ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

10/06 巨人 4-1 広島 → 宮國は何を手に入れたのだろうか?スゲー気になる

巨人 4-1 広島 → 対 広島:13勝10敗1分 マツダスタジアム

勝利投手:宮 國 3試合 1勝 1敗 0S

セーブ :西 村 49試合 4勝 4敗 6S

敗戦投手:前 田 27試合 11勝 9敗 0S

投手リレー

巨人:宮國→高木京→西村 捕手:小林

広島:前田→中崎 捕手:會澤

本塁打

巨人:

広島:

テレ朝チャンネル にて観戦

解説:前田智徳 実況:三上大樹

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今季のレギュラーシーズン最終戦となった、広島東洋カープとの24回戦。巨人先発の宮國は7回を5安打1失点に抑える好投を見せ、先発としての役割を十分に果たす。すると打線も八回、それまでボークがらみの1点のみに抑えこまれていた広島のエース前田からアンダーソンが右中間に2点タイムリ二塁打を放って勝ち越しに成功する。九回にも1点を加えて逃げ切り、4対1で巨人が勝利。CSにむけて弾みをつけた。先発の宮國は今季初勝利

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阪神と広島の順位の行方を巨人が握ってる…

いや、まぁちと大げさだけど、CSの本拠地開催をかけて本気で挑んでくる広島を相手に、敵地で勝てば巨人にとってはこの上ない締めとなる

長野、マシソン、グッさんなど主力を数名欠いているけれど、もともと原監督はベンチ入りメンバー全員で戦う主義だし、「今日はこういう布陣で戦う」というシミュレーションだと思えば、あり得るオーダーなので主軸の離脱は大きな問題ではない

内容よりも結果の広島と、結果よりも内容重視の巨人とでは戦いのスタンスが違った形でのスタートになると勝手に思っていたけれど、これだけは譲れない!って思っていたのは、仮に敗戦で終わることになったとしても、マエケンから点は取らなきゃいかん!ってことだった

菅野の最優秀防御率は決まっていたので、菅野を援護するという意味ではなく、CSで戦うかもしれない投手を相手に、気持よく終わらせてはいけないという意味で

その意味では、立ち上がりの初回に点が取れなかった事は今日の中での反省点だった。もちろん、マエケンから何度チャンスを作ろうが、0封されることもあるわけだけど、シーズン途中のように「次の対戦では点を取れるように」なんて呑気なことは言っていられない。

菅野が平常時、特に下位打線に対する時と、ピンチで投げる時でギアを変えるように、マエケンもノーアウトでの最初の打者には気をつかうが、2アウトランナー無しだったり、下位打線からだったりすると、割りと安易に入ってくることがあり、調子が悪い時はともかく、制球に苦しむような素振りのない時のマエケンは、上の2つのどちらかからチャンスメークするしか無いと思っていたので、まぁ2回はともかく、どうしても今日は勝たなければ!とリキみがちな初回は是が非でも先取点を取っておきたかった

その流れで、攻撃陣に大きく感じたのは、8月後半から阿部を4番に戻して波に乗ってきた巨人だし、CSでも4番からは外さないだろけど、ぶっちゃけ、今この瞬間の4番に相応しいのは、やはりアンダーソンなんじゃないだろか?って事だった

相手のエースから点をもぎ取る1打を打つのが4番の仕事だとするなら、2打席目にヒットを打ったとはいえ、初回の決定的なチャンスでゲッツーを打つようでは、4番とは言えない。逆にゲーム終盤であっても、勝つためにどうしても欲しい場面でタイムリーを打ったアンダーソンのバッティングは良かった。ロペスにもよくあることなんだけど、他の選手が苦労している時にヒットを打ったりする事がままあって、来年はロペスいらなくね?と言う人もチラホラいる中、個人的にどうしてもロペスに残ってほしいと思っている理由がそこ。同じく守備に難のあるアンダーソンは使いづらくね?という言う人もいるけれど、守備の向上は冬休みの宿題ってことにして、来シーズンはさらにアジャストするんじゃないかと思わせるのがアンダーソン

特に調子が良い時のアンダーソンは、スイングのココがイイとか、配球の読みが・・・といった理屈的なことを抜きにして、来た球に対する反応の良さが素晴らしい

今日打ったマエケンのスライダー(だったよな?)も決して簡単なボールじゃなかったし、アレを読んで打ったとは思えないけれど(プロ野球ニュースでは読んでたと言っていたが)、反応の良さと身体のバネであそこまで運んだ。欠点もあるけれど、反応で打てるバッターは実は巨人にとっては貴重な存在(他には坂本くらいだと思ってる)なので、ゲームが膠着している時にバットで流れを変えられる選手として、来シーズンもメンバーに中に入れておいて欲しい

