ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

5/13 巨人 5-1 ヤクルト → 甲子園決勝のつもりで臨んで借金完済!

巨人 5-1 ヤクルト 対ヤクルト:2勝5敗1分

勝利投手:澤 村 7試合 3勝 3敗 0S

セーブ :

敗戦投手:館 山 7試合 3勝 2敗 0S

投手リレー

巨人:澤村→マシソン→西村  捕手:阿部→實松

ヤクルト:館山→増渕→日高→平井→久古→阿部 捕手:相川

本塁打

巨人:

ヤクルト:

秋田こまちスタジアム

フジテレビONEにて観戦

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きのうに続き、秋田で行われた東京ヤクルトスワローズ戦は、まずは二回に谷とボウカータイムリーヒットで2点を奪った。八回に1失点したものの、九回には長野と寺内のタイムリーヒットなどで3得点して突き放し、そのまま逃げ切った。先発の澤村は3勝目をあげ、ジャイアンツの勝率は5割となった

Yomiuri Giants Official Web Site

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表題の「甲子園決勝」というのは、試合後の原監督の言葉

Q:勝率5割とし、交流戦に向かっていくお気持ちは

きょうは甲子園の決勝のように戦おうというところで、試合を取れまして、貯金3じゃないと5割という気持ちになれないので、なんとか交流戦で、まずは、「5割」にしたいですね

からの引用です。

昨日、村田にダメ出ししたが、今日の殊勲(の一人)には村田をあげたい。

2回、ラッキーな当たりとはいえ、必死に走った内野安打。これが打線に火をつけた。無死満塁っていうのは意外と点が入らないものだが、谷、ボウカーにタイムリーが出て、立ち上がりに球が上ずっていた舘山から貴重な2点を先制することができた。あれが阿部だったらアウトだったし、常に全力疾走の結果が得点に結びついたという意味で、大きな内野安打だったと思う。

さらにこれが1点ではなく、2点だったことが澤村に大胆な投球を思い出させることにつながり、初回、マウンドが合わなかったか、制球が安定しなかった澤村が2回以降は別人のピッチングになったし、2点という点差と澤村の立ち直りがヤクルト打線にあせりを生んだといえる。

(とはいえ澤村は終始、好調とは言い難かったけど・・・今日は大人のピッチングでうまく抑えていた)

欲を言えば続く長野にもタイムリーがでて、坂本まで回すことができれば、ひょっとすると早い段階で一方的な展開に持ち込めたかもしれないが、そこはさすがに舘山。長野は1,2打席ともコースに不満な表情を出す三振となるが、あきらかに舘山にタイミングがあっていなかったし、藤村も当てるのがやっとの状態だった(それでも、粘ったけどね)。

昨日2イニング全力で投げてのマシソンはちょっとかわいそうな気もしたが、明日から東京で2日間の休養があるし、ヤクルト相手に僅差となれば投入もいたしかたなしか?むしろ9回裏は4点差ということで、折角、上にあげたんだから一岡を試してほしかったけど、ヤクルトに息を吹き返されても困るし、勝てるときはキッチリと勝つということで西村に託したのかな?ネオスポでも原監督は「ヤクルトは7,8,9回が本当にしぶとい」と言っていたので、そのしぶとさを発揮させないという事だったんだろうと思う。

その後半にしぶといヤクルトらしく、6,7,8回と苦しめられた・・・しかし、今日は巨人のしぶとさの方が1枚上手だったと思うのが、長野のタイムリー(9回)。

昨日、不調からの復活の兆しを見せてくれて、私自身、「長野はスランプの短い稀有な選手」と褒めただけに、今日ノーヒットだったらなんて言葉でレポートしよう・・・と半ばあきらめかけていたが、9回にらしいあたりでタイムリーを放ってくれると、点が取れる時なんてのはこんなもの、藤村のスクイズもタイミング的にはアウトなものの、相川がボールを取れずに得点。さらに寺内のふらふら~っと上がった打球もうまい具合に野手の間に・・・カッコイイ点の取り方ではないが、ヤクルト相手にカッコなんて気にしていられない。

目標だった交流戦前に借金完済を無事果たし、澤村もヤクルトに今シーズン初勝利。対ヤクルトの借金も3に減らして次に進むことができる。原監督も去年と同様「貯金3で初めて5分」というのを今日も口にしていたようだが、今シーズンは苦手と言われている交流戦で勢いをつけて、シーズン後半への弾みにするような戦いができると信じている。

(去年は交流戦まで阿部なしで戦ってたし)

あと、今日のもうひとりの主君は谷。

2回は先制点となる貴重なタイムリー、9回は3得点の口火となるヒットと、今日のゲームで少ないチャンス2度で結果をだした。本音を言えば昨日のゲームでも出場してほしかったんだけど・・・と悔やむほどの活躍だった。交流戦の開幕は古巣オリックスと東京ドームで戦う。是非とも谷にはスタメンで出てもらい、チームを勇気づけるバッティングを披露してもらいたい。

最後に藤村。

今日も三振ゼロだった、エライエライ。初回、舘山のスライダーに空振りした時は「あぁ~やっぱり、駄目か、今日も三振か?」と思ったんだが、そのあと、よく粘った。自身はファーストゴロだったけど、その粘りが2回の得点につながったと思う。三振さえしなければ何かが起こる可能性を秘めた選手なんだから、次のゲームも三振ゼロを目指して頑張ってくれ!

交流戦開幕は杉内だという話が出ているが、中5日での酷使に批判的な声もあるようだ。本人がいけるというのであれば、別にいいと思うが、巨人に入団して18を背負い、気持ちも入った一か月を過ぎて、ミスターメイといえどもそろそろ疲れが見えているころだと思う。パリーグではなかった打席も経験し、気をつかったりもして、自身が気づかないところに負担がいっている可能性もある。正直なところ今の段階であまり無理はしてほしくないのだが・・・夏場にバテてしまわないよう、勝ち頭のケアは十分にしてあげてくださいね>監督・コーチ