ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

3/31 巨 8-4 阪 → 良いところと悪いところ色々あったけど、あきらかに去年と違った!

巨人 8-4 阪神 → 対 阪神 1勝1敗0分 東京ドーム

勝利投手:澤 村 1試合 1勝 0敗 0S
セーブ :
敗戦投手:桑 原 1試合 0勝 1敗 0S
・投手リレー
巨人:田口→谷岡→澤村→上原→カミネロ 捕手:小林
阪神:藤浪→岩崎→桑原→藤川 捕手:梅野→坂本
本塁打
巨人:岡本1号3ラン
阪神:糸井1号ソロ
日テレG+ にて観戦 解説:篠塚和典 実況:佐藤義朗
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東京ドームで行われた阪神タイガースとの2回戦。4点を追う巨人は三回に岡本の適時打で2点差とし、六回には代打・阿部の押し出し四球と坂本の適時打で同点に追いついた。さらに攻め続ける巨人は七回、小林が値千金の中前適時打を放ち、ついに逆転に成功。八回には岡本のチーム初アーチとなる3点本塁打が飛び出し、試合を決定づけた。八回には上原が10年ぶりに登板し、三者凡退に抑えた。巨人は終盤の猛攻と救援陣の踏ん張りでで4点差を逆転し、今季初勝利。岡本は4安打5打点の活躍を見せた

Yomiuri Giants Official Web Site

(http://www.giants.jp/G/result/201803311index.html)
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今日は言いたいことがいっぱい出てくるような展開で、長くなりそうだけど、まぁコンパクトにしようと思います

 

まず、総評としては、去年だったら序盤の4失点は即敗戦
それを取り返すことなど出来ないまま終戦になっているような展開だったのに、追いつくだけでなく勝ち越して、結果的に4点差をつけての勝利など信じられない

というのが率直な感想

まるで、去年の広島打線の試合終盤を見ているような展開で、テンションが上がったのは事実。もちろん、先制して逃げ切ってっていう方が安心出来るのは間違いないし、今シーズンもそういうのを期待しているが、早い段階でのビハインドでもがっかりしないですみそうかも?という点では、開幕して2戦目でこういう試合が見れたことは良かった

 

とりあえず先に悪かった点だけあげたいが、まずは田口

今日はボールが全体的に高かった。初先発ということと、昨日菅野で負けているというプレッシャー、阪神打線の田口対策などがハマって早い段階での降板となってしまったが、これも菅野同様、ちゃんと反省して立て直してくれると思うので、余り心配はしていない。負けがつかなかったことを前向きに、次はどうすればよいか修正してくれればそれで良いと思う

 

それと、陽岱鋼と吉川尚

足のある二人なので、バットに当てさえすれば何かが起こるバッターなのに、チャンスで二人共がセットで連続三振を2度やってしまうのはいただけないし陽岱鋼に関しては3打席連続の空振り三振。思い切りの良さは買うけれど、もう少しケースバッティングというか、せめてバットに当ててほしいなと…(汗)
吉川尚にも同じことは言いたいけれど、ヒットは2本打ったし、これからの選手なので今日は大目に見ようかな(笑)

 

でも、目に見えて今日の悪かった点はそれくらい

昨日勝てなかったのは、菅野のピッチングのせいだけでなく、3、4、5番が全く機能しなかったことも原因だったので、とりあえずそれぞれに安打が出て、キャプテンの坂本には打点がついたことはチームにとって大きなことであり、明日以降に期待が持てそう

 

また、得点も2アウトからという形が作れたのは貴重

中でも3回の岡本のタイムリー、6回の陽岱鋼、吉川尚が連続三振で倒れたあとの坂本のタイムリーは、チームとしての勝負強さを見せてくれたと思う
(一方で、2アウトになる前に点とってくれよ!というジレンマもあるけどね(笑))

まぁ、オープン戦は何だったの?というツッコミをしそうになる(笑)小林のバッティングも今日の勝利に大きく貢献しているが、こればっかりは数試合で変わった!って手放しで喜べないところもあるので、大城や河野もベンチから虎視眈々とチャンスを狙っていることでもあるし、今の調子を少しでも長続きさせてくれればイイなとただ願うだけ

 

でも、もし小林がこの先も、そこそこ打つようなら下位から上位への流れはグンと良くなるわけで、それもまた去年とは違う巨人打線の姿となるから、毎日とは言わないし、3割打てとは言わないけれど、今日のようにビハインドの時限定でも打ってくれると頼もしいなと思う

