ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

7/18 巨 2-1 阪→ お互いに拙攻があったけど、差を分けたのは新旧キャプテンの判断

巨人 2-1 阪 → 対 阪神 :8勝5敗1分 甲子園

勝利投手:マシソン 40試合 7勝 2敗 1S

セーブ :澤 村 36試合 3勝 1敗 24S

敗戦投手:ドリス 31試合 3勝 3敗 6S

投手リレー

巨人:マイコラス→マシソン→澤村 捕手:小林

阪神メッセンジャー→ドリス 捕手:原口

本塁打

巨人:

阪神

解説:小久保裕紀 実況:豊原謙二郎

NHK BS1 にて観戦

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甲子園球場で行われた阪神タイガースとの14回戦。巨人先発のマイコラスは四回に先制を許すが、その後は追加点を与えず7回1失点の好投を見せた。一方の巨人打線は、阪神先発・メッセンジャーの前に、五回まで1安打に抑え込まれたが、六回、山本のプロ初打点となるタイムリーで同点に追い付いた。そして九回、阿部のタイムリーでついに勝ち越しに成功した。巨人が2対1で接戦を制し、勝率5割に復帰。後半戦幸先の良いスタートを切った

Yomiuri Giants Official Web Site

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プロ野球ニュースで話題になったことをそのまま伝えますが、ゲームを見てて、まんま私も思ったので、人の言葉を借りたようでイヤですが、話します

高山に経験値の無さが出た走塁ミスがあったり、逆に鈴木にベテランらしくない走塁ミスが出るなど、拙攻が勝敗を分けたような形になったけれど、鈴木が挟まれていた時、本来なら鈴木はファーストの坂本がセカンドへ到達するまで時間稼ぎをして、到達を見極めたところでアウトになる流れの中、むしろ坂本が鈴木がセカンドへ戻ってくるや否やファーストへ戻って自らがアウトになったことがキーになったと思う

最後の阿部のレフト前ヒットは、坂本でもホームへ帰ってこれたと思うけど、セカンドに鈴木がいるのと、坂本がいるのとでは阿部のバッティングに対する気持ちが全然違ってくるので、そういう意味でも何気ないプレーだけど、坂本のナイス判断だったと思う

もっとも、阿部がヒーローインタビューで言っていたように、敬遠される可能性もあったし、そもそも1点取られたら終わりに近い展開で、あのレフトの守備位置はいかがなもんかと思うけど(普通なら外野を抜かれたらしょうがないで、前進守備だと思うが…)、そういった部分もモロモロ加味して、新キャプテン坂本の判断と、旧キャプテン阿部の積極的かつ的確なバッティングが勝利を手繰り寄せた後半戦の初戦勝利だったと思う

鳥谷のフィルダースチョイスを金本監督は残念がっていたようだけど、あの場面は仮にファーストで坂本をアウトにしていたとしても、セカンドに鈴木が残ったわけで、その後のバントのしやすさを考えれば、ぶっちゃけ大差なかったかな…と(苦笑)

ただ、鳥谷の取ってからのセカンドへの送球のスローさは・・・西岡のベースへの入りはそれほど遅くなかったように見えたので、もう少し強めの送球をしていれば鈴木はアウトになっていたかもしれない。なので、あくまでも私の意見ですけど、あれはフィルダースチョイスではなく、単なる送球の怠慢だったように思います

(結果的にはそれに救われた)

先発のマイコラスとメッセはどちらも良い投球をしてた

両チーム合わせて四死球が僅かに1個(出したのはメッセ)だけという内容で、互いの貧打も相まって、非常にテンポの早いゲームになったと思う

メッセは今シーズン6回目の対戦となり、基本的にはいつも打ちあぐねる感じなのだけど、実は数字としては1勝3敗と巨人との相性は悪い。なので、今日も厳しい戦いになるとは思っていたが、不思議と負けるイメージが湧かなかった

一方のマイコラスは7イニングを投げて95球、被安打6の自責点1とまずまずだった。これで4試合目になるけれど、今日は非常にテンポもよく、少しずつではあるけれど、去年のマイコラスの状態に近づいているような予感をさせてくれたと思う

