ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/18 巨人 1-3 中日 → 緩急をつけるってのはこういうことだと言わんばかりの山井の投球

巨人 1-3 中日 8月18日(水) ナゴヤドーム

対 中日:7勝10敗0分

勝利投手:山 井 13試合 5勝 4敗 0S

セーブ :岩 瀬 41試合 1勝 1敗 32S

敗戦投手:東 野 21試合 12勝 5敗 0S

投手リレー

 巨人:東野→MICHEAL→高木(C:鶴岡→實松)

 中日:山井→岩瀬(C:谷繁)

ホームラン:

 巨人:坂本22号ソロ

 中日:

巨人は四回、二死走者なしから先制を許すと、五回にも二死から追加点を献上。打線も中日ドラゴンズ先発・山井の前に沈黙。八回まで無安打に抑えられる。九回、坂本が意地の一発を放ち、ノーヒットノーランを阻止するも1対3で完敗。3連敗で3位中日に0.5ゲーム差に迫られた。

Yomiuri Giants Official Web より

緩急をつけるってのはこういうことを言うんだ

とでも言われたかのような山井の投球だった。

ただ、ストレートのキレ、変化球のキレは東野も決して劣っていないように見えた。

二人の違いはコントロール

ストレートとスライダー、カーブをうまく使いこなして戦うスタイルは2人とも同じだが、ここぞという場面での制球力が違っていた、東野はコントロールミスが甘いところに行ってしまったが山井はミスした場合、甘いところではなくあきらかなボールになっていた。そのため、コントロールミスがあっても打たれることなく、その球を次の決め球のための布石とする配球を作ることが出来ていたように思う。今日の投球は見習うべきところの多いやられ方だった、、、次の機会には同じようにやり返してやるぞくらいの気迫で戦ってもらいたい。

山井と谷繁にしてやられた感が強いが、今日の問題は昨日と同じく打線。

甘い球はそれほど無かったが、それでも何とか対処できそうな球が初球に多く、ストレートか変化球のどちらかに的を絞っていれば、初球から振ってゆくことでプレッシャーをかけられたように思うが、積極打線が売りの巨人打線がどちらかというと消極的なバッティングをしているように見受けられた。篠塚コーチの指示なのか各選手の判断なのかわからないが、打線だけでなく選球眼も湿っていたように思う。

ブランコの振り逃げの場面がもったいなく、あそこは何としても鶴岡に前に落として欲しかった・・・2アウトから失った2点が、より打線を消極的にさせてしまったかもしれない。

坂本のホームランもインコースに来てくれれば、彼のセンスであのバッティングは出来る。むしろそれまでの打席の中での元気の無さのほうが心配だ。ゲーム前の笑顔とは裏腹なゲーム中の表情はまだまだトンネルが続きそうな予感を感じさせ、ちょっと不安になる。

先発投手陣の不調がとうとう打線にまで飛び火してしまったような状態だが、今の状況を打破する手段はやはり坂本、松本の1,2番だと思う。ガッツ、ラミちゃんも今は下り坂にいる感じだけど、1,2番が出塁すればさすが!といえる集中力を発揮してくれると思う。何だかんだいって、こういう雰囲気を打破するには若手の躍進しかないと思う。プレッシャーもかかり、なかなか打席で思うようにゆかないかもしれないが、ここは割り切って、全力プレーを見せてくれることで、きっと上向きになってゆくと思う。

我慢、ガマンの日々が続くが、やまない雨は無いと信じて、応援し続けるしか今の我々に出来ることは・・・・・・・・・・・・無い。