ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

8/11 巨 4-5 De→ あと1点とあの1失点…追いつきかけただけに悔やまれる

巨人 4-5 DeNA → 対 DeNA :10勝9敗1分 東京ドーム

勝利投手:ペトリック 12試合 3勝 1敗 0S

セーブ :山崎康 43試合 2勝 4敗 26S

敗戦投手:今 村 15試合 3勝 4敗 0S

投手リレー

巨人:今村→西村→山口→田原誠→戸根 捕手:小林→實松

DeNA:ペトリック→加賀→田中→三上→山崎康 捕手:高城

本塁打

巨人:村田14号ソロ

DeNA:梶谷12号3ラン、筒香35号ソロ

解説:江川 卓 実況:町田浩徳

日テレG+にて観戦

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東京ドームで行われた横浜DeNAベイスターズとの20回戦。巨人先発・今村は三回、二死からの3連打で1点を先制されると、五回には梶谷、筒香の2者連続ホームランを浴びて4失点。イニング途中でマウンドを降りた。打線はDeNA先発・ペトリックの前に六回まで沈黙したが、七回二死から一気に爆発。村田のソロホームランを先頭に、四球を挟んで5者連続の長打で一挙4点を奪い、1点差に迫った。最終回も得点圏に走者を進めたが、あと1本が出ず、4対5のまま試合終了。巨人はDeNAに惜敗し、このカード3連勝を逃した

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良かった点、悪かった点は多々あるけど、個人的に今日の勝負を分けたのは2つ

それが表題の「あと1点とあの1失点」だった

梶谷に打たれた3ランはしょうがない、いや、しょうがなくないんだけど、それでもまぁこういうこともある…って思えるけど、その後の筒香に打たれたソロホームランが余計だった…打った筒香もスゴイけど、せめてシングルヒットでおさめなければいけなかった。

昨日も書いたけど、ファームにいる時、自分が菅野さんたちと違うのは、低めの制球力と言っていて、それをテーマに鍛え直して上がってきたはず。なのに、3ランを打たれた後、筒香に対して四球でも構わないからというくらいの気持ちで、徹底的に低めをつくことが出来ず、動揺したまま投げて打たれてしまったところを見ると、本当に成長したのか疑わしくなる

ゲーム中に案内があったけど、左投手なのに左バッターの被打率が高過ぎるのは、正直なところ致命的。本人も重々わかっているだろうけど、はっきり言えるのは、左バッターのインコースの出し入れがヘタすぎることと、メンタルが弱すぎること。昨日の田口と違って強気に攻められず、さらにはタイミングが取りづらくないために左バッターに踏み込まれてしまう。持ち味のスローカーブを活かすためにも左バッターのインコースへのストレートは不可欠。事実、梶谷はスローカーブにはタイミングが合わない場面もあったのに、そこからインハイとかにストレートを投げられないために、怖さもなくさばかれてしまった。アッパースイング気味の梶谷に対しては、時に高めのストレートで打ち取ることも必要で、低めを意識しているのに投げ切れないから結局、うまくバットに乗せられてスタンドまで持ってゆかれてしまう…

可哀想だけど、左バッターの被打率が3割を軽く越えているようでは、1軍に居場所は無いので、もう1度ファームで徹底的に鍛え直して、来シーズンに戦力になってほしい

(これがまたファームに行ったら行ったで、良いピッチングをするもんだから、首脳陣もまた上げたくなっちゃうんだけど…(汗))

ゲーム前に田口の月間MVPの表彰式があり、それを横目で見ながら「よし!俺だって!」と気合を入れていたはずだろうし、こちらもそれを期待していただけに、結局大量失点してしまうのね・・・と思ってしまう結果になったことが非常に残念

いずれにしても、筒香のホームランがなければ4-4だった可能性もあるわけで、あと1点が重かったという意味では、悔やまれる1失点だった

ゲームとしては残りイニングも半分になった中盤に大量点を取られたわけで、ペトリックの調子を見るに、残念ながら負けを覚悟した展開となったが、それでも意地を見せてくれるのが今の巨人打線

ラッキー7に坂本、阿部と倒れて、こりゃ本格的にダメか?と思った矢先の村田のホームランをきっかけに、ギャレット、クルーズ、堂上、さらに相川の四球を挟んでの長野と2ベースヒットのつるべ打ちで一挙に4得点を奪う猛攻を見せた。正直なところギャレットだけがペトリックの球にタイミングがあっていたので、そこまでは良いとして、クルーズは全くあってなかったのに、そこでピッチャーを代えてくれたことがまずはラッキー。さらにファームで爆発して上がってきた堂上が、ファームでの好調をそのままにタイムリーを打ったのが素晴らしかった。球場のムードはすでに逆転したかのうような空気に変わり、イケイケムードだったのだが、左腕 田中ということで橋本に代わって代打に出した中井が三振という形で水を差してしまった

