ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

5/16 巨人 6-0 オリックス → 宮國は心配なれど、幸先良い交流戦初戦勝利

巨人 6-0 オリックスオリックス:1勝0敗0分

勝利投手:福 田 6試合 1勝 1敗 0S

セーブ :

敗戦投手:金子千 3試合 1勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:宮國→福田→星野→一岡  捕手:阿部

オリックス:金子千→ミンチェ→マクレーン→塚原 捕手:鈴木→齋藤

本塁打

巨人:高橋由2号満塁

オリックス

東京ドーム

日テレG+にて観戦

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交流戦の開幕戦となるオリックスバファローズとの第1回戦。ジャイアンツは初回、坂本のタイムリーヒット、高橋由の満塁本塁打で5点を先制する。先発の宮國は1イニングを投げただけで緊急降板したが、そのあとを受けた中継ぎ陣が、オリックス打線を計3安打に抑える完封リレーで快勝。交流戦は白星スタートで、今季初めて貯金を1とした

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中5日の杉内を回避(回避してくれてありがとう!)して、交流戦開幕に宮國を指名した原監督。初対戦の投手となるため、普通に投げてくれれば調子を崩しているオリックス相手では、打ち崩すのは難しいだろうと思っていたが、敵は自分自身の中にいた。初回を三者凡退で上々のスタートを切ったものの、肩に違和感を感じて1イニングで降板。

どうやら抹消するほどでもないらしいが、大事な金の卵。ひどくならないうちに早々に代えてくれて良かった。ここまでローテを守り、初めてづくしの経験の中、よく踏ん張ってくれた。そろそろ疲れが体の各部に出るころじゃないかと思っていたが、彼のフォームからすればどこかに障害が出るような負担がかかっているとは考えづらいので、いわゆる疲労から来るものだと信じている。少し休んで、また頑張ってくれればいい

そして、そのあとを受けた福ちゃん。

中日戦でも緊急登板で結果を出してくれて、その時も言ったけど、やっぱり福ちゃんはこういうエマージェンシーに強い。せっかく力強いストレートを持っているのに、ついつい考えすぎて、まとめようとして墓穴を掘ってしまうのが悪い癖だが、緊急登板は何も考えずにただただ投げることに専念するだけ。特に今回は初回に5点という大量リードもあったことで、余計に余裕を持って投げることが出来ていた。ヒーローインタビューでも言っていたけど、1回裏の攻撃が長かった分、準備する時間も何とかとれたし、5点リードを何とかしようとオリックス打線が焦ってくれていたことも手伝って、水を得た魚のような投球だった。

(これがいつでも出来れば、一軍定着間違いなしなんだけどねぇ)

上り調子にあった打線が交流戦になって沈黙してしまうのが怖かったが、村田、ボウカー以外はしっかりと結果を出し(チャンスで内野フライ・・・なんてのもあったけど)、特に阿部とヨシノブ、谷の調子が相変わらずいいので、1~4番が出塁すれば得点に結びつくという状態を続けられている。今の打線なら余程相手投手の調子が良くない限り、2イニングに1度打席が回ってくるという回転を作り出すことが出来て、その分、チャンスが増える循環を繰り返すことが出来るだろう。

(あとはチャンスを確実にモノに出来る決定力がもっと上がれば言うことなし)

懸念していた一岡、中井も使うことができたし、この2連戦で一番苦労すると思われた金子から勝ちを奪えたことで、交流戦のスタートとしては最高の勝利を得た。明日は杉内が大人のピッチングをして連勝することができれば、あまり得意ではなかった交流戦も波に乗って一気に突っ走ることができる(かもしれない)。

問題は少し良くなりかけたボウカー・・・私の言いたいことは解説の水野氏が全部言っちゃったんで、ほどほどにしておくけど、良くなりかけた時はボール球を打たないようにじっと我慢して、四球も選ぶことが出来ていたけど、今日に関しては「打ちたい意識」が前面に出すぎていて、ボールを振ってカウント悪くして、ストライクを見逃して三振なんて、一番やってはいけないパターンを見せてしまった。個人的には中井をもう少し使ってあげて欲しいので、一度、ボウカーは下に落して、ファームで自信をつけさせてから上げてあげた方がいいんじゃないだろうか?

