ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

9/4 巨人 0-3 中日 → 疲れてるのは皆一緒。頼むから気持ちだけは負けないでくれ!

巨人 0-3 中日 9月4日(土) ナゴヤドーム

対 中日:9勝14敗0分

勝利投手:山本昌 5試合 4勝 0敗 0S

敗戦投手:ゴンザレス 20試合 4勝 10敗 0S

投手リレー

 巨人:ゴンザレス→久保(C:阿部)

 中日:山本昌(C:小田)

ホームラン:

 巨人:

 中日:森野18号ソロ

昨夜3位に後退し、もう負けられない中日ドラゴンズとの最終カード第2戦。巨人は初回、先発のゴンザレスが森野にソロ本塁打を浴び、先制されると、四回にも連続タイムリーで追加点を許す。打線は中日先発・山本昌の前に沈黙。1点も奪うことができず、最年長完封を許し、0対3で連敗を喫した。

Yomiuri Giants Official Web より

さて、今日はどのように切り出すか・・・・正直言葉がでない。

巨人軍の選手たるもの紳士であれ!

巨人に連綿と脈打つ伝統である・・・・あるが!!!!プレー中はもっと過激にいっていいんじゃないの?交流戦あたりから名立たるプロ野球解説者が口をそろえて、もっとインコースを大胆に使わなきゃいかん!と言っている。恐らくピッチャーも分かってる、阿部もわかってる。しかし・・・なかなかそれが出来ない。

今日、唯一胸が躍った瞬間はゴンちゃんの和田への2度のインコース攻め、両チームナインがグラウンドに飛び出し、一触即発の雰囲気になった。

そうだよ、そういう闘争心なんだよ!と心が騒いだ。

試合前からゴンザレスvs山本昌ということで、私が書いている他所のブログのコメントでも、敗色濃厚といわれていた。確かに復帰後3連勝中の山本昌と、復調しているようで結果の出ていないゴンザレスであれば、そういう見方も仕方ない。

それでも、7回3失点は先発の役割を全うしてる。ファームから上がってきて以降、5回2失点、5回3失点ときて7回3失点。今の先発投手のメンバーの出来を考えれば充分に戦力になっている(それでも今日は1点を争うピッチングを意地でもやらなきゃいけなかった試合だった)。

言うまでも無く敗因は打線。左の山本昌だからということで、昨日猛打賞の松本を外して矢野を2番に起用。それが功を奏し、2安打と結果を残した。ただ、左投手であっても今日は松本を起用して欲しかった・・・ヒットが出ないまでもカット、カットで球数を投げさせ、もしも塁に出ることが出来たら塁上からプレッシャーをかけ、足でかき回してチャンスを広げるといったことも期待出来ただろう。むしろ昨日結果の出なかった長野のところで矢野を使うべきだったと思う(今日もノーヒットだったし)。昨夜負けはしたが坂本と松本が中日にプレシャーをかける役割を果たし、開幕当初の思い出がふつふつと蘇ってきたところだった。相手にとっても嫌な前半戦が少し頭をよぎった(かもしれない)。結果云々ではなく、磐石な相手のペースを少しでも崩すためにはそういった心理的なプレッシャーも大事だと思う。

クリーンアップが湿っている状態であっても、やることは変わらない。1,2番が出て相手に嫌な思いをさせること。その役目はやはり矢野ではなく松本なんだと思う(矢野も決して足は遅くないが、それでも矢野と松本ではプレッシャーが全く違う)。

ふ~~~、とここまで書いてきて、ドンドン重くなってきた。

ここからは試合後の選手たちのコメントを簡単に紹介しつつ、ツッコミを入れてゆきたいと思う。

・8回代打で出るも見逃し三振のスンちゃん「厳しいコースのボールだったけど、あそこはカットしないといけなかった」

な~~んだ、わかってるじゃん。昨日もそうだったけど、全くタイミングが取れてないね、私が教えているアマチュアの選手もそうだけど、ボールをバットにとにかく当てようと考えれば考えるほど、身体って動かないもんで、当てようとするとどうしてもボールを見たいからタイミングが遅れる。遅れた状態で予想していたのと違う球だったり、微妙なコースでバットを出すかどうか一瞬でも迷うと、今日のような見逃しの三振をしてしまう。相手にとってスンちゃんの一番嫌なところはフルスイングでの特大のホームラン。空振り三振でいいから思いっきりスイングの音を聞かせてやればいい。このままじゃ、明日結果が出なけりゃ何も出来ずにまたファーム行きだよ>スンちゃん

