ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

10/04 巨人 4-0 DeNA → 東京ドーム最後のゲームは気持ち良い勝利だった

巨人 4-0 DeNA → 対 DeNA:11勝13敗0分 東京ドーム

勝利投手:澤 村 12試合 5勝 3敗 0S

セーブ :

敗戦投手:高 崎 14試合 2勝 3敗 0S

投手リレー

巨人:小山→澤村 捕手:阿部→小林

DeNA:高崎→国吉→田中→安部 捕手:黒羽根

本塁打

巨人:ア村田21号3ラン

DeNA

日テレG+ にて観戦

解説:江川卓 実況:新谷保志平川健太郎

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東京ドームでのレギュラーシーズン最終戦となった、横浜DeNAベイスターズとの24回戦。巨人先発の小山はDeNA打線を5回まで2安打に抑える好投を見せる。しかし打線もDeNA先発・高崎を打ちあぐね、得点を奪えない展開が続く。試合が動いたのは六回。巨人が大田のタイムリ二塁打と村田の3ランホームランで4点の先制に成功する。このリードを2番手・澤村が守り抜き、4対0で巨人が勝利、本拠地最終戦を白星で飾った

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昨日は一喜一憂の「一憂」の方だったけど、今日は素直に一喜したい

菅野がCSはもとより、日シリも難しいという状況になり、昨日の内海も序盤は良かったものの6回に捕まった。今シーズンローテを一人で守り続けてきた杉内は、ペナントでの調整試合をすることなく、次の本番はCSファイナルになるので、どうなるかわからないという中・・・・

小山と澤村のピッチングに希望を見た

今シーズン6勝2敗の小山は東京ドームでは8試合に投げて5勝0敗と勝率10割で、防御率も 1.69とホームにめっちゃ強い。その相性の良さを見せつけるかのごとく、今日は5イニングを投げて被安打はわずかに2打で無失点。前回DeNA相手に4イニングで4失点したが、今日はホームでその借りを返した。

9月に入ってからフォークの比率を少しずつ下げ、打者の気持ちがフォークにあることを十分に意識させておいてストレートを投げ続けた。小山にはフォークも2種類あることから、どちらを狙ってゆけばいいのか考えてたら、フォークは来ないでストレートが来る・・・わかりやすい得意球を持っているだけに、あえて的を絞らせない配球が今日も決まってた。

日シリはホームとアウェーがあるが、CSファイナルはあくまでも東京ドーム。東京ドームで負け知らずの小山が最後に良いピッチングをしたのは相手にとっては嫌な情報だし、こちらにとっては勇気が出てくる

調整の関係で勝ち星こそ付かなかったが、打線さえしっかりしていれば今日は7勝目が手に入ったであろう内容だったし、シーズン最初からいてくれたなら2ケタは勝っていたんじゃないかと想像させるピッチングだった。恐らく本人もそれは感じているだろうし、それだけに来シーズンに期するものはより大きくなったと思う。序盤からしっかりとゲームを作れるピッチングはストッパーに相応しいと今シーズン何度も言い続けてきたが、個人的にはまだ諦めていない。今シーズンの西村、マシソンを見る限りは、彼らが不調な時の第3のストッパーの育成は不可欠で、もう一皮向けた時に最も相応しいのは小山だと思っているので、それはまぁ来シーズンでは無いだろうけど、この先のCS、日シリでも良いピッチングをしてさらに自信をつけ、オフ、自主トレ、キャンプでまたひとつたくましくなって、来シーズンはさらなる飛躍を見せて欲しいと、しみじみと感じた

そして、途中からの登板で勝ち星を手に入れた澤村

阪神戦での完封も見事だったけれど、今日のピッチングはそれ以上に感じたし、常時 150km/hを超える糸をひくようなストレートは、小林の構えたところにしっかりと投げられていた。しかし、制圧を掲げていた頃に比べて力感は遥かに穏やかで、8~9割で投げているように見えて 150km/hを超えていたのは、またひとつ階段を登ったんじゃないかと思えるほどだった