さて、もうコーナーになりつつある”今日の藤村”だけど(笑)、今日も三振ゼロでこれで3試合連続で三振なし。さらに2安打、犠打と今日も2番としては文句なしの活躍だった。悪い時はコロコロ降っていた落ちる球もしっかり見極めることが出来ているし、だいぶ調子が上がってきたと思う。ボールが見えているからと、ボール球に手を出さないように気をつけて、今日のようにゴロを転がすことに専念できれば、まだまだ状態はあがってゆくと思う。いずれ、おかしくなる時も来るだろうけど、今は自身、乗っているので、そういう時は自分の体の思うままに動いていいと思う。

さて、話は変わるけど、昨日、今日、久々にイースタンのゲームをG+で放送していたので見た(というか、今日はG球場に行ってきた)。

昨日は原監督が東野を見に来ていたんだが、3回で降板、「いいところがなかった」と監督をガッカリさせた・・・・交流戦には間に合うかと思ったが、マウンドで首をひねる動作が何度も出るあたり、去年よりもさらにひどくなっている印象。上がってこれるようになるには、まだまだ時間がかかりそうです。その放送を見た翌日、っていうか今日、G球場に行って見てきた。見たかったのは矢野と古城のぐあい。二人とも4打席打席に立って1安打ずつ打った。矢野はまだ守備につける状態ではないようで、指名打者だったが打席でのスイングは力強く、これからドンドン暖かくなってくれば、きっと調子を上げて帰ってきてくれそうだと期待に胸が膨らんだ。

そして、交流戦前に抹消された隠善、加治前がホームランをうち、田中大二郎も今季1号ソロを打つ(2打数2安打)など、上では苦労してるけど下ではモノが違うなと思わせてくれる活躍を見せてくれた。正直、今月は調子の良い橋本が上がれず、松本が上ったことに???と思っているのだが、見る限りボールも見えているし、元気も良いので彼の状態が良いうちに一度、上で使ってあげて欲しいなと思った。投げる方では小山がちょっとコントロールにバラつきは感じたものの非常に良い出来だったし、金刃の球もキレていた。ちょっと辻内の球が暴れていたが、星野が上ったことでライバル心むき出しで投げてレベルアップしてくれるだろうと期待したい。

ま、交流戦の間は先発投手に余裕があるので、ファームの投手がチャンスをもらえることは少ないかもしれないが、今日の一岡のピッチングに刺激されて、恐らくファームの投手陣は導火線に火がついた状態になっていると思うので、しばらくは注目して見ていたい。

(明日も都合がつけば、途中からでも見にゆこうかな)

交流戦の面白いところは、がんばれば同リーグとの間を一気に詰めることができるチャンスが生まれるというところ。今日に関して言えば、巨人の上にいる球団のうちヤクルト以外の中日、阪神が負けたことで一気に差が縮まり、やっとこさ3位に上がることができた。(逆を言えば勝っても勝っても縮まらないという状況も起こりえるけど)

貯金も1つできたし、順位も上がった。ビリの時は遠くに霞んでいた首位との差も気がつけば3ゲーム。チームの雰囲気も明るいし、状態が良い時に出来るだけ上との差をつめて、交流戦を機会に一気に走ってゆきたいと思わせてくれるゲームだったんじゃないだろうか?。

(今日のチケットとって、オレンジユニフォームもらいたかった・・・・(涙))

追記

それにしても今日のグラちゃん(グライシンガー)もキレキレだったな。重ね重ね首脳陣には「大枚はたいてリハビリさせて、これから!って時になんで手放すかな?」と小一時間ほど・・・・(笑)