ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛」10/9 巨 9-4 阪 → 由伸監督に捧げる、この先10年は安泰の4番打者の勝負強さ

巨人 9-4 阪神 → 対 阪神 16勝8敗1分 甲子園

勝利投手:畠 9試合 2勝 0敗 0S
セーブ :
敗戦投手:桑 原 61試合 5勝 3敗 0S
・投手リレー
巨人:メルセデス→畠→山口俊→菅野 捕手:小林
阪神メッセンジャー→岡本→桑原→望月→岩崎 捕手:梅野
本塁打
巨人:岡本32号(七回ソロ)、岡本33号(八回2ラン)
阪神
BS朝日 にて観戦 解説:吉田義男 実況:小縣裕介
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甲子園球場で行われた阪神タイガースとの最終戦。4対4で迎えた七回、先頭の岡本が32号本塁打を左翼席に叩き込み勝ち越しに成功すると、八回にも岡本が2打席連続の33号本塁打を放ち、シーズン100打点を達成。阪神を突き放した。最終回はエース・菅野がきっちりと3人で締め9対4で試合終了。巨人は今季最終戦を白星で飾り67勝71敗5分の3位でCS(クライマックスシリーズ)進出を決めた
(http://www.giants.jp/G/result/201810091index.html)
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なんとしてもCSに出たい、
由伸監督とあと少し野球をしたい、
胴上げさせてあげられなかった事が申し訳ない


そんな選手たちの想いが伝わるようなゲームでした

中でもキャプテンと新旧4番の意地というか、熱い気持ちを見ました


まずはキャプテン
5打数5安打ならビシエドを抜いて、首位打者に立てるという状況の中、1打席目でヒットが打てなかった時点で気持ちが抜けてもおかしくなかったのですが、そこでちゃんと気持ちを切り替えて、しっかりチームのために打つあたり、本当にキャプテンだなと思いました、終わってみれば5打数3安打の猛打賞。結果的に首位打者に追いつけませんでしたが、今日の活躍は素晴らしかったと思います


そして阿部

3回1アウト満塁で岡本が見逃し三振、この絶好のチャンスで結果を出せず、もしも今日負けていたら岡本のせいで負けたって言われても仕方ない場面で元4番が結果を残して岡本のミスをカバーした

阿部の中でも新しい4番をフォローしたいという思いもあったろうし、由伸監督につらい思いをさせてしまった責任感もあったと思う、だからこそ、この打席は絶対に結果を残したいという表情に見えたし、そこで結果を出した阿部が素晴らしかった


で、岡本

史上最年少の3割30本100打点を達成するためには、今日のゲームで3打点取るしか無いという中で、スト2打席で連発してギリギリで達成する・・・この勝負強さと、持ってる男感、さすがでした

あの瞬間、この先10年は巨人の4番は安泰だと思った瞬間ですし、叩かれることの多かった由伸監督が、3年間の残した功績の中で、この先もずっと語られるであろうことは、4番岡本を我慢して作り上げたって結果だと思う

もちろん、岡本自身の努力の賜物だと思うけど、かつて大田泰示を我慢しきれずに4番に育て上げることが出来なかった悔いが、こういう形で結びついたんではないだろうか?って思うとファンとして感慨深いものがある

何よりも全試合に出場したということが、岡本自身の自信にもなるだろうし、その中で結果を残せたというのは絶対に来季以降に繋がると思う

阿部以降、ひさしく待たされた新しい巨人の4番が今日誕生した瞬間になった

岡本の良いところでもあるけれど、もうひとつ越えて欲しいところがあるとするなら、やはり3回の三振の場面だろうか?

結果を欲しがるような場面で、しっかり四球を取るってのは岡本の冷静なところで良い面ではあるのだけど、自分が打つことでチームが勢いづくってことを考えるなら、明らかに外れたボールならまだしも、際どいコースに来たボールはカットして相手バッテリーにプレッシャーを与えるような技も手に入れて欲しい。チャンスメークすることはもちろん大事なプレーではあるけれど、あくまでも自分は点をとる立場なんだという自覚をもって、時には強引にゆくことも必要では無いかなと思う

でも、その三振で終わらずに、自分が決める!という意識が、あの2打席連続のホームランに現れていたと思うから、だからこそ、この先10年は安泰だって確信した


さてペナント最終戦となった由伸監督も今日はエンドランあり、陽岱鋼の先発、メルセデスの替え時など、積極的に動いたなって思ったし、畠が出たところで粘れずに追いつかれはしたけれど、今の勝ちパターンを惜しげもなく投入したことは良かったと思う

辞任を発表してからの笑顔や采配は悪くないと思うし、その思い切りの良さや笑顔がシーズン開幕から見れていたら・・・という悔いは残るけれど、終わりよければ全て良しで、この先のポストシーズンで神采配を見せて有終の美を飾ってもらいたいと、最後、ウイニングボールを受け取ってポケットに入れるシーンを見た時に、目頭が熱くなった


最多勝タイが確定したも同然だった菅野なので、CSまでの日程の少なさを考えたら、もう投げる必要はなかった。ただ、菅野を温存してゲームに負けるようなら、それこそ元も子も無いので、ゲームの状況によっては出るかも?というスタンバイだけはしていると思ってた

展開的には岡本の2ランでゲームはほぼ決まり、上原あたりで来るかな?って思ってたところでの菅野の登板。由伸監督のコメント聞く限り、最後はエースで締めようと最初から思っていたみたいなので、そこに文句はつけられないな・・・菅野本人も投げる気はマンマンだったと思うし


終戦で16安打9得点の猛攻、相性の良い阪神相手とはいえ、内容的には今シーズンの良かったところを凝縮したようなゲームだったと思う。今日で終わりになる可能性もあったこのレポートがまだ続けられる喜びも感じているし、もう少し野球が見れる喜びも大きい

この勢いをもって、強敵のヤクルト、そしてさらに強敵の広島をやぶって、最後の最後に由伸監督を胴上げするシーンが見えたら・・・・多分泣いてしまうと思う(笑)

 

管理人:みんぐ
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