ただ、ところどころ甘い球もあり、阪神打線が打ち損じてくれたけれど、あれはカープであればキッチリ捉えられている可能性もあるので、まだまだ本来の姿に戻るまでには修正点もある。出来れば今日は勝ち投手になって初勝利を手にしていたなら、気分も良くなり、さらに次の登板が楽しみになるところだけど、多分、今日は今日でそれなりに感触は掴んでくれたと思うので、次回はさらに大胆に投げてくれると期待したい

(次は来週の広島戦になるだろうから、その意味でも今日のピッチングは少し自信を取り戻せたかもしれないし、1日余計に空くはずなので、課題の修正もしてくれると期待したい)

出来れば勝たせたかったという意味では、ギャレットの守備に愚痴をこぼしそうになるけど、甲子園という環境で、ギャレットの守備であれば、正直なところ想定内という話になってしまう。3回のヒットが点に結びついていれば、まぁプラマイゼロって言ってあげたいところだけど、それもならず、7回のチャンスでは三振だったので、今日に関してはギャレットにマイナス2ポイントって感じかな。勝ったから笑って言えるけど、負けていたら気持ちも事情も違うので、あまり擁護はしてあげられないが…(笑)

メッセ相手だから多少は仕方ないとはいえ、やはり変わらぬ橋本の三振の多さと、長野の元気の無さは気になるが、山本のヒット2本はどちらも点に絡んでいるところは評価できるし、今はちょっとクリーンアップ前の僅かな希望となっている。

阿部も以前触れたけれど、やっとタイミングの取り方を思い出したと言った秋田での試合以来、コンスタントに結果を残しているし、バッティングから強引さが消えた。オールスターに出れなかったことで、体調面でも多少は回復しているだろうし、目先の勝利を考えるのなら今は阿部を4番に持ってくるほうが勝率は上がりそうな気がする

(これからの巨人の事を考えるのなら、ギャレットが完全復調して4番に復帰するか、あくまでも長野が自力で4番らしさを手に入れるか…なんだけど)

さて、明日は内海 vs 能見というかつての左腕エース対決

どちらも今シーズンは良かったり悪かったりで勝負の行方を予想するのは難しいのだけど、能見を攻略しているときは共通してフォークをしっかり見極めるか捨てて、目線を上げて高め重視で打っている。キーポイントは坂本、長野、村田の右バッター3人ということになるんだろうけど、個人的には山本が能見のフォークにどう対応して、その3人に繋げるのか非常に興味がある

多分だけど1番は大田が抜擢されるかもしれないので、下位打線から回ってきた時の大田のバッティングにも注目してみたい

(7番レフトという可能性もあるけど)

そういや、マシソン7勝目なのね…1点差ゲームが今シーズン16勝8敗らしいので、これからも貧打が続くようなら、マシソンの2ケタ勝利ってのも、かなり現実味がある話で、巨人内の最多勝がマシソンになるなんて笑えない事もありえそうだ…

それと、明日は3軍のBC武蔵との試合で杉内が1イニング限定で実戦復帰するらしい。

16日には桜井が富山GRNサンダーバーズ戦で2回を1失点と実戦復帰したというニュースもあるし、少しずつではあるけれど、正念場の8月9月に向けて、希望が見えつつある。

ファームでは立岡も実戦に戻り、12日の西武戦では5打数3安打と結果を出して、虎視眈々と復帰の機会を伺っている

今日あたり、広島も2点先制されたニュースを見て、1つでも追いつけるかと思ったけど、相変わらずしぶといゲームで勝利しているため、ゲーム差は全く縮まっていないのだが、こちらも明るいニュースが少しずつ増えているので、まだまだ希望は捨てずに食らいついてゆきたいと思う

追記

本日、長年来の酒飲みの先輩でもあり、巨人ファンとしても大先輩というべき方の通夜に参列してきました。春、最後に会った時に「今年の巨人は我慢の年だけど、それでも優勝してほしいね」としみじみ言っていたのが印象的で、勝っても負けても良かったところしか話題にしない見習うべき方でした。この場を借りて改めてご冥福をお祈りいたします

今月は15歳になる愛犬との別れもあったりして、悲しい出来事が個人的に多いのですが、だからこそ余計に気分が少しでも良くなるような巨人の活躍を願ってます

(最後にちょっと重い話をしてすみません)

管理人:みんぐ

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