巨人 0-4 ヤクルト → 対 ヤクルト:12勝10敗0分 富山市民球場(アルペンスタジアム)
勝利投手:小 川 21試合 8勝 5敗 0S
セーブ :
敗戦投手:田 口 22試合 9勝 7敗 0S
投手リレー
巨人:田口→山口→西村→高木 捕手:小林
ヤクルト:小川 捕手:西田
巨人:
ヤクルト:
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富山で行われた東京ヤクルトスワローズとの22回戦。巨人先発の田口は、初回にバレンティンのタイムリーヒットで先制を許すが、6回を2失点にまとめる粘投。しかし打線がヤクルト先発・小川をとらえ切れない。結局5安打に抑えられて三塁も踏めず、0対4の完封負けを喫した。田口は7敗目で自身の連勝が6で止まり、初の二桁勝利は次回以降に持ち越しとなった
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なんだろ?イメージだけで言うと、8月9月の巨人ってのはしぶとくて強い印象があったんだけど、よくよく見てみたら、今年の8月は13勝、昨年、一昨年も13勝で決して圧倒してるわけではなかった(汗)
なので、ドームをホーム球場にしている巨人と、屋外がホームの広島とで8月の戦いは有利不利が生まれると思ってたのは幻想でした・・・
さて、今日のゲームだけど、初回の失点はまぁしょうがない、特にバレンティンに打たれたタイムリーは、バレンティンにあの低めの球を逆方向へミートされたらもうしゃーない。クルーズがセカンドへ入ってガラあきになったところに打たれたわけで、相手のほうが上手だったと思うしか無い
ただ、4回の失点は…
2アウト1、3塁で1塁ランナーが飛び出し、田口が追いかけつつ、クルーズに送球した所で3塁ランナーが本盗、ホームに投げるも間に合わずアウトを取れないまま失点した場面。
う~ん、あれは何が正解だったんだろうか?
1つは本塁に突入したところで、間に合うようにクルーズが本塁へ即座に投げて、3塁走者をアウトにするパターン。もしくは、ホームに帰られる前に1塁走者をアウトにするパターンか・・・。まぁ普通に考えたら前者だろうね、クルーズもチラチラと3塁ランナーを気にしてたけど、結果的には間に合わなかったので、そこが全てだったのかもしれない。バッターが小川だったので、最悪は2、3塁になったとしても打ち取れる可能性は他の野手よりも高いから、いっそのこと盗塁させてしまうというのも結果的にはアリだったと思う
後者でアウトにするなら、クルーズは3塁ランナーの気配を見つつ、走者を1塁へ押し戻し、ギリギリのところで阿部にボールを送って、アウトにする形か?ただ、クルーズがボールを持っている時に阿部が1塁を離れてしまったために走者を追い詰めることが出来なかったようにも見えたので、あそこは阿部も挟み撃ちにしようとして塁を離れるのではなく、ベースの上で待っていれば良かったと思う
いずれにしても、ヤクルト側はバッター小川で無失点終わる可能性が高かったところを、してやったりで得点し、巨人としては精神的なダメージも追った形になってしまった。
1点差のままなら、まだ攻撃面でも多少の余裕は持てたろうけど、今日の小川の出来で2失点は残りイニングを考えるとちょっと重圧になってしまったかもしれないという点で、この2点目は非常に大きかったと思う
あと6回は確かに田口は捕まりかけて、球数も考えるとギリギリだったかもしれないけど、7回表は小川から始まる打線だし、田口の成長のためにも、疲労が溜まったところでのピッチングをさせてあげて欲しかった。結果的にグッさんが小川にヒットを打たれ、西村がピンチを広げてタイムリーを浴びて2失点してしまうわけで、これなら田口続投で失点したほうが、まだ成長の糧になったように思う
この回で0-4では、小川を代えてくれない限りノーチャンスに近かったので、ここでとどめを刺された形になってしまった
その小川だけど、さすがに3連勝、2試合連続完投中だけあって自信に満ち溢れたピッチングだった。特にストレートはキレてるし、それを見せられてからのチェンジアップは効果的で、正直なところちょっと付け入る隙が見当たらなかった。特に3回の1アウト1、2塁からの坂本三振、阿部ショートゴロと6回の坂本四球からの阿部、村田の連続三振は見事。坂本が徹底マークされていて、四球で2度出塁するものの、阿部と村田がまったくバッティングをさせてもらえなかったのが痛かった
