ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛」7/2 巨 6-0 中 → 7月最初かつ9連戦の初戦をエースで取れて良いスタートがきれた

巨人 6-0 中日 → 対 中日 8勝4敗0分 東京ドーム

勝利投手:菅 野 12試合 8勝 4敗 0S
セーブ :
敗戦投手:清 水 7試合 2勝 2敗 0S
・投手リレー
巨人:菅野 捕手:炭谷
中日:清水→祖父江→谷元→岡田→三ツ間 捕手:加藤→木下拓
本塁打
巨人:亀井7号、ビヤヌエバ8号、坂本23号、丸14号
中日:
日テレG+ にて観戦 解説:立浪和義 実況:佐藤義朗
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東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの12回戦。巨人先発の菅野は課題の立ち上がりを無失点で切り抜けると尻上がりに調子を上げる。制球に苦しむ場面もありながら、力強い直球で中日打線を封じ込め、115球、6安打無四球で今季初の完封勝利をあげた。打線も初回に亀井の先頭打者本塁打で先制すると、三回にはビヤヌエバが、七回には坂本と丸が連続本塁打を放つなど効果的に加点した。エース菅野が完封、打線も4本の本塁打が飛び出した巨人が6対0で勝利し、3連勝となった
(https://www.giants.jp/G/result/201907021index.html)
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終わってみれば9回を投げ切って、被安打6、四死球0、失点0の完封なわけで、文句のつけようはないはずなんだけど、数字ほど内容の良いピッチングだったか?と言われると、なかなかに評価の難しいゲームだったと思う。
もちろん、ソフトバンク戦の悪夢から考えれば、しっかり修正してきたという感じだし、今日の勝利をきっかけにノッて欲しい気持ちはある

ただ、今日もストレートは150km/hを超えることはなく、スライダーの抜けもあったし、甘い球も結構あった。一発のあるチーム相手だったら、どうだっただろう?と思わなくはないけれど、少なくとも前回のようにストライクを取るのに苦労する場面はなかったし、自分にイラ立つような表情は無かった。
そもそもソフトバンク戦では球数も少なかったし、そこから体調を考慮しながら、メンタルも含めて良い期間を過ごせたんだろう。

腰の違和感との付き合いは続くだろうから、それを加味しながらゲームを作る流れを自分でコントロール出来るようになれば、この先も無双はしないまでもある程度の成績は残せるのかもしれない。


今日は炭谷のリードも良かった。左バッターのインコースに投げ切れた菅野も良かったけど、途中にカーブを交えながら球速の上がらない菅野にうまく緩急を出していたし、福田を三振にとった高めのストレートの要求の仕方もうまかった。サインに首を振ることもなく、テンポよく淡々と投げさせたことからも、今日の菅野を勝たせたのは炭谷だったと言えるのではないだろうか?


攻撃面ではエースを援護しようと今日は良い形で点が取れましたね。
亀井の先頭弾はお見事でしたが、そのあとに押し出しとはいえ、追加点が取れたのは大きかった。あそこが0で終わっていたら、攻めきれない感じで先制したのに嫌な流れを感じるところだったし、2回の丸のセカンドゴロの間に点が取れた3点目、個人的にはこれが大きかったと思ったし、こういう点の取り方は嫌いじゃない
もちろん、スカっとホームランで点が取れれば一番イイし、きれいなタイムリーもいいんだけど、ランナーを3塁まで進めて、打ち取られながらも点をもぎ取るってのは強いチームの点の取り方だし、相手にとっても嫌なもの。
内野フライでなんの動きもなくアウトを増やして、2アウトになってしまい、結局点が入らず・・・という場面を何度も見てきたので、作ったチャンスを無駄にしなかったという形での追加点は今日のゲームにおいて大きな3点目だったと思う


いずれにしてもオールスター前の大事な9連戦の初戦を、中継ぎを使うことなく勝利できたのはチームにとって大きい。岡本、大城の4、5番は音無しだったけど、今日は坂本、丸が活躍したので、うまくバランスが取れたと言っていいでしょう。


明日は桜井。
菅野の弟子と言ってもイイ桜井が、交流あけの戦いでどういうピッチングをしてくれるのか?先発に回ってからの好調さをそのまま出し、子弟で勝利をもぎ取ってくれたなら・・・チームに勢いをもたらせるには十分ですし、山口も含めて勝利を計算できる投手が3人いるという状態を作れるので、この先の戦いがかなり楽になる
今日の勝利は大きいけれど、大事なのは明日のゲーム。これを取って、勝ち越しを決めることが首位固めに必要なことになる。週末には難しい戦いになりそうなDeNA戦も控えているし、余裕は1つでも欲しいから、明日のゲームを如何にして勝利するか?9連戦の初戦を取っただけに、明日の桜井のピッチングは大事なりそうだ

 

追記
昨日の週刊ジャイアンツでの徳さんの原監督へのインタビュー。かなり面白かったし、見てない人もいるだろうから、気になったキーワードだけ掻い摘みたい

何と言っても一番ささったキーワードは「のれん」。要は各選手が自分の持ち味、役割をしっかり把握してウリにできる状態になっているということ。それは様々な個性の集まりを意味しているし、監督が開幕前に言っていた「個人軍ではなく巨人軍であれ」ということにもつながっている。各選手が自分のウリをアピールできていることで、首脳陣にとっても誰をどの場面で使うのが適切なのかを明確にし、選手もそれに備えて準備ができる好循環が出来ていることがわかる

そして、キャッチャーに固執していた阿部の肩の荷を下ろしたという言葉。普段から阿部としっかり会話を重ね、キャッチャーで終わりたいという阿部の意思は尊重しつつ、少しでも楽に動けるようプレッシャーを解いていったことがうかがえるし、事実、400号を達成してからの阿部の状態は非常に良い。ベンチ内でも重要な役割を持っていることは示唆したうえで、実はキャッチャーとしての状態も徐々にあがっているという裏話も聞けたので、ひょっとするとどこかのタイミングでマスクをかぶる姿が見れるかもしれないという期待も上がった

菅野に対しては、今の状態がベストではないことは理解しつつも、その中で新たなファイティングポーズは取ったと言っている。万全な状態で無い中でゲームを作れるようになることは、菅野の進化を意味するわけで、原監督はあえて万全な状態に戻すことよりも、今の体調の中で戦うことを選択したらしい。それならそれで、こちらは新しい菅野の引き出しが増えることを期待して、応援するのみ

さらに、坂本にはまだ伸びしろがある、頼もしくなったけれど、まだプレッシャーから逃げることもあり、キャプテンシーは100点でも、選手としてさらなる高みに行けるとも言っている

他にも大城には経験はないが、可能性があると言い、岡本と大城の4番、5番コンビに未来を託していることはわかったし、ほかの若手に対しての期待も伺えた

思い付きだの、ルンバだのと批判するアンチな人に見て欲しかったロングインタビューだったけど、非常に細かいところや選手の目つき、動きに気配りをはかっているところは、第2政権時代と変わらない。
ただ、坂本、阿部に加えてオガラミがいて、スコット鉄太郎が盤石だった時と違って、今はコーチも含めてチームを成長させようという意思を感じている。優勝を目指しながらというのは、かなり難しい作業だけれど、我々の見えないところで繊細な目配り、気配りが行われていることをひしひしと感じたので、これからの戦いに期待が膨らみました

 


管理人:みんぐ
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