ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」8/11 巨人 6-1 中日 → ついに4番を動かした!二刀流・山崎伊もマルチ!

対 中日 10勝7敗0分 バンテリンドーム

勝利投手:山崎伊 14試合 4勝 3敗 0S
セーブ :
敗戦投手:松 葉 13試合 4勝 4敗 0S

・投手リレー
巨人:山崎伊→高梨→平内→クロール 捕手:大城→小林
中日:松葉→根尾→谷元→福→森 捕手:木下

本塁打
巨人:
中日:

フジテレビONE にて観戦 解説:鈴木孝政 実況:加藤晃
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/G/result/202208111index.html)
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とうとう原監督、元木ヘッドは4番 岡本を外すことを決め、現在、好調の中田を第91代の4番として抜擢。
これまで、どれだけ不調でも4番だけはいじらなかった聖域に近い場所であり、恐らく首脳陣の中でも相当に迷った事だろうし、出来れば4番のまま、この苦難を乗り越えて欲しいと思っていただろう。
そして、それは当の岡本が一番わかっていたことで、だからこそ余計に迷宮から抜けられない苦しさをも味わっていたことと思う。


我々ファンは勝手なもので、一度外して、楽な気持ちで打席に立たせてあげれば・・・なんて軽く言うが、不動の4番が決まらなかったころと違い、ようやく固まった巨人の4番を動かすのは、簡単な決断では無かっただろう。だからこそ、スタメンの発表があった時は多少の驚きはあった。中田の調子が悪ければ、4番岡本を動かすつもりは無く、周りでカバーしようと思っていたはずなのは想像に難くないから、それだけ中田の状態が良かったのだと思う
(前日の勝負を決めたホームランによる勝負強さも決断の後押しになったのは間違いない)


その中田は巨人の4番としての初打席で、いきなり一発回答!


チームに先制点をもたらせて、山崎伊の背中を後押ししました。以降、ヒットは出ませんでしたが、最終打席では四球でポランコの押し出しをサポート。
守備でも6回には山崎伊を助け、攻守に存在感を出しました。期間限定の4番だとは思いますが、少なくても、このゲームにおいては打線に厚みを持たせ、勝利に導く働きをしたと言ってもいいでしょう。


一方で入れ替わるように6番に座った岡本ですが、まだ気楽に・・・という感じにはなれていません。中田とは対照的に、守備でも判断の迷いが出て、ピンチを作ることになってしまいました。監督と岡本の間に、どういった会話が行われたかはわかりませんが、「いいステップにしないと」とコメントしているあたり、あくまでも復調のきっかけとして、気分転換の意味を込めたことは間違いなさそう。明日からは東京ドームに戻ってきますから、そこで自分のバッティングを取り戻してくれるといいのですが・・・・さらなる荒療治なら、ファームでかつての師匠だった二岡2軍監督に教えてもらう手もありますが、それは最後の手段ですね。


このゲームに関して言えば、ヒットが出なかった野手も含めて、先発野手全員が大事な場面で仕事をしたと言えるでしょう、北村の犠打や丸の四球、岡本の四球、石川の故四球だってしっかり点に結びつきました。
マルチ安打を打ったのは吉川と山崎伊の二人ですが、特に山崎伊は素晴らしいですね、得点圏打率.800は脅威ですし、今日のタイムリーを見てもバットコントロールに非凡さがあるのがわかります。フィールディングの上手さから守備のセンスがあるのも一目瞭然ですから、投手として目が出なかったら野手にコンバートさせたいくらい(笑)
(ま、今は投手でしっかり結果を出してますから、そんな心配無用ですけど)
結果的には立浪監督は石川を申告敬遠して山崎伊と勝負の決断をしたわけですが、それをはねのけたわけですから気分爽快でしたし、山崎伊以外の投手なら6回というイニングを考えれば、代打を出されていてもおかしくはありませんでしたので、首脳陣にとっても山崎伊のバッティングには期待を抱かせるものがあったという事でしょう。
(もちろん、ビハインドだったら代打の可能性の方が高くなるので、そこまでのピッチング内容と中田、大城のタイムリーがそれだけ大きかったということですが)


その山崎伊のピッチングの方ですが、こちらも存分にらしさが出てましたね。左右に関係なくストライク先行で変化球のコントロールもしっかり出来ていました。5回までの15個のアウトのうち、12個が内野ゴロなのはその証
前回のピッチングから、自分の持ち味を認識し、それを生かす工夫を日々の練習で重ねているのだとわかります。
以前のレポートでも書きましたが、ストレートの球威やキレは、これから先、上がってゆくだけの状態ですから、さらにレベルアップすれば、より変化球も生きてくるので三振の数も増えてゆくことでしょう。ようやく手にした4勝目。残りの登板数は限られていると思いますが、節目の5勝目を今シーズン中に手にすれば、また一つ大きな自信になります


6回の足へ当てた打球と、球数制限が無ければ、7回までは投げられたかもしれませんが、そこは今は仕方ない。むしろ、6回裏の満塁のピンチを最少失点に抑えたことを自信にして欲しい
(ここも僅差だったら代えられていたかもしれないけど・・・)


後ろを受けた、高梨、平内、クロールが1イニングずつを3人で切ったのも良かった。
ピンチを作らなかったこともあるが、やはりイニングの途中で交代する形になると、ゲームのテンポも悪くなるし、準備する側のブルペンも気持ちと身体を作るのが難しい。4点差という中で、余裕を持てたことも理由の一つだと思うが、相手の反撃を食い止めたことが、最終回のダメ押しに繋がったと考えれば、やはり相手に隙を見せない守りというのが如何に大事かよくわかる展開だったかと。


点差を考えれば、大勢を投入する必要もなく、結果的に一日開けることが出来たのもチームにとって大きいので、コロナからの再開後、阪神戦で負け越しはしたが、スイープされなかったこと、ヤクルト戦の連勝からの若い投手たちの頑張りが、バンテリンでの勝ち越しに大きく影響し、チームに勢いをつけつつあるのではないかという気にさせてくれたと思う。


明日からは本拠地に戻るとはいえ、連勝で勢いにのる広島との戦いは、簡単ではないだろうなと思う。
西川、秋山の二人は要注意だし、大瀬良とは2戦の戦いだが、勝てていないし打ち崩しているとも言えない。一方の堀田も前回のヤクルト戦では勝利したが、広島とは3度戦い、まだ勝利はない。過去の数字だけでは厳しい戦いではあるが、この試合もまた山崎伊の勢いに乗っかって、堀田が好投してくれることを願いたい


追記
先に触れた山崎伊が打球を足で止めようとした場面。気持ちはわかるけど、次回以降はあれはやめないと。
打球方角的に当てなければ、ひょっとしたら北村が追いついてゲッツーになってた可能性もあるし、ケガに繋がったら、それこそ意味が無い。
ま、ベンチに戻って桑田コーチに釘を刺されているだろうけど・・・

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

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