ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」5/4 巨人 2-1 阪神 → 一点が遠く重い展開、ブルペン対決を制して勝てたのはデカい!

対  阪神  4勝3敗1分 東京ドーム

勝利投手:バルドナード (1勝0敗0S) 
セーブ :
敗戦投手:漆原 (0勝1敗0S) 

・投手リレー
巨人:菅野、大江、西舘、バルドナード 捕手:小林→大城
阪神:西勇、岩崎、桐敷、漆原、島本 捕手:坂本

本塁打
巨人:
阪神

日テレG+ にて観戦 解説:村田真一 実況:北脇太基
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20240504_8003_1/)
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日テレG+の中継オープニングで、久しぶりにXの投稿を読んでもらえました、阿出川さんありがとう!


菅野と西は両社とも投手陣最年長、そろそろ下り坂・・・という中で、二人とも今期は開幕から好調で、若い投手たちを引っ張っている存在。
シーズン最後まで同じコンディションを保てるかは不明だけど、現時点においてはチームとしてはエースクラスの働きをしていると言っていい活躍で、このゲームでは1点が重い展開になることは容易に想像できたけど、まさにその通りになった。


序盤で明暗の差を分けたのは1回と3回だったけど、まずは1回裏、佐々木がヒットで出た後、吉川の長打で佐々木をホームへ突入させ、小幡の好返球に刺された場面。
ちょっとでも送球が逸れるか送球を躊躇したらセーフだったけど、捕ってからの返球が早く、しかもココしかない!ってところに投げられたのでどうしようもなかった。


佐々木の足を考慮してホームへ突入させたのだと思うけど、選択肢としては1アウトだったし、次が岡本だったので、3塁に留まらせて、ボテボテの内野ゴロでも犠牲フライでもいい場面を作り、新旧キャプテンに任せるという判断もあったと思うが、序盤で勢いをつけたかったのかな?
結果的に西から作った唯一のチャンスがこの場面だけだったので、逆に西の気を引き締める形を作ってしまったのは残念だった。


(先日の松井秀喜氏もノーアウト、ワンアウトでの2、3塁が一番やりやすかったと言っていたし)


そして3回表の失点だけど、森下に2ベースを許すも2アウトまでこぎつけてノイジーとの対戦。1塁が空いていることや、打線が下位に向かう事を考えれば、無理して勝負する場面では無かったと思う。普段の菅野なら、得点圏にランナーが進んだところでギアをあげて三振を奪いに行くような場面だけど、ちょっと甘く入ったことと、ノイジーが強引に行かず、逆方向に打ったことで失点を許してしまうような形になってしまった。
冷静に考えれば無理して勝負する場面では無かったので、ここはバッテリーが勝負を焦ってしまったかのように見えて少し残念なところではあるが、首位チームを相手に菅野は7回106球1失点で、四死球はわずかに1個だから、内容的には素晴らしかったと思う。


打線は西を相手に恐らくストレートを軸にしながら、多彩な変化球に対応しようとしていたのだろうけど、坂本の配球も良かったし、そのリードの通りに投げ切る西も素晴らしかった。ストレートどころか変化球を左右にうまく散らし、しかもすべてが低めに集中するという熟練のピッチングで、何かに的を絞ろうにもことごとく裏をかかれるような感じで、バッテリーに遊ばれたという印象が強い。


個人的には赤星に、西のようなピッチングスタイルをお手本にして、打者を翻弄して欲しいなと画面越しに思いました。


仲の良い二人だから、互いに一歩も譲らない対戦を楽しんでいるようにも見え、ゲーム展開的には緊張感がありながら、それを感じさせない両投手の表情というのも見ていて印象に残ったゲーム、特に西が打席に立ちながら、笑顔で顔を横に振り、「この打席はスイングしませんよ」って菅野に訴えているかのようなところは、「勝負にそういうのはダメだろ」って思いつつも、この二人だから許されるといった空気感もあって、悪い気はしなかった。


だが、二人が降板した終盤は空気が一変、ここからはブルペン勝負って展開になるのだが、去年までの巨人だったら、この時点で点は取れないだろうし、こちらのブルペンも持たないだろうから白旗を上げるしかないってシチュエーションだった。


しかし、鉄壁の防御率を持つ岩崎から門脇のヒット、増田の送りバント、からの丸のタイムリーでゲームに追いつくという粘りを見せ、延長に入ってこれまた防御率0点台の島本から萩尾が出塁しての、丸、長野、吉川の連打でサヨナラ勝利。
8回のチャンスにキャッチャーフライでチャンスをつぶしてしまった吉川だったが、前進守備の内野陣に対して、何とか前に飛ばしてサヨナラをもぎ取った。


(普通の守備位置だったら木浪ももう少し楽に捕球してゲッツーで終わってた?って思わなくもない)

木浪のグラブをはじいてのサヨナラ安打


いずれにしても、岡本、坂本の存在感が全くなかった展開の中、丸、佐々木、吉川の1~3番がマルチで点を紡いだという形で勝利し、ヤクルト戦3連敗でテンション下がり気味だった中、独走態勢に入っていた首位の阪神に(遠征続きでお疲れ気味とはいえ)連勝で差を縮めることが出来たのは大きかったと思う。


他のゲームを見回しても混戦模様で、1~6位のゲーム差が僅かに3。
日替わりで順位が変わる面白い形になりました。気を抜けば一気においてゆかれるし、調子づけば一気に駆け上がれる
サンデースポーツPUSH で阿部監督と麒麟の川島さんとの対談があったが、巨人は開幕ダッシュすると後半失速する傾向があるので、夏場に向けて形を作り、徐々に調子を上げて行くというようなやり取りがあったけれど、今はまさにそれを実行しているなという印象。
ケガ人などで思わぬ事態というのは少なからず出てくるが、それも織り込んだうえで周りの意見や報道に左右されることなく、自分の意思を貫いているという点で、ブレてないのは頼もしいなと思ってます。


西舘はもっと楽な場面で投げさせるかと思いきや、9回に投入、まだちょっと前回のことが頭を過り、恐る恐る投げている感じだったけど、何とか無失点で抑えたことで、また一つ成長することになったでしょうし、高梨で来るかと思ったところも、昇格した大江を即起用。バルドナードを守護神に回すことで、役割が回ってきた感じだが、危なげなく役割をこなし、強力な阪神の投手陣とのブルペン対決を制した勝利は、前日のゲームとは真逆の展開で、去年までの阪神との戦いでは見られなかった光景。


この先、対戦は続くので、まだまだ山あり谷だろうけど、2種類の違う形で連勝出来たことは、チームにとっては大きいし、阪神サイドも「今年の巨人は要注意」って思ってもらえたのではないだろうか。


ここまでくれば、欲をかいて3連勝でゲーム差なしに詰め寄りたいところだけど、まぁそんな簡単には行かなそうな気がする。
前回、四球を連発してしまった高橋礼がどういうピッチングをするか、阪神側も対策を練っているだろうから、相手の出方を伺いながら才木相手に重い展開になるかもしれないので、タイプの違う両投手の投げ合いを楽しみに見たいと思う。


追記:
10回の門脇のプレーはナイスでした!!!

 


管理人:みんぐ
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