ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/28 巨人 9-2 広島 → 1番松本が帰ってきたぁ~~~!順調すぎてチト怖い

巨人 9-2 広島 対広島:8勝6敗0分

勝利投手:内 海 18試合 9勝 6敗 0S

セーブ :

敗戦投手:大 竹 15試合 8勝 3敗 0S

投手リレー

巨人:内海→福田→一岡 捕手:阿部→實松

広島:大竹→河内→サファテ→横山→中田 捕手:白濱→會澤

本塁打

巨人:村田6号2ラン、谷3号ソロ

広島:

マツダスタジアム

日テレG+にて観戦

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広島東洋カープとの第14回戦は、二回に内海が押し出し四球を選び先制すると、その後も村田、谷のホームランなどで順調に得点を重ねていった。先発の内海が7回2失点の好投をみせると、後を受けた福田、一岡が相手の反撃を許さずゼロに抑え、9対2で完勝した

Yomiuri Giants Official Web Site

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オールスター明け、4試合で30得点・・・・

松本を1番に、長野を7番にというオーダーの組み換えを行ってきた原監督。松本の1番は昨日の2安打のご褒美かと思っていたんだけど、終わってみれば、練習段階から非常に調子が良くて、自信をもって監督も送り出したんだなということがわかる活躍だった。崖っぷちの立場の松本としてはオールスター期間中は休むどころか、さらなる練習に励んでいたんだと思うし、それも1軍のメンバー、コーチ陣の中で練習に明け暮れることができたわけで、いい期間を過ごしたんだろうということが見て取れる。

2打席目のショートライナーも好守備に阻まれたが、打球そのものは非常に良かったし、結果が出ていなかったころに比べると明らかに打席で落ち着いている。

長野の破壊力ある1番も魅力だが、もしも松本がこれまでの悔しい期間を乗り越えて、この後も1番に落ち着けるようなら、これほど嬉しいことはない。7番に下がった長野も先頭打者という呪縛から解放されて、伸び伸びと打席に立っているように感じるし、1番打者としても怖かった長野が7番にいること自体、相手投手にとってこんなに嫌なことはないだろう。

今日は8番に藤村をもってきたが、この状態で難があるとすれば、7、8番からチャンスを作っていったとき、3番の坂本まで長打力のある打者に回らないということか?事実、2回にはノーアウト満塁で内海に回ってくるという悲しい事になったわけなんだが・・・・と苦言を呈そうとしたんだけど、今日は野球の神様が巨人に味方してくれた。あの大竹がまさかの内海に押し出しという形で先制点をくれ、サードランナーが長野になったことで、ちょっと浅いか?と思われた古城の外野フライでも帰ってこれるというラッキーな展開で序盤に2点を取れた。

澤村の完投、杉内の8回被安打1という結果をうけて、今日の内海は燃えてるだろうなと思っていたが、その通り、今日は5回に点を取られるまでわずか1安打にカープ打線を抑え、今日はこのまま行っちゃうんじゃないかと思わせてくれた。

5回の2点目(犠牲フライ)は余計だったけど、7回2失点はマシソンがいない今のブルペン事情を考えれば十分合格点だし、打線の援護がすさまじかったので、登板間隔の開いていた福ちゃん、一岡を投入することができ、山口を使わずに済んだだけでなく、これでベンチ入りピッチャーの中でオールスター後に登板が無いのは高木康だけとなって、間隔が開きすぎることによる不安をほぼ解消できたことが大きい。

(リッチギーは間隔が開くことになれてるだろうし、しかも、そういった使い方の中で連勝できている)

今日もカープ四死球や守備の乱れに助けられた部分もあるけれど、打線が好調な巨人相手ということで、昨日の野村にしても今日の大竹にしても、必要以上に慎重になって、コントロールを乱し、無駄に球数を多くするという悪循環にハマっている。巨人側から見れば、相手が考えすぎて逆にチャンスを与えてくれるという良い循環になっているわけで、チームが好調だということが相手にどれだけプレッシャーを与えているのかが如実に表れたDeNA戦、カープ戦だった。

去年のソフトバンクのような他を圧倒するようなチームではないと思うし、他球団から見れば決して勝てないわけじゃないという感じで見ているんじゃないかと思うけれど、気が付けば連勝しているという、ある意味、理想的な状態。チーム自身も勝ちを重ねていても、クリーンアップ以外は日替わりに近く、ファームでも手ぐすね引いている選手もいて、緊張感が失われていないということも大きい。解説のエモヤン、達川氏も言っていたが、そういう半レギュラーの選手の真剣さと4月に味わったどん底の恐怖が、勝ち続けても決して集中力を切らさない原動力になっていると思う。

もひとつ注目したいのは、6回の表。5回に2点返されて、カープもサファテを投入し、あきらめない姿を見せられたところで、坂本の送りバント失敗、松本のけん制アウトとミスが続き、悪い流れになりつつあったところでの村田のタイムリー。5回の2ランホームランと合わせて、今日は味方に勢いをもたらし、ミスを救うという4番らしい働きをしてくれた。

坂本、阿部が好調なだけに、村田にマルチヒットが出ると手のつけられない打線になってしまうことを見せつけてくれたゲームで、「こんなに順調でいいのかよ!この後なんか酷い暗黒期が待ってるんじゃないか?」と物凄い不安にかられてしまう(汗)。

野村、大竹、そしてサファテを打ち崩したわけで、カープとしては巨人に対して必勝のローテで来たところを敵地で退けたことは意味がある。これで明日の宮國にも勝ちがつくようなことがあれば、後半戦のスタートを考えうる限り最高の状態で終わらせられたということになる。本当なら負けてもイイくらいに気楽に投げれる状況なんだけど、連勝していることでかえって「連勝を止めたくない」という余計なプレッシャーが宮國にかかったかもしれないな?と思わなくも・・・・ない。

明日が福井ということであれば、ほぼ今日のオーダーと同じで行くことと思われるが、ヨシノブはここのところ死球をよく受けてるし、ちょっと休ませてあげてもいいんじゃないかと思うのだが・・・どう?>原監督。

(今日ホームランを打った谷を出したいところだけど、今日は矢野の出番がなかったので、できれば矢野で・・・・)

最後に一岡・・・・前回登板に比べて、ちょっとお尻周りが大きくなったか?そのせいか、ストレートのキレが以前よりも上がったような気がする。エモヤンがフォークの軌道を褒めていたけれど、度胸もあるし、これから経験を積んでくれば守護神候補の一人として考えたくなるような内容だったので、今度は競ったゲーム展開の時にも使ってみて欲しい。

(管理人:みんぐ)