 

そして、攻撃陣で言えば、岡本に触れないわけにはゆかないな

去年までは1軍の投手にアタフタしているのはもちろん、1打席でも凡退したら即2軍に落とされるのではないかと言わんばかりの緊張感で、どのボールを打ちたいのかもハッキリせず、ただただバットを振っていたような感じだったけれど、今年はしっかりと結果を残し、その結果にも理由をつけられていることが、打席での余裕に繋がっているような気がする。
昨日の凡打を反省して今日に生かしているように、前の打席での内容も、しっかりと自分で理解しながら次に活かせているような気がして、落ち着いてる。相手投手に対しての予習も出来ている感じだし、何にでも手を出すのではなく、ちゃんと狙い玉を絞ったり、相手の失投に対する準備も出来ている

まぁ、目立つ活躍をすればマークもキツくなるし、疲れてくればスイングの軌道や、タイミングの取り方も変わってくるでしょう。それは他の若手も同じことだけど、少なくとも今は、自分のやっていること、やってきたことは間違っていなかったと思えているだろうから、少しずつ実績を積み上げて自信につなげて、他球団から徹底マークされるくらいの選手になってもらいたいなと思う

4安打5打点じゃ、明日がすでにプレッシャーだろうけど、本人は目の前のことに一生懸命だと思うんで、今日のようにひたむきなバッティングを見せてくれることを期待してます


もちろん投手陣では、お立ち台の澤村、上原の話は欠かせない

澤村に関しては、キャンプの時点から8割位の力加減でキレの良い球を投げることに取り組んでいたので、今年は期待していた。個人的には、マウンドで左足を小刻みに動かす動作が非常に気になっていたので、それが無くなったことで、とても落ち着いているような感じに見える。実際、投げているボールは同じ球速であってもフォームが柔らかくなったことで、打者にはより速く見えるだろうし、以前は力んで高めに抜けていたような軌道も無くなってきた。同時にフォークの落ちも良くなったので、これが続くようなら、本当に頼もしい

 

そして上原に関しては、まだ日本のマウンドとボールに完全に慣れきっていないとは思うが、もともと器用な選手だし、コントロールバツグンなので、コンディション管理さえうまく出来れば安定して活躍してくれることと思う

何よりもあの戻ってきた時の明るさは、ベンチの空気を一変させるものがあり、その後の得点に貢献している部分は大きいと思う

感情を表に出す選手が少ない巨人なので、彼の明るさはチームにとって貴重だなと思わせてくれる一場面だった

 

去年の失敗のひとつに、マシソンの連投というのもあって、マシソン、カミネロしか計算できなかったことがゲーム終盤での不安定さのひとつではあった
(イニング跨ぎとか結構あったし)
今年は4人をうまく使いながら、常に誰かを休ませられるような形が作れれば、中盤以降は安心してみていられるかも?

左が少ないのは不安だけど、高木京の復帰は頼もしいし、今の布陣で何とか粘っていれば、またいずれ誰かが出てきてくれるかも…(根拠なし)


岡本の調子が落ちれば、阿部が
吉川尚の調子が落ちれば田中俊が
小林がまた打てなくなれば大城が

と、不安はありつつも、代わりの選手はいるし、左の代打に阿部、右の代打に中井がひとまずはいるってのも、高橋由伸、井端が抜けた穴を埋めるに一役買える
ベテランの力が必要になれば亀井もいるし、辻、山本、和田恋だって虎視眈々と狙っている

いずれは宇佐見も上がってくるだろうし、少しずつだけど層は厚くなってきた

 

昨日言ったように、今季いきなり優勝!ってのは正直なところ難しいと思ってはいるけれど、この先、数年の巨人を安心して見ていられるような下地をとにかく作って欲しいと思っているので、ベテランの力を借りつつ、うまく若手のレベルアップを中心に育成の年にしてほしいなと思う


その上で、もし今日も負けていれば

菅野、田口で落とした後に野上が投げるというプレッシャーをかけるところになるところ、打線の力で勝利をしたことは大きくて
野上も無失点で6回、7回を投げるような投手ではないだけに、多少失点をしても終盤にひっくり返して貰えるかも?という姿を見せることが出来た今日の逆転勝利は、本当に大きかったと思う


管理人:みんぐ
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