ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」5/14 巨人 7-6 中日 → 終わってみればドキドキハラハラの好ゲーム

対 中日 6勝2敗0分 東京ドーム

勝利投手:平 内 12試合 2勝 0敗 0S
セーブ :デラロサ 9試合 0勝 0敗 1S
敗戦投手:祖父江 12試合 1勝 1敗 0S

・投手リレー
巨人:シューメーカー→菊地→平内→今村→鍬原→デラロサ 捕手:大城
中日:高橋宏→清水→祖父江→藤嶋→佐藤 捕手:石橋

本塁打
巨人:中田4号(七回満塁)
中日: 高橋周1号(二回2ラン)

日テレG+ にて観戦 解説:阿波野秀幸 実況:田辺研一郎
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202205141index.html)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


連敗中の頃であれば・・・


相手先発の攻略に苦労して、4回までノーヒット、
こちらは守備の乱れに先発も今一つで早々に先制、中押しもされ、中盤で5点差
勝ちパターンをつぎ込むことも出来ず、鉄壁の中日ブルペンにやられるイメージしか沸かない


という流れでしたが


6回から流れが来ましたね~


とにかく高橋投手が素晴らしかった!ストレートは速く、カット、スプリットがキレッキレだったんで、何を狙うか絞るのも難しく、ちょっと手が出ない感じでした。

(100球を越えても 153km/h出してたんで、身体のスタミナもありそう)
いい投手だなぁ~今日は厳しいなぁと見ていたのですが、やはり高卒2年目、5回を乗り越えてほっとしたのか、ようやくチャンスが巡ってきました。


丸、ウォーカー、ポランコ連打からの岡本四球でノーアウト満塁


個人的には、こっちは大勢を外しているし、ブルペンの厚みで言えば中日の方が上、最低でも1点差、出来れば追いつくところまで行かないと、厳しいのではないかと見ていました。


「ノーアウト満塁は意外と点が入らない」ってのもありますし、中田で点が取れないと、下位打線に入ってゆく。まだ6回では代打攻勢も難しいし、そもそも今の巨人はそれほど代打の層は厚くない
中田、大城のどちらかにタイムリー!って期待してたんですけど・・・


ストレートの球威はまだあるが球が上ずってボールになる、でも、変化球のキレは残っているという高橋投手の状態の中、中田がセカンドフライ・・・大城は3ボールになった状態で、次は当然ストライクが来るだろうという予測はあっているのだが、球種が外れて、結局ボール球を3球振って三振。特にフルカウントは打者不利と言われ、つい振ってしまう気持ちはわかるのだけど、3つの空振りはいずれもボール球。ここに非常にガッカリさせられました


格の違いを見せたのはナカジでしたね、そこまでの状況や攻め方を把握し、しっかり見極めて押し出しの四球。もちろん、ナカジとしても自身の記録がかかってますから、打って結果を出したい気持ちは中田、大城よりも強かったでしょうけど、冷静でした、本当に頼もしい。


続く中山のところで、中京大中京の同級生コンビ、高橋vs中山で最高に盛り上がる!!!!どっちが勝っても、記憶に残る勝負になると思ってたんですけど、残念ながら投手交代。あっさりとピーゴロで仕留められてしまいました。


このイニング、厳しい状況から何とか2点は返したと取るのか、2点しか取れなかったと考えるのかで別れそうですが、私の中では前者でした。もうこんなチャンスは来ないだろうと・・・


ただ、丸を1番、ウォーカー2番に組み替えてからの打線は、次もやってくれました。
1アウトからでしたが、丸、ウォーカーの連打にポランコのタイムリー、ほぼ同じ流れでの岡本。2度目は敬遠となりましたが、ここで満塁で中田という場面。


インコースの厳しいところを突かれたあとのスライダー、バッテリー的にはもう少し外に外したかったのでしょうが、ちょっと中に入りました。中田は当然、インコースの後ですから、外スラで緩急つけてくることは頭に入っていたでしょうけど、それを逃しませんでしたね。
打った直後は左中間を抜けるくらいの打球か?って思ってたんですが、後で見るとしっかり軸足に体重が乗ってました。
札幌ドームではフェンス直撃だったかもしれませんが、東京ドームではあれが入ります


結果は見事な逆転満塁ホームラン


前日の送りバント→ヒットからのホームランに続いて、この試合では満塁でセカンドフライ、からのグランドスラム
本人も興奮していて覚えていないと言ってましたが、その気持ちがわかるくらい価値のある一発でした


