ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/6 巨人 5-2 広島 → 今季初の4連勝で3位に浮上!!嬉しすぎてうまく言葉が出てこない

巨人 5-2 広島

対 広島:7勝3敗1分

勝利投手:東 野 20試合 4勝 8敗 2S

セーブ :久 保 41試合 3勝 1敗 5S

敗戦投手:ジ オ 8試合 1勝 4敗 0S

投手リレー

巨人:東野→久保 捕手:實松→阿部

広島:ジオ→林→岸本→青木 捕手:石原

本塁打

巨人:實松1号ソロ

広島:

TBSニュースバードにて観戦

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広島原爆忌の8月6日に53年ぶりに広島市内で開催されたプロ野球の公式戦。打線は一回に高橋由、小笠原のタイムリーヒットで3点を先制、五回までに5点を奪い試合を優位に進めた。投げては東野、久保のリレーで広島打線を2点に抑え、今季初の4連勝で3位に浮上した

Yomiuri Giants Official Web Site

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4連勝なんて余りにも久々すぎて、こんなとき、どんな言葉を発していいか、忘れてしまった・・・・(笑)

幼少期に広島市に住んでいた私にとって、8月6日というのは特別な日。

まさかこの日に広島でゲームが行われるなんて!!!と感慨深かった。

今日も打線が機能しての勝利だったが、個人的には藤村にMVPをあげたい。

初回、藤村の1本のヒットが気がつけばツーアウトながら1,3塁という場面を作り出した。自分のリズムを作りたいジオにとって、足の速い走者が塁上にいるだけで打者に集中することができず、恐らくイラついていたんじゃないかと思う。戦える打者が長野一人だけしかいなかった状態に比べ、ラミちゃんが少しずつ上向いてきたし、何といってもその後にヨシノブが控えていることが大きい。

藤村の2盗、3盗によってチャンスにヨシノブに回すという状況を作り出すことができ、ヨシノブは、調子が悪ければフライアウトになってしまうような打球でも、好調な現在は野手のいないところに落ちるという好循環で先制点を叩き出してくれた。3日前までならここで終わってしまうところだが、少し期待のできるガッツがそれに続いて2点の追加点を取ってくれた。リズムを作りたかったジオにとって、あたふたしている間に3点を献上してしまうことになり、主導権を巨人が握ることができ、それが東野の好投にも良い影響を与えてくれる理想的なスタートだった。

それもこれも、相手の隙をつくことができた藤村の盗塁が、その後の打者に勝負しやすい状況を作ったといっていいと思う。

よく、明日に繋がるとか、明日に引きずるとか簡単に口にするが、今日の両チームの序盤にはそれがクッキリとあわられており、藤村の自信をもった走塁や、ヨシノブ、ガッツの思い切りの良いスイングは、あきらかに昨日の良いイメージを持っているからで、本来ジオのようなピッチャーは苦手なはずなのに、積極的に打ってゆくことができたのは、昨日の勢いが繋げてくれた結果だと思う。

一方で昨日の負けを引きずってしまったカープは、守備に堅さも見られ、藤村に隙をつかれるという悪い流れでスタートすることになってしまった。

あと、5回に藤村が出塁した後の、長野の送りバントには賛否両論あることと思う。

リーグ1位の打率をほこる打者にバントを命じるなんて!という意見が大半をしめるんじゃないかと思うがその後に、ラミレス、ヨシノブ、ガッツが控えているという事が長野で勝負をかける以外の選択肢をもたらせたのではないかと思う。事実、この回はガッツのタイムリーで貴重な追加点を取ることに繋がった。こういうゲーム運びが出来るようになれば、攻撃のバリエーションを増やすこともできるし、相手にとって嫌なプレーを重ねることも出来るようになるだろう。それもこれも、阪神戦で小林、藤川の継投から勝利をもぎ取り、ガッツに積極的なバッティングが戻ってきたことによる、チームとしての自信がここまで繋がっているんじゃないかと思う。

6回に1点を返される場面、藤村がホームへ投げるもセーフになってしまうが、あの場面は難しい。結果的にフィルダースチョイスになったが、送球が低ければタイミング的にはアウトになってた可能性も高いので、惜しいといえば惜しいプレーだった。もう少し前目に守っていれば、セカンド→ファ-ストのゲッツーも狙えたと思うが、セカンドは間に合わないタイミングだったので仕方ないか。僅差で1点もやれない場面なら、前進してもいいが、5点差だったのでまぁ普通にファーストでアウト1つで良かったかもしれない。天谷をタッチアウトにできたので救われたが、アウトを取れずに失点だけという展開であれば、かなりヤバかった・・・・

6回以降はサブローのヒット1本だけに終わってしまい、終盤に無得点だったのが悔やまれるが、これまでの貧打を考えれば文句はいえまい。

東野はスライダーが低めに決まっていたのが良かった。貧打のままの打線であれば、8回2失点でも勝ちがつかないゲームというのが、これまで何度もあったが、今日のように序盤で主導権を握ることができ、打線が繋がる展開に持ち込むことができれば先発投手も楽に投げられる。2ヶ月ぶりの勝利が呼び水となって、これから勝ち星が上乗せされてゆくようなら、まだまだ巻き返しも期待できる。

昨日は久保を温存することが出来、今日は山口を休ませて久保で締める事が出来た。勝つ時ってのは、こういう良い流れが自然と生まれてくるもんだと、勝負事の奥深さに改めて気づかされた。

気がつけば3位に浮上し、借金も3に減らすことができた。明日も入れると16日の中日戦の前に広島と4試合、横浜と3試合と相性の良いチームと7ゲームある。余り欲張るのも良くないが、上向き加減の状態のときは、流れにまかせてドンドン強気に行ってもいいんじゃないかと思う。理想を言えば、残り7試合で借金をチャラに出来れば一番イイ

これまで愚痴だらけだったし、期待しては裏切られの連続だったので、浮かれてしまう気分になかなかスイッチできないが、明日も勝つことが出来れば、ちょっと浮かれてみようかな・・・・と思う。