ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」5/17 巨 5-4 ヤクルト → 胃が痛くなるような展開だったけど秋広の一発にはスカっとした!

対 ヤクルト 6勝2敗0分 神宮球場

勝利投手:山﨑伊 (3勝1敗0S) 
セーブ :大勢 (1勝0敗7S) 
敗戦投手:市川 (0勝1敗0S) 

・投手リレー
巨人:山﨑伊→中川→三上→大勢 捕手:大城→小林
ヤクルト:市川→星→エスピナル→丸山翔 捕手:内山

本塁打
巨人:秋広 2号(4回表3ラン) 
ヤクルト:塩見 3号(8回裏ソロ)、内山 1号(9回裏ソロ) 

フジテレビONE にて観戦 解説:斎藤雅樹 五十嵐亮太 実況:田淵裕章
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20230517_8001_1/)
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前日の打ち合い合戦があったので、このゲームもどうなるか不安だったけれど、初回に吉川、丸の連打で先取点が取れたことで、まずは主導権を握れたことが大きかった


岡本の死球の影響が心配だったけど、それを払拭させるような秋広の3ランで空気感が変わりました
しかし、秋広のバッティングはずっといいですね。
この3ランも広くない神宮とはいえ、ちょっと体勢を崩しながらも、まるでフリーバッティングでもしているかのような軽やかなスイングでスタンドイン


色んな評論家が秋広のバットコントロールの柔らかさ、選球眼、インコースの捌き方を絶賛してますが、確かにその通り!あれだけの身体の大きさと手足の長さですから、どうしてもインコースを攻めたくなりますが、そこの見極めが出来ているのと、腕をたたんでうまく打ち返せているし、低めを我慢できていることと、強引に引っ張ろうとはしていないところは、ちょっとベテラン打者っぽいです


そこは師匠である中田が、昨年から「コンパクトに」「逆方向に」を意識し始めた影響もあるかもしれません。秋広に関しては身体を作るために、食事をとにかく取っていることは有名ですが、これまでにも触れましたけど、筋量に関しては、ここからどんどん上がってゆく年齢ですから、パワーはこの先ついてゆきますんで、今はとにかく1軍の投手の球にいかにコンタクトするかに集中してくれればいいです。
キャンプ中にデーブが秋広は「ホームランか三振かくらいで」みたいなこと言ってましたけど、例えば阪神のサトテルのように大卒である程度、身体が出来ているパワーヒッターならそれでもいいでしょうが、秋広とは立ち位置が違うので、そういうのは入団、5年後くらいからでいいのかと思います。


規定打席に達すれば、いきなり打率ランキングの上位に登場するくらいの活躍を見せていますし、プロ野球ニュースでもアナウンスありましたが、とにかく得点圏打率がハンパない。ここからマークもキツくなりますし、交流戦に入ればさらに未知の投手との対戦もありますし、暑さに値を上げることもあるでしょうから、明るい未来ばかりではないでしょうが、岡本、大城に続いて秋広が規定到達の3割バッターとしてあがってくれば、巨人打線に厚みが増しますね。


オコエが戻ってくれば、梶谷も含めて外野の布陣は誰を選出するか?って状態になりますし、中田が戻ってくれば内野もどうしようか?って嬉しい悩みが出てきます。
もちろん、好投手相手では苦労はするでしょうけど、それは巨人に限ったことではないですし、仮にスタメンを外れたとしても、代打として期待できる選手が控えにいること、スタメン争いがチーム内で激化することは良いことですから、攻撃面で言えば、かなり期待できる状況になってきました。


石川、萩尾などファームで好調な選手ですら、なかなか上がってこれないくらいの渋滞になるのはチームにとってありがたいことですが、そうはいっても、結果を出している選手へのご褒美はしっかり与えて欲しいですけどね。


そんな中で、吉川と丸の調子が上がってきたこともチームへの追い風です。
特に吉川はこのゲームでは、亀井の後継者たる「変態インロー打ち」が見れたのは、調子のバロメーターの一つだと思っているので、あれが出てくると大分いい状態なんだなと判断できます。
実は坂本が少しだけタイミングを狂わされてますが、吉川、丸がそれをカバーし、岡本、大城が好調を維持していることで、忘れさせてくれるくらい、1~6番は充実している感じです。


