ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛」6/30 巨 4-3 ヤ → 6月は非常に良い形で終われた、この勢いで7月もゆこう!

巨人 4-3 ヤクルト → 対 ヤクルト 6勝5敗0分 秋田

勝利投手:大 竹 4試合 1勝 0敗 0S
セーブ :中 川 34試合 2勝 1敗 10S
敗戦投手:石 山 23試合 1勝 2敗 9S
・投手リレー
巨人:メルセデス→澤村→田口→野上→大竹→中川 捕手:大城→炭谷
ヤクルト:高梨→ハフ→マクガフ→近藤→石山 捕手:中村
本塁打
巨人:
ヤクルト: 廣岡1号(四回ソロ)
フジテレビONE にて観戦 解説:真中満 実況:小穴浩司
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秋田県立野球場こまちスタジアム)で行われた東京ヤクルトスワローズとの11回戦。巨人は初回から失点し、重信の左前適時打などで逆転するも、ヤクルトにひっくり返されるシーソーゲームの展開となった。八回に無死満塁から若林の併殺打で同点とすると、九回に二死から坂本が右越え適時二塁打を放ち試合を決めた。八回を無失点に抑えた5番手の大竹が今季初勝利。巨人は秋田で2連勝を飾り、貯金が今季最多の10となった
(https://www.giants.jp/G/result/201906301index.html)
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巨人 11安打+4四死球
ヤクルト15安打+5四死球


これだけ見ると、とても4-3という点で終わるはずのない結果なので、両チームともがチャンスを作りながら、決め手にかけるストレスのたまる試合だったと言ってもイイ。
最終的に結果を左右したのは守備のミスということになるけれど、村上の2つのミスと最後の坂本のタイムリーのライトの守備に救われたという点で、勝った気がしないというのが正直なところなのだが、ゲーム内容に不満がありながらも結果的には勝っているって非常に大事なことなので、そこは素直に喜びたい


ま、愚痴りたいことも多いゲームだったけど、せっかくの勝利だからポジれることをメインにすると、やはり何と言っても坂本の復調はチームに元気を与える。昨日のホームランに続いて、今日は久々の猛打賞、バッティング内容的にも悪くありません。たった5日間で疲労が完全に抜けたとは思えませんが、セ・リーグでの戦いに戻ったことで、少し気持ちに余裕が出来たのかもしれません。チームを引っ張る立場の人間が元気のないままではベンチの雰囲気も悪くなりますから、これでまた明るくなるでしょう
(といっても、交流戦を含めて、決して悪い空気ではなかったと思いますけどね)


岡本にもマルチが出ましたし、打球方向も安定してきました。今のところ、長打にこだわっているようには見えませんし、少しずつ成績が上がってきたことで、無理して打ちに行く感じはなくなりました。焦りが抜けてきているから、四球も選べるようになってきているし、率が良くなってくれば自然と長打も増えてくるでしょう。


ただ、亀井は今日は貴重なヒットを打ちましたが、やはりまだお疲れぎみ。確かに相手投手にとっては亀井の存在は嫌なものでしょうが、年齢を考えても連戦はやはりキツい。もともと亀井が大好きな原監督ですが、重信、陽岱鋼をうまく使いながら、良い状態の亀井を適切なタイミングで使うような運用も考えてもらいたいですね。


それと、若林も少しずつバイオリズムが下がっている感じ。これもまた、山本、増田あたりと併用しながら、チーム内競争を煽りつつ、刺激を与えて欲しいところです

 

問題はメルセデス・・・ですね

現状では大きく負け越しているわけでもなく、大炎上をするわけでもない、とはいえ、常に勝ちを計算できる投手でもない。特に今日は、相手の拙攻に助けられなければ4回までに4~5点は取られていてもおかしくなかった。個人的に嫌いな投手ではないけれど、残念ながら今はローテの穴をただ埋めているだけという形に収まってしまっている。
スタミナ面での課題もあって、彼が投げる時は常に4~5回あたりで降板するかもしれないことを念頭にブルペンは準備をしなければいけないわけで、決して良い状態とは言えません。本来なら課題の左打者への対処として、新しい球種を覚えたり、左打者のインコースへの制球をあげるなど、ファームで課題を克服させたいところですが、チーム事情がそれを許さないのでしょう。