去年、マー君の球速だけではない、スプリットとのコンビネーションが相手を幻惑し、勝利を導くというのを目の当たりにし、160km/hをポンポン投げてくる日ハムの大谷がそれでも打たれるというプロの打者の凄さを感じたことで、変化球のキレと制球の大事さを改めて身にしみたんじゃないかと想像してしまうくらい、今日のピッチングはキレと制球が融合した姿だった

菅野が離脱しなければ、膠着したゲームに流れを与える、もしくはビハインドゲームをひっくり返すピッチングをするロングリリーフとして使って欲しいと思っていたけれど、こりゃ完全に先発で行くだろうな・・・と思わせる内容だった

もしくは、第3戦とかに投げて、そこからはリリーフ待機するなんて使い方まで見えてきそうな安定感で、少なくとも中継ぎ登板してきた場合は、(今の)西村よりも遥かに相手に絶望感を与える存在になるだろう

正攻法で、杉内、内海、小山、澤村の4人を先発に持ってくるのか、大胆に澤村をリリーフに回すのか、今から原監督の采配と起用が楽しみで仕方ない

そうそう、登板数こそ少ないものの、これで今シーズンの澤村は5勝3敗と2つ貯金を作れた。今まで貯金を作れない男として悔しい思いをしてきただろうし、今シーズンも途中参加ということで全く満足はしてないだろうけど、2つの貯金を作って終われたことは、来シーズンからの澤村にとって大きな自信になってくれると期待したい

攻撃に関して言えば、東京ドーム最後にして阿部、村田にマルチヒットが出て、大田にもタイムリーが出た。

解説の江川氏は大田のバットが下から出てくるスイングに不満気な感じだったけれど、多くの外国人バッターもそうであるように、どうしてもタッパのある選手はあぁなる・・・というか、上からじゃ低めのボールに当たらないからしょうがない。まぁそれもあって、入団時よりも構えを低く小さくしたんだろうと思うけど、基本的にはあそこまでが精一杯だと思う。それでも去年に比べて打球が前に飛ぶようになったのは、しっかりバットのヘッドが立っているからだと思う。下振りなんで、まだまだ控えめだけど、ヘッドを立てる意識を持つことで自然と脇がしまり、回転力は上がる。もともとパワーは人並み以上なので、回転が上がってギリギリまで引きつけられれば、変化球に釣られることも減るし、今は押し込まれているストレートにもいずれ対応できるようになると思う。

まだまだ荒削りだけど、キャンプでの松井秀喜の教えを半年かけて少しずつ自分のものにしてきているように見えて、嬉しくなった。

明日の宮國に関してはあくまでも来シーズンに向けてのお試しだろう

キャンプでの絶賛ぶりを思い出すと、本来なら今の時点で8~9勝くらいはしていなければいけないだけの期待感を持っていただけに、本人も我々にも不満の多いシーズンとなってしまったけれど、いち昨年の開幕投手だったのだから、マエケン相手とはいえ、堂々と投げて、このオフは投手の補強は無くても大丈夫じゃね?と思わせるくらいの快投を期待したい

ってことで、明日の広島戦は、またも雨中でのマエケンとの戦いになりそうだ(汗)前回はマエケンの乱調で勝たせてもらったが、2位がかかっている明日のゲームはグラウンドコンディションに関わらず、並々ならぬ決意と集中力で投げてくるだろう。それはCSでも戦う可能性のある巨人にとって願ったり叶ったりの状況で、相手の事情がどうであれ、こちらのメンバー構成がどうであれ、原監督はきっとガチで勝負してくれるだろう

先発ローテのメンバーだけ見れば、正直、阪神よりも広島のほうが、ほんの少し楽か?なんてついイラんことを考えてしまうけれど、それはそれ、先のことよりもシーズン最後の試合をしっかりと勝って、気持よく終わって欲しい

っていうか、そもそもゲームが出来るかどうか、ちょっと心配

管理人:みんぐ

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