ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/20 巨 3-0 阪→ 貧打線でも安心して見てられた、そういう流れの勝利だったと思う

巨人 3-0 阪神 → 対 阪神:12勝5敗1分 東京ドーム

勝利投手:大 竹 11試合 5勝 2敗 0S

セーブ :澤 村 49試合 3勝 2敗 33S

敗戦投手:青 柳 10試合 4勝 3敗 0S

投手リレー

巨人:大竹→澤村 捕手:小林

阪神:青柳→高橋→サターホワイト→藤川 捕手:坂本→鶴岡

本塁打

巨人:ギャレット20号ソロ

阪神

解説:堀内恒夫 実況:町田浩徳

日テレG+にて観戦

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東京ドームで行われた阪神タイガースとの18回戦。巨人は初回、阿部のタイムリーと相手内野手のエラーで2点を先制する。八回には、ギャレットがソロホームランを叩き込んでリードを広げた。先発の大竹は、序盤こそ走者を背負ったが徐々に調子を上げ、10奪三振、無四球で8回無失点の好投を見せた。最終回は澤村が三者凡退で試合を締め、3対0で逃げ切り巨人は3連勝。大竹は5勝目を挙げ、チームは貯金を今季最多の10とした

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結果の数字だけ見てみれば、阪神3安打、巨人4安打という貧打線だったけど、実は数字ほど心配するほどの内容ではなく、個人的にはかなり安心して見ていられることの出来たゲームだったと思う

言いたいことの8割はポスゲームショーで古城氏が言っちゃったんだけど、まぁ見てない人もいるだろうから、私なりの視点で振り返りたい

今日のポイントは3つ、1つは初回の橋本の粘り、坂本の好守備に助けられながらの大竹のピッチング、そしてギャレットのホームランかな

これまで散々橋本のバッティングについて不満を重ねてきたけれど、昨日から打席での内容がガラっと変わりました。その一つにはコレが大きかったのではないかと思う

巨人橋本到「積極的にいけた」監督指導が功を奏す

まぁ、原監督もよく自ら個別指導してたけど、由伸監督も特に去年まで現役だっただけに、言いたいことがあったのでしょう。指導で結果が出ちゃうと、内田コーチの立場がなくなりそうだけど(汗)、お互い気がつく視点は違うでしょうから、そこはまぁ気にしない形で…記事では右肘についての指導を受けたと書いてありますが、私の予想では、今のチームにおける橋本の立ち位置と役割についても納得ゆく形で話し合いが行われたと思ってます。

3~5番が好調で、6番のギャレットも相手投手によって当たり外れはあるものの、総じて状態が良いことを考えれば、長野、橋本の役割はあくまでも出塁することにあります。確かに橋本のパンチ力は魅力ではあるけれど、今、求められているのはそこではないわけで、とにかくセンターから逆方向を意識しながらファールで粘り、四球での出塁、三塁線のゴロからの内野安打など、相手投手を疲弊させつつチャンスを作ること

今日の勝利は橋本の初回の粘りがもたらせた先制点といっても良いくらいの活躍で、あれによって守備のリズムも乱れ、貴重な点に繋がるだけでなく、初回だけで30球も投げさせるという形が作れたのが大きかった。

橋本が倒れても、坂本、阿部にヒットは出ていたかもしれないけれど、1、2番があっさり倒れてしまえば、どんな投手でも立ち上がりに不安はあるわけで、ただでさえ難敵の青柳相手では、あっさり終われば展開的に苦労しただろうし、大竹も先制点が無ければ、あそこまで投げられなかったでしょう

橋本はその後も打席で粘れていたし、ヒットこそ出ないものの2度の出塁をしているわけで、こういう打席を明日以降も実行してくれるなら、よりクリーンアップに相手投手の軌道を見せることも出来るだけでなく、攻撃の時間も長くなるので、今まで以上に良い流れを作れると思う

