ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

個人的に今季最強の補強は小林?と思ってます

遅ればせながら、皆さん、あけましておめでとうございます

例年はオープン戦あたりか開幕直前に新年度のブログをスタートするのですが、今年はWBCもありますし、巨人の陣容も色々と変わっているので、少し早めに開始します

さて、2月1日からキャンプがスタートしました

これから毎日選手たちの顔と状態がキャンプ中継、週刊ジャイアンツなどで見れるとなるとワクワクしてきます。

巷では「昔ながらの大型補強に走った!」とか「育成放棄!」とか「他球団への嫌がらせ」など色々と言われて、飲み屋でも「これで優勝できなきゃ恥ずかしいね」なんて言われたりして困ってしまいますが、いちファンとしてはマイナス要素よりもプラス要素の方が多く見えることは喜ばしいことであり、真の意味での”由伸野球”がこれからスタートするかと思うと、楽しみが非常に多いですね

例年なら去ってゆく選手、新加入した選手、変更された人事などについて、あれこれと考察するところなのですが、いかんせん今シーズンの巨人は変わったところ、見どころが多いので、今日以降の中で少しずつ小出しにしながら自分なりの思いを連ねて行こうかと思います

そんな中で、まずはキャンプ中継をひと通り見た感想を・・・

何はともあれ、大きな故障なく、ほぼ順調に日程をこなしていることにホッとしています。どんな形であれ、いざ開幕した時に故障者や不調者続出で消去法のような形や、半ば様子見という状態で出場させるようなオーダーになるのだけは避けてほしいので、とにかくこの先もケガなく進んでもらいたいですね

個人的には大田がいなくなってしまったことは寂しい限りですが、日ハムキャンプ中継でも見れますし、今季、巨人に残っていたとしても余程の結果を残さない限りは2016年と同じような事になってしまう可能性も大きいですから、環境が変わったことで大田の中の何かが覚醒してくれることを祈りたいと思います

(球団としても、これで日ハムでブレークすれば、やはり巨人の育成が間違っていたと言われかねないリスクも背負っているわけで、それを覚悟の上で放出しているわけですから、むしろそういう報道が出ることは喜ばしいことだと思いたいものです)

ってことで、巨人の宮崎キャンプですが

一番嬉しいのは、阿部が初日から1軍チームで元気に練習に励んでいることです。昨年までは身体の事もあって、いわゆるベテランメニューということでスロー調整させていましたが、今年は若手に混じって初日から精力的に練習しています

それはすなわち、現状で身体に不安がない(もしくは極めて少ない)ということを現しており、身体さえ問題なければまだまだ老け込む年ではない阿部が、今シーズンは開幕からスタメンに名を連ねて戦力として計算できるという事に繋がるわけで、それは非常に心強く感じる例年にない変化ですね

(何よりも笑顔で練習に取り組んでいる姿を見れることが我々も嬉しい)

それと関連することですが、個人的に今季、色々と補強した選手以上に最も良い補強になったかもしれないと思ったのが小林(のレベルアップ)です

丸刈りで阿部と自主トレをしたことは多くの人が知っているところですが、個人的には「もっと早く弟子入りしとけよ!」と思ったものの、阿部も2016年はキャッチャーで前線に出るはずだったということで、ライバルにある小林を教える事より自身の復調に集中し、小林自身もそんな阿部に聞きづらいという状況だったのかもしれません

(とはいえ昨年の自主トレには河野を連れてってましたが(汗))

それは、阿部自身はもうキャッチャーとして出場しないことに踏ん切りがついたという事であり、だからこそ次の正捕手に一番近い小林に自らの技術や経験を教える機会を与えたという事なんだと解釈してます

そして、阿部と一緒に汗を流した事で、小林の中で大きな変化が表れたことを期待して、様々な報道やキャンプでの小林の練習を見ているのですが、まずはわかりやすいところでは身体が昨年よりも厚くなり、フリーバッティングにおいてその成果が見て取れました

あくまでも私見ですが、去年までの小林はキャッチャーなのに配球やゲーム状況を考えてバッティングをしている感じには見えず、バッティング自体も率を残したいが故か基本的には引きつけてコンパクトに振るというタイプに見えました。実は身体の割に長打力もあるはずなのにそれを封印しているというか…まぁまだ新しい小林を実戦で見ていないので、評価を下すのは難しいですけど、少なくともフリーではスイングが大きくなっただけではなく、スイングスピードが格段に速くなり、しかも少し前さばきで打っている感じで、飛距離が格段に伸びた感じです。バッティングに関しては阿部も高評価をしていますし、今の感覚を試合でも続けて結果も伴うようになってくれば、それは小林自身の自信にも繋がりますし、自信が持てればキャッチャーとしての仕事にも好影響が出てくるでしょう

もちろん阿部からはキャッチャーとしての気配りや心構え、キャッチングなどの技術面についてもレクチャーを受けているはずなので、キャッチャーとして大きくレベルアップしてくれる期待は高まるし、さらにはWBCでレベルの高い野球を経験することで、さらなる成長も期待できる。チーム内には首脳陣の評価も高い宇佐美が隙きを伺っている

もし、8番キャッチャー小林が1年通じて出場することができ、打率が.250以上、ホームランが5本くらい出る成績が残せれば、ヘタな補強をするよりもチームの勝利への貢献度は高いという評価を下せるわけで、そういう意味で、今シーズン最も期待する選手として私は小林に注目してゆきたいと思います

あともう一人の注目するキーマンは今シーズンから1軍のコーチになった二岡ですね

まずは日ハムで一緒だった陽岱鋼にとって心強い存在であること、さらに去年はほぼマンツーマンで教えていた岡本の師匠であることでしょうか。昨年はキャンプこそ1軍に帯同していましたが、結局は2軍でシーズンを終わることになってしまった岡本が、3年目の今年こそ1軍に居続けられるかどうかのポイントを握ってるのが二岡コーチだと思ってます

もちろん逆方向に強い打球の打てる村田にとっても身近なお手本となるでしょうし、何よりも由伸監督にとって、井端コーチ共々、年齢の近いこの二人の存在は心強いことでしょう

攻撃力向上はここ数年の巨人のテーマになっていますし、二岡コーチがチームにどのように機能するかが、今シーズンの巨人の優勝の大きなカギを握っていると思います

他には若くして結婚し、守るものが出来た岡本、田口には期待するところも大きいですし、去年のドラ1桜井がその悔しさをどう跳ね返すのか、外国人枠を争う選手たちの活躍、チェンジアップを習得しようとしている菅野、澤村の仕上がりなど気になるところの多い今シーズンの巨人キャンプですが、今年最初のブログってことで、とりあえず今日のところはこのくらいにしておきます

これを目にしていただいた皆様、宜しければ今シーズン、当ブログにお付き合いいただけえば幸いです

追記

今日のキャンプで由伸監督が坂本の特打の前に、フリーバッティングで20スイングしてましたけど普通のシューズに素手でほぼホームランという打球をかっ飛ばしてました。初日にも岡本のフリーバッティングの後ろで自分の素振りに没頭していたりとか(笑)まだまだ現役に未練があるのでは?と思わされるシーンがあって、ちょっとウルっとくるものがありました。

あのスイングを見てると、「いやぁ~本当に惜しいな”代打オレ”」ってつくづく思います

管理人:みんぐ

http://ameblo.jp/ming-maro/