ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

10/10 巨 3-4 De→ 力及ばず終戦…総力戦と言えば聞こえは良いが、まぁ力不足だったかなぁ

巨人 3-4 DeNA → 対 DeNA:1勝2敗0分 東京ドーム

勝利投手:田 中 2試合 1勝 0敗 0S

セーブ :山崎康 2試合 0勝 0敗 2S

敗戦投手:澤 村 2試合 0勝 1敗 0S

投手リレー

巨人:内海→大竹→山口→マシソン→澤村→田原誠→戸根 捕手:小林

DeNA:石田→砂田→三上→田中→山崎康 捕手:戸柱→嶺井

本塁打

巨人:阿部 1号2ラン、村田 1号ソロ

DeNA:ロペス 2号2ラン

解説:中畑清水野雄仁能見篤史 実況:田辺研一郎平川健太郎

日テレG+ にて観戦

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横浜DeNAベイスターズとの「2016 アットホーム クライマックスシリーズ セ ファーストステージ」第3戦。巨人は1点を追う六回、村田のソロホームランで同点に追い付き、試合は3対3のまま延長戦に突入。迎えた延長十一回、嶺井のタイムリーで勝ち越しを許す。その裏、巨人は二死一、二塁とチャンスを作るが、最後は阿部が倒れて試合終了。巨人はDeNAに1勝2敗で負け越し、CSはファーストステージ敗退となった

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2ランホ-ムランの打ち合いから始まったゲームで、どっちに転ぶかわからない手に汗握る展開、まさに後のないチーム同士の息詰まる戦いだったけど、数字を見れば10安打+4四死球DeNAと6安打+2四死球の巨人で、内容的には押されていたと思う

色々と言いたいこともあるけれど、上手くまとめられそうにないので、順を追って気になっったところを中心に愚痴ってゆきます(笑)

まずは先発の内海…昨日は気負いが悪い方に出なきゃ良いなと思っていたんだけど、梶谷へのデッドボールでいきなり真っ白になっちゃったかな。とにかくボールが高く、左右も厳しくゆけなくなってしまった。それでも阿部の2ランで初回のミスはチャラにしてもらったわけだから、そこから作り直さなければいけなかったのに、左対左でしかも投手に打たれ、さらにはそれが失点に繋がってしまったのだから言い訳はきかない。

昨日の田口のあとだけに、あれくらい低めを徹底してつけないと、DeNA打線から見たら余計に打ちやすく感じたことと思う。

最後の最後で一番後味の悪い降板になってしまい、恐らくこれから先、来シーズンの初登板までずっと引きずることになるだろうと思う。願わくば、今日の敗戦が内海がもう一度光り輝くための糧になってくれると思いたい

ただ、緊急登板となった大竹は非常に良かった。

非常にフォームが大きくて、体全体を上手く使って投げれていた、その分、体力は消耗するだろうけど、球場の異様なまでの雰囲気や息詰まる展開に乗せられて、ちょっとゾーンに入っているかのような投球をしていたと思う、ペナントのようなピンチを作ってキョドっているような素振りは全くなく、気持ちを全面に出した大竹の良いところだけが出ていたようなピッチングだった。これをレギュラーシーズンでやってくれてれば…とタラレバを言いたくなるところだけど、それを言っても始まらない、今日のゲームで何かを掴んでくれたとしたら嬉しいが、個人的には来季は中継ぎで今日のような役割を担ってくれたら頼もしいなと感じた

今日の敗戦のポイントは数多くあると思うけど、内海の3点めの失点と同じくらい責任を感じなければいけないのが、亀井とギャレットだったように思う。特に4回、1アウト2、3塁からのギャレットファーストゴロ、亀井のレフトフライは非常に残念。本来なら、昨日もそうだけど、左投手をバンバンぶつけてくるDeNAに対しては先発出場させることすら躊躇するゲームだったと思うが、彼らに変わる右の外野手が他にいないということで、どちらかというとこの3連戦の下位打線はペナント以上に相手にとって楽なバッター陣ということになっていたように思う

ただ、ギャレットはシーズン後半は左投手を苦にしてなかったし、亀井にも経験という武器があるので期待はしていたのだが、結局、この二人に関しては良いところ無く終わってしまった

だからこそ、大田を上げてほしかったと今でも思うのだが、そこは抜擢しなかった由伸監督を責めるのではなく、自らの力で不動の外野手の座を勝ち取れなかった大田の実力不足を指摘し、なぜ自分はあの場所に立てなかったのかを糧に、もう一度這い上がって来てもらいたいなと期待したい

昨夜のS1でノムさんが「裏の攻撃があるのは本当に有利」とフラグを立ててくれていたところで、9回をマシソンが三者三振の素晴らしいピッチングをし、そこで村田の必死の内野安打からのチャンスメークで満を持して鈴木の登場、ここで完全に今日のゲームはもらった!と思ったんだが・・・

まさかの鈴木の牽制死から、4番5番の凡退であえなく延長線に…

あの場面でふっと頭をよぎってしまったのだが、鈴木はあのアウトでひょっとして引退を考えたりしないよな?大事な局面で一番やってはいけないことをしてしまった責任を感じて、そんな事を考えたりするのでは?という事を思ってしまった。恐らくシーズン通して消化不良の1年だったと思うので、個人的には今日のアウトを取り返すためにも、もう1年頑張って、来シーズンは代走で盗塁王を取るくらい走りまくってほしいと思うのだが・・・