日ハムでは4番を打ち、打点王も取り、侍ジャパンにも呼ばれた男が、送りバントを命じられ、目の前で敬遠されるという悔しさを2日連続で力に変えた!姿を見せてもらいました。
昨日の記事で、次の中田のバッティングが楽しみですと書きましたが、見事に期待に応えてくれましたね。


その後の、今村のところは高梨でくるか?って思っていたのですが、現時点での首脳陣の評価は、今村だったのでしょう、そこからの鍬原へのスイッチ、最後はデラロサというのはリードをした場面という事で言えば、規定通り。
大勢がいれば、もう少し締まった終わり方が出来ていたかもしれませんが、デラロサだって巨人のストッパーを努めた投手。ネットでは叩かれてましたが、別にストライクが入らなくてランナーをためたわけでは無く、しっかりと攻めの投球をした上で作ったピンチですから、彼を責めるというより、むしろ中日打線の意地を感じましたし、個人的に中日打線で一番嫌な打者が大島で、今抜けている状態にも関わらず、その代わりをしっかり務めた岡林がスゲーなと思って見ていました


昔のデラなら、ボークを取られたところで、カッとなって球が荒れそうなところですが、表情的に冷静だったのは今日の勝因の一つだったと思いますし、交代させるとしたら桜井になっていたでしょうし、準備もままならない状態だったでしょうから、ピンチを作ったとはいえ、勝利の立役者の一人であったことは間違いありません。


あと、忘れてはならないのが平内


彼もまたピンチを作る事にはなりますが、動じることなく無失点で切り抜けたのは大きかった。その後の逆転劇により、中継ぎで2勝目を手に入れることになりますが、ゲームを壊さなかったという点において、その役割も大きかったと思います


冒頭に書いた通り、先週までの巨人であれば、ゲーム序盤でゲームセットになっていてもおかしくないところ、5点差をひっくり返しての逆転勝利ですから、雰囲気は良くなりました。
週末の東京ドーム3連敗ってのを見ていただけに、まずは勝ち越しを決めれたこと、3連勝で連敗の星を少し戻せたことはとても大きい。


週の前半、後半のカードがいつも同じなので、同じ投手ばかりと対戦しているイメージで、こちらからすると、また大野、柳と当たるカードなのかよぉ~と重い気持ちでしたが、何とか連勝で日曜まで持って来れました。
その柳もまた強敵なんですが、対戦成績という点では、彼にまだ巨人戦で勝ち星はつけていないので、3度目の正直となるのか、2度あることは3度あるになるのか、注目の試合になりそうです。


それと、ポランコの連続安打が途切れましたが、最後のセンターフライもバットの先だったものの、スイングは悪くないので、状態は良いままだと思います。
レフトへの逆方向のホームランからバッティングが変わったと先日書きましたが、この試合でもインコースを攻められても全く動じず、アウトコースを読み切ってレフト線へ打ったタイムリーは本当にお見事でした。
恐らく今、打席では球速よりも10km/hくらい遅く見えるほどアドレナリンが出て、集中できている感じです。
こういう状態は決して長く続くものではありませんが、今はとても充実している状態だと思うので、1打席でも長く続けられるようゲーム前の入りや、練習での取り組みなど、形を崩さないように継続して欲しいですね。


最後に岡本ですが、ヒット、ホームランこそ出てないものの、全日も得点に絡む四球、この試合も2四球と出塁はしています。打率を上げるためには、四球も大事ですし、一番やってはいけないのは結果を欲しがって、打てるはずのないボールに手を出すことなので、派手な活躍こそ無いものの、調子を落としているわけではないのが救いだと思ってます。
村上が2本打って、2冠に黄色信号がともってますが、岡本がいつも爆発するのはここからなので、またすぐに岡本のターンが来て、村上と熾烈な争いを連日してくれるでしょう。
少なくとも、この2試合の中田の活躍により、もう岡本と勝負をさけることは相手も出来なくなったでしょうから、今日のゲームで相手の攻め方が変わってくるだろうという予測のもと、今日は中田ではなく、岡本に注目したいと思います。


追記
今日は直生が無かったので、数多く投稿したものの、掲載して欲しい投稿はスルーで、一言コメントが僅か2つとなってしまいました。
でも、この投稿の通り、球場に来たファンは、腱鞘炎になるくらいタオルを振り回せて、気持ちよく帰宅できたのでは?って思ってます。




管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

 

にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
にほんブログ村