ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

10/9 巨 2-1 De→ 勝ち負けも大事だけど、何よりも明日もう1度見れることが嬉しい

巨人 2-1 DeNA → 対 DeNA:1勝1敗0分 東京ドーム

勝利投手:マシソン 2試合 1勝 0敗 0S

セーブ :

敗戦投手:三 上 2試合 0勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:田口→マシソン 捕手:小林

DeNA:今永→三上→砂田 捕手:戸柱

本塁打

巨人:坂本2号ソロ

DeNA

解説:篠塚和典 実況:田辺研一郎

日テレG+ にて観戦

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横浜DeNAベイスターズを東京ドームに迎えて行われた「2016 アットホーム クライマックスシリーズ セ ファーストステージ」第2戦。巨人先発の田口は二回にバッテリーミスで先制を許すが、その後は追加点を与えず7回1失点と試合を作る。打線は三回に坂本の2試合連続のソロホームランで同点に追いついたが、その後はDeNA先発の今永をとらえきれず、七回まで1対1の投手戦が続く。それでも八回、DeNA2番手の三上から長野がタイムリーを放ち巨人が勝ち越しに成功。このリードをマシソンが守って2対1で勝利した。対戦成績は1勝1敗となり、CSファイナルステージ進出をかけて明日の第3戦に臨む

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いやぁ、勝てて良かった!昨日の敗戦で半分諦めかけていただけに、明日もう一度ゲームが見れるってことが純粋に嬉しい。

もちろん勝ってファイナルに行って欲しい気持ちはメチャクチャ強いけど、今日の田口のピッチングと坂本のホームランは、腹八分目くらいまで来るほどお腹にたまったので、ちょっと落ち着いちゃってる自分がいたりする

昨日は采配に一言二言ある人も多かったけれど、今日はその課題をしっかり修正し、2番に山本、7番に亀井といじってきた。結果的にはそれが功を奏したとは言えないけれど、寺内をベンチに犠打用代打要員として置いたことが勝利に繋がったという意味では、正しかったといえるのではないだろうか?

また、これまでどちらかというと形に拘ってきた由伸監督だけど、今日は非情(どちらかというと非常)とも言える澤村温存、マシソン回またぎという手段を取ったのもこれまでには見れなかった決断だったと思う。まぁ最悪の延長をも見据えて出さなかったという言い訳も出来るけど、今日に関しては1点を守って勝つという形をとるにはマシソンのほうがベストだという判断だったのだろう。出れなかった澤村の心中は穏やかでは無いと思うが、それが次の登板時に良い方向に出ると信じたい

(マシソンが9回に出た時の球場のあの喝采はベンチとしては盛り上がるけど、澤村には酷だったと思う)

昨日のレポートでは、DeNA打線を相手にするには4~5点の失点は覚悟する必要があり、勝つにはそれ以上に打線が爆発しなければダメだと書いたのだが、今日のゲームはその予想とは全く異なるものだった

それは恐らく、もう後がない巨人と、あと1勝というDeNAの切羽詰まった意識がゲームに反映されたからだと思う。特に経験豊富だったり結果を期待されている選手ほど「今日はなんとしても!」という気持ちが強いだろうし、それが余計な力みだったり、正常な判断を狂わせるもとになるのだろう

そんな中、若い先発左腕の二人は本当に気持ちの入った素晴らしいピッチングだった。

どちらも勝てば終わり、あと1勝という緊張感を力に変えた投球で、非常に見応えのある締まったゲームを作ったと思う。田口のバッテリーエラーだけが残念なミスだったけれど、全体としては守備においても坂本や山本など目を見張るプレーがあって、テレビ越しでも勝利に対する執念のようなものを感じるほどのゲームだった

この若武者二人の投げ合いは来季もまた見たいと思わせてくれたし、どちらがファイナルに進んだとしても、この大舞台で自分のピッチングが出来る度胸は頼もしい二人だし、また見たいと純粋に思った。特に田口は自らのミス(小林のキャッチングも相当悪いけど)で先に点を取られてしまったのに、その後しっかりと立ち直ったのは見事だった。今シーズン1年間ですっかりと一皮も二皮も向けて、由伸監督の掲げる「一新」の象徴(といっても見渡す限り彼しかいないが(汗))となったと言っちゃっても良いと思う

何よりもヒーローインタビューの時の「楽しんで投げようと思った」という一言が彼の神経の図太さを表している。

(ま、実際にマウンドに立てば、その余裕はないだろうけど)

そして何よりも今日は坂本でしょう、攻守に渡って坂本劇場と言っても過言ではないくらい光ってました。1打席目の打球もボールがあと1個高ければスタンドに行っていただろうし、それを受けてのカーブをすくい上げての同点ホームラン。守備では昨日に続いて光るプレーを見せ、決勝点は自らがお膳立てするというキャプテンシー。今はボールの縫い目までハッキリ見えてるんじゃないかというくらい集中力が研ぎ澄まされて、相手投手が誰であれボールだけを見て打てているんじゃないかと思う。

こうなると1番ではなく4番を打たせたくなるけれど、やはり1打席でも多く立つことのほうがチャンスメークとしても確率は高くなるので、この形が良いのかな?明日も打って3戦連続ホームランという看板を手にしてファイナルに行ってもらえると、コレ以上無いほど嬉しくもあり、頼もしい

明日の先発予想は内海

テレビ情報では準備万端でやる気マンマンということなのだが、そういう時にコケたりするのもまた内海なので、適度な緊張感の中、でも逃げること無く攻め続けて欲しいなと思う。短期決戦では基本的に強い投手だと思っているので、その期待通りに投げてくれればいいと思うのだが、問題は中継ぎ以降か・・・もしも内海が早い回で捕まることになれば、ひょっとすると大竹の出番があるかもしれないし、5回くらいまで投げれるなら、6、7回は宮國、田原、グッさんをフル回転で投入することになるだろう。ただ、マシソンに関しては明日は2イニングは投げさせられないと思うので、展開がどうあれ最後は澤村が投げることになりそうな気がする。

昨日の失敗、今日の起用なしという状態から、それをバネにしてどれだけモチベーションをあげられるか、反省を修正に変えられるか、ある日突然変わることはないだろうけど、勝っても負けても、最後はやはり澤村にたくして良かったと思えるようなピッチングで締めて欲しいなと思う

あと、この2戦戦力になれていないギャレットがどう意地を見せてくれるのか、今日は良いところが無かった阿部が元キャプテンの面目躍如で坂本と共にどう新旧キャプテンの共演を見せてくれるのか、さらには誕生日の山本が短期決戦のキーマンとなるような活躍ができるのか、この2戦、活躍した選手以上に目立てていない選手の奮起が見れると嬉しいのだが・・・

管理人:みんぐ

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