この日のPlay of the Day は梶谷のダイビングキャッチでしたが、個人的に一番チームを救ったのは「魔の8回」で雲行きが変わりそうなところで、ダブルプレーを勝ち取った門脇のサードゴロ処理。あれが抜けていれば敗戦、ゲッツーにならなくても大ピンチって場面でしたから、結果的に9回に失点したことを考えても、あのプレーが無ければヤバかったと考えるなら、勝利を引き寄せた守備だったと思います。
バッティングに関しても、ヒットこそありませんでしたが、三振が無かったのは優秀。
今や欠かせないピースですし、今後、熱盛とかPlay of the Day の常連になりそうです。


先発の山崎伊は中5と厳しい中でしっかり投げ切ってくれました。
7回117球で失点は1、四死球も1個と大安定。
左右高低、もっている変化球すべてを駆使しながらの投球で、やり切ってくれたと思います。
ヘタしたら勝ち投手になれないくらい最後は追い詰められましたが、何とか3勝目を手に入れることが出来て、見ているこっちがホッとしました


ブルペン問題はまだ解決してませんが、戸郷を先頭に、山崎伊、赤星、グリフィン、横川と5人までは固まってきました。平均年齢も若くて、かなりフレッシュ。
ここに菅野が戻ってくるのか、松井が割って入るのか、いやいや俺が!って投手が出てくるのかわかりませんが、少なくても援護さえあればゲームは作ってくれるという形が作れそうな感じになってきました。
もちろん、シーズン通して居続けられる保証は戸郷以外は無さそうですが、だからこそ逆にファーム、育成の若手にとっては鼻息が荒くなる状況だと思います。
中継ぎに関しては、さらなるチャンスの嵐!


俺が!俺がぁ~~~!っていう若武者、中堅どころの躍動に期待したいです


昨年は投手陣において、若武者の「躍動」プロ初勝利が続きましたが、今シーズンは野手においても煌びやかな選手が出てきているので、巨人ファンとしても今の順位であっても、楽しめている状況だと思うのは、私だけではないかと思います。


とはいえ、単純に喜んでばかりもいられません


ここまで、あとちょっとで借金返済!ってところで、コロっと負けて同じところを行ったり来たりしてる状況ですから、ここからが大事です。
今日の横川にもしっかりゲームを作ってもらい、味方の援護を信じて辛抱強く投げて欲しいですね。


追記
確かに秋広の3ランがゲームを決めたようなものですが、5回、吉川のヒットから相手のミスによって広がったチャンスをキャプテンがしっかり決めた5点目。
結果的に勝利打点となりましたが、それ以上に、あの場面で無失点だと流れが行きそうなところをこちらに引き寄せたという点で、存在感を見せてくれたと思います。


追記2
大勢にセーブが付いたのは嬉しいですが、なかなか三者凡退でキチっと締めることが出来てませんね。それはまぁ去年もそうでしたが・・・内容はともかく結果が大事なポジションですから、それはそれでいいのですが、そろそろビシ!っとした文句ないセーブが見たいところです。


追記3
廣岡とオリックス鈴木のトレードが発表されました。
現時点で内野の布陣を見れば、攻撃力で圧倒するものがあるか、守備or走塁で突出したものが無いと、割って入れないのが現状ではありますが、与えられるチャンスという点では、巨人よりも右の内野手が不足しているオリックスの方が、求められ度が高いのは事実。
互いにとってメリットがあることなので、良いトレードだと思います
智弁ブラザースとして、岡本は寂しかるでしょうけど、求められてゆくことなので、我々としても快く送り出してあげたいですし、応援し続けます。
田口→廣岡→鈴木 という形になるので、結果的に「田口 or 鈴木?」みたいな格好になってしまって、現時点でセーブ王の田口と比べられてしまうことになるでしょうが、あまり気にせず、持っているものを出してくれればいいと思います。K-鈴木の異名通りのピッチングを期待したいですが、三上のように存在感を出してくれれば、それでいいと思います。

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/

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