澤村には悪いけど、延長に入ればどちらかというと中継ぎの力関係で言えば、こちらに分が悪い。この時点でひょっとすると引き分けでも勝ちと同じ、なんて考えが頭にちらつくようでは負けるなと思っていたのだが、選手、首脳陣の頭の中はどうだったろう。

ただ、澤村は昨日の悔しい気持ちを内に秘めつつ、冷静にしっかりと仕事をして、DeNAのクリーンアップを三者凡退に仕留めたのはさすがだった。もともとスタミナはあるので、出来ればこのまま最後まで投げきってほしいと思っていたところでのアクシデント、プロ野球ニュースではエモやんが「当たりにいってはイカン」と言っていたが、あれは当たりにいったというよりも、投げ終わって足を降ろしたところにちょうど打球が来て、避けるに避けられなかったという感じに見えた。同じく斉藤明夫は「自分だったら骨折してても投げる」と言っていたが、それもまぁ乱暴な解説だこと。実際のところ、どんな症状なのかわからないが、澤村は続投を志願していたかもしれないし、歩いてマウンドを降りたものの投げられないほど酷かったのかもしれない、個人的には何とか再登場してほしいと思ってはいたけど、最終的に監督が無理だと判断したのだから、それがベストだったんだと思うしかない

後を受けた田原だったが、ここは田原が良かったのか、宮國がベストだったのかは答えを出すのは難しい。恐らく、どちらを出して、どちらが打たれても悔いが残る選択だったと思う。個人的には縦の変化が使える宮國のほうがエリアンもバントはしにくかった気がするし、嶺井に関してもかわすより力勝負のほうが良いと思ったので、宮國で行ってほしかったけど、色々と考えた上で田原だったのだろう。ただまぁ、嶺井に対して初球にアウトコースのストレートで様子見で入ったのかもしれないけれど、シュート回転して嶺井のバットの軌道と並行になるようにスーっと吸い込まれてしまった。1点もやれない場面なので、カウントが悪くなれば四球やむなしくらいの慎重さでボールから入ってほしかったんだけどな…

そして何をしに出てきたのか全くわからない橋本・・・堂上が四球を選んでくれたので、まだ得点圏で阿部に繋がったけれど、今年最後の仕事がバント失敗のファーストフライとか笑えないわ。自分の置かれている立ち位置がどれほど競争の激しいポジションなのか、もう一度真剣に考えて、来シーズンこそ消去法ではなく、良い意味で、大田、橋本、立岡の誰を使おうか、監督が良すぎて迷うような選手たちになってくれないと困る

あれなら、せっかく上げてきたので、イチかバチかで岡本を代打に出して劇的なサヨナラを演出して負けた方がまだマシだったと思われても(って思ってるのは私だけかもしれないけど)仕方ない

最後の阿部の一振りは、あとほんの少し押し込めていたら・・・と本人も悔いが残る当たりだったかもしれないけれど、まぁ最後4番に託して、それであと一歩フェンスまで届かなかったのだからしょうがない、あれで追いつくか追い越せていれば、勢いで広島でもひと暴れできたのかもしれないが、届かなかったというあの打球が、色んな意味で足りなかった今シーズンの巨人を象徴していたようで感慨深かった

残念ながら、これで巨人の今シーズンは終わり

一から十まで全て消化不良のようなモヤモヤした思いを持ちながら、来年の春まで過ごさなければイケないかと思うと、ちょっと憂鬱な気分になるけれど、ペナントの終わりは来季の始まりでもある。

単純に攻撃力が足りなかった…と課題がはっきりしていた去年に比べ、今シーズンは走攻守の全てにおいて課題が山積みとなったシーズンとなった。褒められるのは坂本、村田、田口、マシソンくらいだろうか?タイトルを取れたものの、とても満足できたと言えない菅野、澤村も含めどの選手も向けなければいけない皮を2枚も3枚も被っているような状況だと思う。

ま、そのほうが秋季練習、自主トレとやる気も出るだろうし、球団も本腰を入れて補強と育成に再度テコ入れをするでしょう。由伸監督はまだ今季を振り返る余裕はないだろし、20日にはドラフトというイベントもあるわけで、次の事に頭を巡らせているだろうけど、これからジワジワと色んな場面が頭の中を駆け巡り、眠れない夜を過ごすのかもしれない。

マスコミを含め、OBたちなども耳に痛い批判をしてくるだろうけど、それらを全て飲み込んで、まずは1年間監督としてやったことで見えたことを整理して、来季はどうするのか、戦力的なことや采配、選手たちに対しての立ち振舞なども含めて、どう変化するのか監督を含めたチームの成長を楽しみにしたいと思う

さて、今年も何とか全試合をレポートしてきたわけですが、もう少し続けたかったのに残念です。先程、サイトチェックしたらアクセスが9,851,726でした。なんか、ここまで来たら年内に1000万とか行っときたかったなぁ~と巨人と同じく、あと一歩及ばなかった残念感がありますが、ま、ブログのほうは、まだネタも出てくるでしょうから、ぼちぼちと更新してゆこうかと思います

何はともあれ、皆さん、1シーズンお付き合い頂きありがとうございました。

追記

ラミちゃん、CSファイナル頑張ってください

管理人:みんぐ

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