堂上を出したから、外野手を引っ込めるためという意味もあって橋本を代えたのだと思うが、それまで3タコだったとはいえ、2試合タイムリーを打っているのだから、あのまま橋本でも良かったのではないかと思う(そのせいで9回に松本が最後のバッターになってしまった)、まぁそれはセオリー無視かもしれないので、中井の代打は百歩譲って良いとしても、中井もアップアップの田中のあのボールは最低限ファールで粘らなければいけなかった。阿部がタイミングがあわなくて苦労はしてたけど、ペトリックの球を懸命にファールで凌いだのと対称的で、中井が今ひとつ1軍で結果を出しきれない原因をハッキリと見た気がした。同じことは大田にも言えるし、ダメな時の橋本もそうなのだが、強いスイングをすることだけにとらわれすぎていて、追い込まれてから粘れない。中井があの空振りした球をファールすることができていたら、田中はあれ以上の厳しいところを投げざるを得ず、結局四球で出塁できていたか、勝負に出て甘いところに来た球を打ち返せていたかもしれない。

あそこで同点に追いつけていれば、完全に流れは勝利に傾いて、DeNAを3タテ出来ていただろう。

もちろん、この2つはタラレバなのだけど、余計だった1失点と取れたはずのあと1得点、これのどちらかを防ぐか、取れていれば、勢いそのままに勝利出来ていたはずだということで、今日の2大反省点としてあげたい

タラレバついでに言わせてもらえば、初対戦で苦手なムービングボールを使うペトリックを相手にするのに、ひと回り目からガツガツ打ってゆくのはどうかと思う。内田コーチいわく、見ていっても良いことはないので…という事らしいが、7月に先発転向したばかりで1イニングの球数が多いのが欠点ということまでわかっている投手なのだから、5回までにスタミナを奪い取る事と、ツーシームの球筋が左右どちら側に流れるタイプなのかの見極めも含めて、最初のひと回りはじっくりと見させても良かったのでは無いかと思う。

積極的に打ってゆくのは良いが、球筋の見極めが出来てないもんだから、結果的に内野ゴロのオンパレードで驚異的な球数の少なさでスイスイと投げさせることになってしまった。7回になって変化が小さくなってきたことを考えても、早い段階で握力を奪っていれば、もう少し早く捕まえられたのでは無いかと思うと非常に残念。

悔やんでも負けは消えないので、愚痴はこのくらいにしとこ

(もっと言いたいけど(笑))

阿部の連続試合安打が止まっちゃったけど、内容的には悪くないので、その辺は心配してない。明日からは快適な東京ドームから蒸し暑い神宮球場になるけど、移動がない分、疲労は少ないと思うのし、結果的にはマシソン、澤村を使わずにすんだので、良しとしておこう。

2勝1敗で終わったので、まぁ勝ち越せて良かったと思いたいが、今日も全力で阪神の応援をしていたにも関わらず、負けてしまい、結局このカードでゲーム差を縮めることは出来なかったので、勝ち越しをなかなか素直に喜べない…せめてもの負け惜しみは、明日からホームで広島と戦うDeNAが今日の勝利で少し喜んでいるだろう事と、梶谷、筒香を気持ちよくさせたこと、連続でストッパーとして失敗している山崎に出番を与えて、ストレートのキレが戻っていることをアピールさせる事が出来たってことだろうか?気持よく追われたDeNAが横浜で広島の進撃を止めてくれることを期待したい

(なんて他力本願…(笑))

こちらとしても決して楽ではない神宮での戦いだけど、去年ほど重い印象はないので、今の打線なら何とかしてくれると信じてる。

明日の先発は、これまで何度か上げてくれと懇願していた江柄子が登板する。ファームでしっかりと結果を残して上がってきたのだから、堂々とかつ、背伸びをせず、自分を信じて今までどおり投げてくれれば、きっとゲームは作ってくれると思うから、味方の援護を信じて粘り強く投げて欲しい

菅野が抹消されたことで巡ってきたチャンスだけど、菅野の抹消が解けた時には今村か江柄子のどちらかが落ちることになるだろうから、そこで落ちないためにも、もう一度投げさせてみたいと思わせるようなピッチングを期待してます

管理人:みんぐ

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