ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛」7/3 巨 7-6 中 → 原監督の要所の決断に思いをはせる・・・

巨人 7-6 中日 → 対 中日 9勝4敗0分 東京ドーム

勝利投手:中 川 35試合 3勝 1敗 10S
セーブ :
敗戦投手:ロドリゲス 39試合 0勝 4敗 0S
・投手リレー
巨人:桜井→鍬原→澤村→大竹→田口→中川  捕手:炭谷→大城→小林
中日:吉見→岡田→谷元→福→鈴木博→祖父江→ロドリゲス 捕手:木下拓
本塁打
巨人:
中日:木下拓1号(九回ソロ)
日テレG+ にて観戦 解説:山本昌 実況:田邊研一郎
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東京ドームで行われた中日ドラゴンズとの13回戦。試合は序盤から点の取り合いとなり、4対3で後半へ。巨人は七回に逆転を許すがその裏、代打・阿部の同点適時二塁打と亀井の適時打で試合をひっくり返す。九回に抑えの中川が木下拓にソロ本塁打を許し同点とされるがその裏、若林の四球と盗塁で無死二塁とすると、増田大の犠打に失策が絡み、二塁走者の若林が一気に生還。巨人は最後までもつれた乱戦を劇的なサヨナラ勝ちで制し、4連勝を飾った
(https://www.giants.jp/G/result/201907031index.html)
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(すみません、また書きかけのまま落ちてしまいました)

中 日 1 2 0 0 0 0 2 0 1
巨 人 2 2 0 0 0 0 2 0 1x

今日のスコア…

先制され、すぐに逆転、そして逆転された後、すぐに逆転
終盤に逆転され、直後に逆転
最後に追いつかれ、直後にサヨナラ

球場にいたファンの方は盛り上がったでしょうね~テレビで見ていても興奮しました
(ま、欲を言えばリードしたまますんなり終わってくれよって感じでしたけど(笑))


中川のセーブ失敗は残念でしたが、逆に言えば3勝かぁ~終盤に味方がしぶとく攻撃しているという証でもあり、去年とは違うゲーム終盤での粘りとか強さを感じる数字でもありますね。


今日のゲームは色々ありすぎて、言いたいことがいっぱいありますが、でもポイントを絞ってつぶやきたいと思います


今日のポイントは「足」でしたね。
もちろん、最終回の若林の盗塁は素晴らしいのですが、個人的には初回の亀井、丸の走塁だったように思います。先制された直後のイニングで亀井がアピールしてリクエストでセーフになり、丸がタイムリーの後に走ったことで大城のタイムリーを引き出した

終わってみれば、両チームに得点が入ったのがすべて同じイニングでしたが、初回だけが巨人がリードした形となり、この2点目が勝負のあやになったことを考えても、貴重な点だったと思います

盗塁という作戦に関して、由伸時代は決して多くありませんでした。原監督になって、鈴木コーチを入れたことで今シーズンは走りまくるのかと思いきや、意外と活用する場面は少なかったのですが、走塁という部分では随分と積極的になり、そして増田や若林、重信が1軍で活躍するようになって、盗塁も増えてきました。
気が付けば44個でリーグ3位になっています


去年、今年とファームではとにかく積極的な盗塁を行って、熱い指導をしてきた結果が、今季の若い選手の走塁として実現し、それに引きずられるように亀井や坂本も積極的に走っているような気がします

(丸はもともと走ってましたし)


もうひとつの注目ポイントは桜井の交代でしょうか?

「攻撃に転ずるべき!」というポイントで強気の交代や采配を振るうのは原監督の持ち味ですが、個人的に言えばあの場面は、桜井の成長を促す意味でも交代はさせて欲しくなかった。
確かに1~2回の桜井は良くなかったですが、先発に転向した以上、立ち上がりに苦しんでも、そこから立ち直ってゲームを作るという経験は絶対に必要。特に3回は立ち直る姿を見せていましたし、そこからゲームを作り直せば、序盤に吉見を苦しめて球数を投げさせたので、中盤以降に追加点を取るチャンスは絶対に来ると思っていましたから、優勝争いをして絶対に負けられないチーム状況ならまだしも、ゲーム差に余裕がある首位にいるわけですから、続投させて一回り桜井を成長させてほしかったと思いました


もちろん、原監督のことですから、そういう部分も考えていたでしょうし、降板後に桜井に言葉をかけていたことからもケアはしっかりと行っていたでしょう。我々には及ばない深い考えがあったことなのはわかりますが、これで「序盤に失点すると代えられる」というプレッシャーが桜井にかからなければイイなと・・・


さらに言えば、それならせめて桜井を交代させたところが点につながれば、まだチームに勢いも生まれたのでしょうが、中島の三振はいただけなかった・・・(涙)
っていうか、先日の中島のホームランで昇格に文句いってゴメンとは言ったけれど、今でもまだ北村や和田恋に、中島の枠を使ってほしいという気持ちは変わっていないので、それを払拭させてくれる意味でも、ベテランの意地で犠牲フライなり、ボテボテゴロの間に1点でもいいから、何とか結果を残してほしかった・・・

 

この9連戦、菅野を中5でという話もあるし、桜井も同じように中5で使うつもりだから、今日はもともと球数を投げさせないという計算もあったかもしれない。様々な想像を掻き立てられ、深い心中を察してみたくなる場面でした

 

それと、なるほどぉ~と思ったのは阿部の代打のタイミング

普通に考えれば重信を先に出して、2アウトになってから阿部を出してもおかしくない場面(ビヤヌエバも悪くなかったし)。あえて先に阿部を出したことに、素直に「そうきたかぁ~!」と思わされたし、そこで結果を出した阿部が本当にお見事でした。重信は三振だったけど、続く陽岱鋼が四球でさらにベテランの亀井のタイムリー。最後にお立ち台に上がったのは若林、増田というフレッシュな顔ぶれでしたが、最終回の攻防が無ければ今日のお立ち台は間違いなく、阿部、亀井のベテランコンビだったでしょう。

そういう点では、今日は若手とベテランの活躍が融合した、中身の濃いゲームだったと思います

 

せっかく良くなりかけていた岡本が、また外のボールを意識しすぎて、好調時には見逃せていた外スラに手を出し始めたのが気になりますし、ちょっと強引なバッティングをしつつあるのが不安ですが、7回にヒットも出ましたし、次は落ち着いて打席に立てるかもしれないので、3戦目のバッティングには期待したいと思います

 

亀井を1番、大城を5番に固定してからは、落ち着いて戦えている今の状況

もちろん、全員がその日の投手に合うということは無いわけですが、少なくとも1~5番までで、2人がその日の相手バッテリーに対して優位に戦える選手がいると、1試合の中で3点くらいは計算できる形を作れているなと思います。
出来れば3人くらいが日替わりでタイミングが合う選手がいると心強いですが、少なくても全員が全くダメ・・・という状態にでもならない限り、なんらかの形でチャンスが作れているというのは、多少のビハインドでも2イニングに1度は期待を持てますし、相手バッテリーからしても本当に嫌な打線になっているなと思います

左右にきれいに分かれていることもあり、相手もリリーフを出す人選、タイミングに悩まされるでしょうし、場合によっては一人一殺で送り出すとなれば、終盤にコマが足りなくなる


亀井、若林のバイオリズムが下がっていることが心配の種でしたが、この試合の結果をうけて、また上昇してくれるかもしれないという期待を持てますし、週末のDeNAと戦うにあたって、文字通り線となっている打線がどう機能してくるのか、また機動力をどのように使うのか、それを占う今日のゲームが楽しみになりました

 

管理人:みんぐ
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