いも残りわずか、中山には何とか歯を食いしばってアピールし続けてもらいたいと期待してます。

(ただし、坂本が通常に復帰してくれば、出場機会は減るでしょう、それは彼にとってマイナスなので、1軍に残りつつ、親子ゲームで数多くの経験をさせて欲しいと願ってます)


それと、ポランコは今ノッてますね、7打席連続安打も内容を見れば、すべてが会心というわけではありませんが、バイオリズムが良い時は運も味方するわけで、7回のタイムリーなんかはランナーがいなければ、ただのショートゴロでしたから、今はやる事が上手く回っているという事でしょう。プロ野球ニュースでも言われてましたが、先日の逆方向のホームラン、それがポランコに取って良い方向にバッティングが変化しているのではないかと思います。
初回の走塁は当たりが良すぎて、さらに根尾の処理がうますぎてアウトになりましたが、普通、フェンス直撃なら躊躇なく2塁へってなりますから、そこは責められないですし、次の同じ打球ではしっかり修正してましたから問題なし。


相変わらず元木ヘッドの走塁指示がブレブレなのは気になりますけど(笑)


9回裏2アウトで同点という場面なら、守備が一瞬乱れた隙をついて、イチかバチかってのはアリだと思いますが、次が岡本だったんで、あそこは無理する場面ではありませんでしたね


今村も中畑氏が言うように闘争心を前面に出し、ワイルドなピッチングをしてました。
あれが続けられるなら、今は左腕セットアッパーとして託せます。問題は四死球を出した後の話なんで、仮にランナーを背負うことになっても、同じように投げられるなら、かつての山口鉄也のような鉄人に僅かでも近づけられるのではないでしょうか?
(乗り越えるべき壁は、まだまだありますが、悪かった時のことを修正出来ているのは良いと思いますし、そこに結果がついてくれば自信に変わってゆきますから)


嫌な連敗を止めたあとの、ホームに戻っての初戦を何とか取れました。
上位4チームが混戦となったセ・リーグです。普通なら初戦取れたんで、あと2つの内、1つ取れればオッケー。と言いたくなるのですが、大型連敗のあとの2連勝ですから何とかそれを勢いに変えて、ホームで3つ取りたいですね。
前回、うまく修正できなかったシューメーカーが、この一週間でどう切り替えたのか、そこは注目したいですし、一夜明けて中田のバッティングに変化が生まれるかどうかも期待したい。


良い勝ち方をした次のゲームですから、それを継続できるように頑張って欲しいです。

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

 

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