二人共まったくタイミングがあってなかったけど、特に阿部はちょっとおかしかったな、もちろん疲労はあると思うけど、それ以上にボールの見切りが早いというか、始動が早いというか、なんか焦ってるように見えたのが気になった。昨日は村田が好調だったし、坂本はずっと好調なので、間に挟まれて焦ってんのかな?という感じで、初回のレフトフライにしても「え~~!その球、打っちゃうの?ホントにそれ狙ってた?」ってビックリしたし、阿部が倒れて2アウトで打席が回ってくると、今度は村田にも焦りが出て、「おぃおぃ、その球に手を出しちゃう感じ?」とあえなくセカンドフライ。
もっとも今日の小川の球には甘い球が少なかったので、チャンスで打てというのも酷な話だし、良いピッチャーだからこそ、ファーストストライクから積極的にという気持ちだったのかもしれないが、初回はまだ探ってる感じだったので、焦らず、攻め方を観察する余裕が欲しかったと思う。
あと、昨日存在感を見せた重信が、正真正銘のヤクルトのエース、好調の小川相手にどういうバッティングをするかが、今後を占う意味でもキーになると思っていたのだけど、まずは三振が無かったことが良かった。それと、3回の内野安打はそれこそ重信ならではの足を活かしたヒットで、昨日に引き続き、「そうそう、そういうのが橋本には無かったんだよねぇ」って思いながら見てた。
それとあくまでも逆方向を意識してるのもいい、今日はフライアウトが2つだったけど、可能な限りボールを転がすことを意識して貰えれば、足が速いのは相手もわかっているので、焦りから送球が乱れることも期待できる
ただ、5回のチャンスの場面では2アウトだったし1点も返したかったので、早いかもしれないけどいっそのこと代打でも良かったかも…
あと、松ちゃんファンの人には申し訳ないけど、重信が上がってきた時点で、左の俊足外野は橋本もいるし(鈴木もね)、ちょっと松本の出番は無さそうな気がするので、それこそ大田にワンチャンあげて欲しい気がする。右の代打に中井がいるじゃん!という話もあるけど、相手からすると左の堂上、右に中井と大田がいるってのは嫌だと思う
もうすでに広島の背中は遠くなってしまったので、まだ諦めないとは言いながらも、基本的には勝てる試合を1つずつ積み重ねて、気がついたら想像してたより詰まってたらいいな・・・くらいの感情になってるから、ぶっちゃけ私としては今日の敗戦は、もう心もそれほど傷んでなかったりする。
(だからといって、今の時点でCSモードに切り替えてほしくも無い(笑))
ただ、9月を戦うにあたって、ビハインド時の中継ぎの不安定さはかなり大きな課題。連勝するためには、勝ってる試合を落とさないことも大事だけど、負けている試合をひっくり返すことがさらに必要なので、ビハインドからゲームを立て直してチームに息を吹き返してくれるピッチャーの存在はかなり重要。正直なところ、グッさん、西村、戸根はそういう意味ではかなり不安(田原は良い時、悪い時がハッキリしてるのでまだ扱いやすい)。
宮國が実戦復帰しているので、一刻も早い復活はもとよりだけど、もう一人くらい新鮮味のある若い投手が躍動してくれることを期待したい
(小山が結果を残せなかったのが本当に残念)
追記
U18アジア選手権のチャイニーズ・タイペイ vs 日本を見てたんだけど、今井からの堀のリレーとか、ある意味豪華で見応えあった。特に5回1アウト1、2塁で向こうの4番チェン・フー(話題の二刀流選手)を迎えた所で、堀にスイッチし、全球スライダーで空振り三振を取った場面はスカっとした。すでに巨人の試合は終わってたから、「後輩の堀がスゲー頑張ってるのに、先輩の田口ぃ~~!しっかりして欲しかったよぉ」とテレビの前で言ってしまったわ(笑)
今井も良かったけど、今日はちょっと硬かったね。堀のようにピンチでも笑顔で投げることが出来れば、今井らしいピッチングが出来たと思うけど・・・それでも無失点だったのでまぁ良いでしょう。次はセミファイナルで出番があると思うので、そこでまた良いピッチングをしてくれるのを楽しみにしてます
管理人:みんぐ