阿部に関しては、今シーズンにおいては、7~8月にも言ったように、ある日突然ホームランを連発するというような変身は見れないと思うので、基本的に今の状態のまま、今後も推移してゆくだろうと思う。

ポストシーズンで外すことはありえないだろうし、余程の事が無い限り4番以外を打たせるということも無いだろうから、半ばあきらめてはいるけれど、とりあえずはケガにだけ気をつけてリード面で貢献してくれることを期待したい。その上で、来シーズンはキャプテンという重荷から外してあげて、個人成績を上げることに集中させてあげる環境づくりが出来るのであれば、攻撃力に関しては来シーズンの復活というのは期待できると思っている

(小林にCS及びその先にある日シリを経験させることで、来季への足がかりにしたいけれど、マスクをかぶるチャンスがそれほど多くないだろうから、あくまでもこのポストシーズンは阿部を中心に回すことになると思うけど…)

先発の宮國は…結果だけ見れば7イニングを被安打5,失点1で終わらせたわけで、大合格なんだろうけど、なんだろう、この気持の中のモヤモヤは?

投げている姿を見続けても、何か置きに行っているようにしか私には見えなかったのだが、ストレートの伸びは良くなっているし、逆球も減っていた・・・だからといって打ちにくそうな球では無さそうだったんだが、バッターボックスで見ると打ちづらかったのだろうか?心なしか下半身の沈み込みが以前より沈んでる?という感じなのと、そのせいか、球離れが若干今までよりも遅れている感じに見えたので、それが相手バッターにタイミングを取らせにくいように見えていたのかもしれない。録画した映像を後でもう一度、見返さなかくては・・・

もちろん、結果に関しては素直に嬉しいのだが、おさえられた根拠がハッキリしないだけに、ちょっと悶々としている。勝ちたい!という意識が強すぎた広島打線に助けられたのかもしれないし・・・打たれる姿しか見てないような気がしていたロサリオを完璧に打ち取っているのを見ると、恐らくバッターにとって打ちづらい何かを手に入れたのではないかと思う

まぁだからといって、即CSの戦力になる!とは言えないとは思うけれど…そもそも、宮國に最終戦で試験を受けさせたのは、個人的にはCSでの起用の判断というよりも、開幕にはローテに入っていた投手が苦い思いを味わって、来季に向けてどれだけ下でもがいてきたのかを判断するためのものだと思っていた

今日のピッチングスタイルが目指すべき宮國の完成形の途中経過だとすると私のイメージとは違うけれど、原監督の「いろんな意味で戦力として考えられると思いますね」というコメントがCSのことを指しているのか来季のことを指しているのか、スッゲー気になるとともに、今日のスタイルはまぁ間違っていないんだろうな、という事が確認できたので、納得することにした

何より、見渡す限り真っ赤なマツダスタジアムの中で、堂々と投げていた姿が、優しすぎる事が欠点と言われた宮國の精神面の成長の証だと思えば、それだけでも収穫だったと思う

(過去に阪神戦でも投げたことはあるけど)

5年目の来シーズンは、大学に進んだ同級生たちがプロに入って来るわけで、高卒からプロに入った同級生たちに、これで正解だったと思わせるための、ほんとうの意味での真価が問われるシーズンになる。個人的には中大の島袋が入団してきて、興南・島袋、糸満の宮國なんてコンビが巨人の左右の軸としてローテに入り込んでくるなんてシナリオがあったら興奮モノなんだけど・・・・

今日の結果によって、阪神の2位が確定したし、CS1stは甲子園で行われることになった。だからといって阪神が勝ち上がってくると決まったわけではないし、去年のような事が起きる可能性だってある。ただ、少なくとも今日、マエケンを破ったという結果は選手にとって自信になるし、広島にとっては安心できる材料にはならなくなったと思う。

どうしても優勝決定後の試合は調整試合の意味合いが強くなってくるだけに、緊張感の持続がネックになるのだが、ガチで勝ちに来た広島のおかげで、これ以上ない形と内容で最後のゲームを終えられたことは例年にない収穫だった

さて、これでペナントも終わって、当ブログもネタが…となるところだけど、いやいや、CS、日シリ、さらにその先もまだまだお付き合いいただきたいと思っているので、明日以降、まぁゲームの無い日は気が向いたら・・・って事になってしまいますが、時々で結構ですので覗きに来て、良ければ一言二言でも足跡を残していっていただける嬉しいです

まだ先はありますが、まずはペナント終了ということで、中締めさせてください。

皆さん、本当にお疲れ様でした。色々と貴重な意見を下さったコメンターの方にも感謝ですし、駄文に付き合っていただいたことにも感謝しております

m(_ _)m

管理人:みんぐ

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