とはいえ、このままシーズン最後までローテを守るとも思えないので、代わりの候補が出てきたところで、調整を命じられるのは時間の問題かもしれません。
まだ若く、将来性もあり、真面目な性格ですし、巨人には珍しい育成型の外国人選手ですから、外国人枠の問題もありますし、どこかで自分と向き合い、コーチとゆっくり会話をする時間を作ってあげることも必要でしょうね。


さて、これで6月の戦いも終了
15勝7敗と1か月で8つの貯金を作ることができ、40勝一番乗りでトータルの貯金も10個になりました。
5月の苦しさを思えば、上出来以上の結果ですね
気が付けば2位の広島に3ゲームの差をつける首位に立っていますし、残り試合の多さも今のところは有利に働いていると言っていいでしょう。


そういえば、先日野球好きの知り合いたちと飲んでいた時のことですが、他球団ファンから「巨人はたいして強いと思えないんだけど、気が付いたら今の位置にいるんだよなぁ」と言われました。
確かにそうですね、私も正直なことを言えば、貯金10個を作って単独首位にいるほど、チーム状態が良いか?と聞かれれば???と思わざるを得ません。おそらく、それは大型連勝をしていないからでしょう。割と地味に2勝1敗を繰り返して、1つずつ貯金を積み上げている感じですし、中継ぎを含めて意外に穴も多い。特に交流戦期間中は巨人、DeNAを除く4球団が落ちていったことで、半分は棚ぼたのような形で今の位置にいるということも否定できません。

でも、一方で大型連敗をしていないというのは、他球団に比べて大きなメリットとして、ここまでの成績に影響しています。流れが悪くて負け越したとしても、1勝2敗なら傷は小さいわけで、昨年まで広島が3連覇を出来た理由の大きな一つにも大型連敗をしないというのがありました。

そりゃ確かに、5連勝とか8連勝とかして一気に周りを突き放したい気持ちもありますが、今のピッチングスタッフを見る限りは、それも厳しいでしょう


大型連勝をすれば、他球団のマークも一気にキツくなりますし、接戦が続けばブルペンにしわ寄せも来て、シーズン終盤が苦しくなりますから、じわじわと貯金を積み重ねてゆき、周りの潰しあいを期待しながら、徹底マークされないように着実に積み上げてゆくのがイイと思います


少なくとも、次の9連戦では1勝2敗x3だったとしても、今と同じ位置にいれる可能性は少なくありません。
調子の上がっている中日、DeNA相手ですから簡単にはゆかないと思いますが、スイープさえされなければ良いという状態は少なからず選手に余裕を生み出すでしょう
(同じ意味で、昨年までは広島に3連勝すれば!と意気込んでみても、広島側は1つ取れればOKという気楽さで結果的に負け越してしまう状況が多々ありました)


補強に関して、他球団ファンから揶揄されることも多いですが、開幕前に言ったように、今シーズンは勝利を目指すために補強をしながらも、数年先のことを考えて2軍を含めたコーチの若返りと成長、若い選手の成長への期待が大きいです。今でも仮に優勝を逃したとしても、これから先、5年、10年と常に優勝争いができるチーム作りが出来ればイイと思っていますから、その点では苦労しながらも、それなりに順調に来ていると言っていいでしょう。


課題のブルペン問題も、今は野上、大竹といったベテランの力も借りていますが、今年1年かけて若い選手のレベルアップ自体が最大の補強だと思えるような運用になりつつあると思います。マシソンの復帰、デラロサの加入という要素もありますが、9月の大事な時期になって、シーズン前半の苦労が報われた!と思えるような形が見えてきたとしたら・・・そこからが、新しい巨人の形のスタートになると思うので、批判されることも多いでしょうが、常に数人の若手をブルペンスタッフに置いた状態で、この先も戦ってほしいですね

 

6月最後の試合で、ペナントもほぼ半分が終了ということで、ちょっと前半を総括するような内容になってしまいましたが、4、5、6月と月ごとに色んな出来事があった今シーズンのペナントレース。7月からの重要な戦いを迎えるにあたって、今の状況を整理しておきたい気持ちもあって、こんな記事になってしまいました

 

管理人:みんぐ
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