・4回に安打を出すも9回はらしくない内野フライでゲームセットとなった阿部

「精神論になってしまうけど、やるしかない」

そうそう、もうここまで来たら気持ちなんだよね。キャプテンが雰囲気を変えてゆかないとチーム内の雰囲気はなかなか変わらない。今日はキャッチング面においてはミスもあったけど、気迫は感じるものがあった。だけど最後の打席は”らしくない”フライだった。好調時の阿部ならタイミングを外されたあの球も泳ぎながらレフト方向へ強い打球が出ていた。足の痛みか下半身の疲れか、あと少しの粘りがなかったのが心配。

・上がってから結果を残し続け、今日も2安打と好調の矢野

「自分の仕事を全力でするだけ、スタメンとは関係ない」

うん、崖っぷちから這い上がり、またいつ落ちるか分からない状態にいる選手ならではの力強い言葉。1球、1球に集中している姿はブラウン管越しにも伝わってます。その集中力を他の選手にも分けてやって!

・連続試合安打を10にのばした脇谷

「コーナー、コーナーに決められてなかなか打てなかった」

プロ野球ニュース(フジCS)で紹介されていたが、山本昌の111球のうち4隅に行ったボールが何と77球、真ん中に行った球は僅か4球。これだけ4隅を攻められたら、決め打ちでもしない限りヒットを打つのは難しかっただろう。今日に関しては山本昌の投球をほめるしかないが、松本が出てない試合だったので脇谷が投手を掻き回さなきゃいけなかった。内野に転がせば何かが起こるかもしれないのが自分の特徴、そういう意味では2打席目の三振は反省しなきゃいけないか?

・3回のチャンスに空振り三振だったガッツ

「粘っていれば流れも変わっていたと思う」

うん、その通り。もうガッツには何もいうことは無い、どこがおかしくて、どうしたら良いのか、自分が一番分かっていると思うから。ただ、ガッツはラミちゃんと同じく、その存在、立ち姿、スイングだけで相手にプレッシャーをかけられる選手。もっともっと相手を睨みつけて、自分の投球が出来にくくなるような、言葉は悪いがエゲツないプレッシャーをかけて欲しい。(山本昌には通じないかもしれないが、若手には通用すると思うよ)

で、最後に原監督

Q 明日が中日との今季最終戦

A 気負わず、足元をしっかり見つめて戦いたいと思います。

まぁ、そうなんだけど、もう足元はいいから、空を見上げてうつむかないでプレイして欲しいな(そういう意味の足元じゃないことは充分わかってます)。「今日も勝てないかも・・・」という不安の中で戦っているのではないかと心配するが、足元をしっかりではなく、うつむくことなく上を向いて戦う姿を私は見たいと思ってます。

ついでに、1日のゲーム(ヤクルトに引き分け)の私の記事をもう1度引っ張り出そう

'いいスタートを切ったと思います(監督談)

えぇ~~~~!?いいスタートっすか!????(1日の記事)'

「ね、いいスタートじゃなかったでしょ?」・・・・・と。

もう認めよう!中日は強い。仮に(あくまでも仮にね)CSであたることになれば、この協力投手陣と短期決戦を戦うことになる。今季の悔しさを晴らすのは、CSと来季ということになるが、我々だってこのままでは終わらないところ見せようではないか。

今日負けたら優勝はかなりの確立であきらめなければいけないか?と覚悟していたが、何と阪神が付き合いよく負けたため、首の皮1枚繋がった。

最後に明るい話を1つ

昨日の報知のニュースにこういうくだりがあった。

阪神との最大13ゲーム差を逆転し「メークレジェンド」を達成した2008年は9月3日に首位から5ゲーム離されていた。王者はこのままじゃ終わらない・・・・・と。

ほぅほぅ、そういえば確かにそうだったなと思いはしたものの、あの時は巨人の好調さだけでなく、阪神が調子を落としていったという印象の方が強いんだが・・・仮に阪神が今年も落ちることがあったとしても、巨人がそれに合わせて調子を上げられるかどうか・・・今は微妙としかいいようがない。

(結局、明るい話ではなくなってしまった・・・・涙)