で、先制点をもらった大竹ですが、1、2、4回と先頭打者を出すものの、中谷と福留を外野フライに打ち取ってランナーを進ませずに済んだことが大きかった(それに関しては、長野、橋本の守備にも感謝だね)。立ち上がりさえ凌げればスルスルとゆく事の多い大竹なので、初回のピンチを切り抜けたのはもちろん大きいのだけど、相手にリズムが行きそうな所で坂本のファインプレーだったり、阿部の守備などに助けられた事が、このピッチングに繋がったと思う

球数は微妙だったけど、ひょっとしたら完封もイケるんじゃないか?という内容で、終わってみれば7年ぶりの2ケタ奪三振。第2子が誕生したこともボールに気持ちを乗せることに繋がったと思うけど、勝利だけでなく中継ぎを休ませられた事が何よりも大事なポイントだったと思う

恐らくだけど、2点差のままだったら続投させてたんじゃないかと勝手に想像するが、ある意味、良い形で澤村に切り替えさせる事に繋がったのがギャレットのホームラン。アッパースイングのギャレットは青柳に対しては全くタイミングも軌道も合ってなかったので、本人も相当ストレスは溜まっていたんだろうけど、それを吹き飛ばす3点目のホームランでした。クリーンアップじゃないので、打てる投手からだけ打ってくれればイイんだけど、初回の2点のままで終わったら、明日に多少の不安が残る展開だった中、「あぁ相手次第ではやっぱり無双してくれるんだね」という事を見せてくれたことと、チームに勝利を確信させてくれる追加点を取ってくれたことは本当に意味のある1点だった

3点差となれば澤村も楽に投げられるだけでなく、セーブもつくという最も良い場面なので、先頭の北条を打ち取った所で祝杯のビールの蓋を開けることが出来た(笑)

もちろん、勝利打点となった阿部のタイムリーがポイントとなったのは言うまでも無いけど、昨日の一発の後の打席から強引さが消え、また良い時の阿部の状態になっていたように見えたので、今日に関してはそれまでにチャンスを作りさえすれば、どっかで点は取ってくれると思ってた。それが初回だっただけで、今日に関して言えば、阿部は殊勲にあげるというよりも、あれくらいはやって当然という打席だったと思う

どちらかというと苦手なフォームの青柳だけど、変則投手が嫌いじゃない選手はそうそういない。先日苦労させられたヤクルトの山中投手は制球力の良い軟投派なので、巨人打線も積極的に打っていったけれど、今日の青柳が勢い良く投げ込んでくるけど制球に難ありなので、各打者が今日はしっかり粘って、フルカウントの状況を幾度と無く作るなど、予習がしっかり出来ていたと思う。残念ながら2回以降得点を奪うことは出来なかったけれど、少なくとも各選手は次に当たった時は、もっと得点できるはずって自信を持ったんじゃないかと思う。何もヒットを打つことだけが攻略では無いと思うので、今日は今日で内容的には悪く無かった。

ってことで、明日なんだけど、う~んハヤトゥーかぁ…

昨日の田口の5回登板と明日のマイコラスの回避は、マイコラス、菅野、田口と今の巨人のローテの上位3人を広島に当てるためなんだろうけど、だからといって明日負ければ意味が無い…ハヤトゥーが先日の中継ぎで見せたような強気のピッチングをしてくれれば二回りくらいはゲームを作ってくれそうな気がするけど、それでもある程度の失点は覚悟の上になる。展開次第だとは思うけど、月曜日は移動日無しで休めるし、明日は最初のひと回りさえ凌いでくれれば御の字くらいの予定で、ブルペンを総動員させるくらいのつもりでゆくんだろうと思う

そういう意味でも、今日の大竹の8イニングという投球数は本当に意味があった

これを書いている時点で、広島とヤクルトの結果は出ていないけれど、まぁ広島の結果云々ではなく、明日を勝って連勝の状態で東京ドームで首位チームを迎える事が大事なので、明日もデーゲームだし、選手の皆さん、今日は夜更かししないで早めに寝て下さい(笑)

私はオリンピック見たいので、夜更かしします(爆)

管理人:みんぐ

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