ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛」6/9 巨 11-3 ロ → ようやく見たい勝利が見れた!

巨人 11-3 ロッテ → 対 ロッテ 2勝1敗0分 東京ドーム

勝利投手:菅 野 9試合 6勝 3敗 0S
セーブ :
敗戦投手:石 川 10試合 3勝 3敗 0S
・投手リレー
巨人:菅野→宮國→澤村→高木→鍬原 捕手:炭谷
ロッテ:石川→ブランドン→西野→チェン→田中 捕手:江村→柿沼→細川
本塁打
巨人:亀井5号(三回ソロ)、若林2号(四回ソロ)、阿部2号(八回3ラン)
ロッテ:鈴木8号(五回2ラン)
日テレG+ にて観戦 解説:篠塚和典 実況:平松修造
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東京ドームで行われた千葉ロッテマリーンズとの3回戦。巨人先発は腰の違和感からの復帰で25日ぶりの登板となった菅野。4四死球を許す不安定な投球ながらも、失点は五回に浴びた本塁打の2点のみに抑え、6回3安打2失点と好投を見せた。一方の打線は二回、大城、陽の連打などで2点を先制すると、三回、四回にも2点ずつを加える。菅野の後を受けたリリーフ陣は八回に澤村が1点を失ったものの、その裏には阿部の3点本塁打が飛び出すなど、ダメ押しの大量5点を奪い、九回は鍬原が三者凡退に仕留め試合終了。菅野は25日ぶりの登板でハーラートップに並ぶ6勝目。巨人は終わってみれば11対3の大勝で交流戦2カード連続で勝ち越しを決めた
(https://www.giants.jp/G/result/201906091index.html)
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エースが投げて、チームに勢いと安心感をもたらせ、攻撃陣は先制、中押し、ダメ押しで応え、中継ぎにも大きな負担をかけずに勝利する

これまで見たくても見れなくて、ストレスのたまるゲームが続いていたけれど、久々に見れたロッテとの3連戦の締めのゲームだった。


ただ、初回は皆さんもそうだと思うけど、今日はどうなってしまうのか?と心配になった。それまでの菅野は初回は様子を見ながら徐々にギアを上げてゆくタイプでだったけれど、今日は久しぶりだというのもあるだろうし、チームにかけた迷惑を取り返したいというのもあっただろう、初っ端から球威で押すかのようなストレートを中心としたピッチングとリキみまくっているかのようなボールの暴れっぷりで、とても荒々しいスタートだった
一方でロッテの石川は素晴らしいキレのストレートを絶妙なコントロール三者三振という好スタート。

このままじゃ菅野のスタミナは持たないし、石川の前に得点はおろかヒットすら打てないんじゃないかとビクビクしてましたが・・・・


2回以降は安定のピッチングでしたね、鈴木大地に打たれた2ランは悪い時の菅野によくある、抜けたスライダーでしたが、失点はそれだけでしたし、本人も本調子ではないと言っているわけで、久々の実戦ということを考えれば十分でしょう。原監督も100球を目処にと言っていたので、初回のバタバタがなければ7回くらいまではいけたかもしれませんが、今日は味方の援護もあったので、割と納得して降板したかもしれません


その菅野を援護した攻撃陣は11点のうち5点は本塁打によるものでしたが、今日は久々にタイムリーによる得点で、「あと一本が出ない病」は、今日は鳴りを潜めていたような気がします。個人的に評価が高かったのは3回の大城のタイムリー。丸が出た後、岡本がサードゴロに倒れたあとのタイムリーだっただけに、4番が打てない時は5番がフォロー、時にはその逆を・・・という形が作れれば、2番坂本から5番大城までの繋ぎが頼もしくなるなというのを感じた一打でした

1番打者は正直なところ固定できていないとは思いますが、大城が存在感を出し、岡本の状態がこれから上がってくれば、坂本、丸、岡本、大城と原監督の好きなジグザグも組める状態になりますし、1、6、7番だけ相手に合わせて日替わりにすることもできるので、オーダーを組む場合も今まで以上に考え方がシンプルになります
(キャッチャーの起用も含めて)


ベテラン、若手、外国人を柔軟にあてがうことが出来るし、ゲームが進んでゆけば、相手投手に合わせていかようにも対応することが出来るので、この2~5番までの固定はかなり嬉しい状況ですね。ここに1番として吉川尚が万全の状態で戻ってくれば。守備力、走力も含めて完ぺきになりますので、いずれやってくるであろう理想のオーダーで打線を組める日が楽しみになります


イムリーが多かった今日のゲームですが、もちろん、3本のホームランはどれも印象深いものでした。
先日も触れたとおり、東京ドームのロッテ戦といえば忘れてはいけない、亀井さんの活躍ですが今日もホームラン、タイムリーを含む3安打とお立ち台にあがった大城に負けない活躍を見せてくれました。特に3回のホームランはインローを救い上げる、まさに「ザ・亀井」というバッティングでした
(状態の良い時の亀井には、あそこには絶対に投げてはいけないコースってところが、普通のバッターとは違うところ)


それと若林のホームラン。先日のインコースをさばいた本塁打も素晴らしかったけれど、今日も非常にキレイなスイングだったのが印象的。スイッチヒッターの若林だけど、バッティングスタイルとしては個人的に大城と若林のスイングが似ているなと感じる。
二人ともバットの出がスムースで、軸がしっかりしているので無駄な動きがなくボールをとらえている。さらに相手のボールに力負けしていないところも、共通している。
これから先、1軍のエースクラスの変化球や力強いストレートなどに苦戦することはあるだろうけど、今のスタイルを極めるつもりで慣れて順応してくれれば、安定した結果を残せるだけのセンスはあると思うので、大城は捕手ならでは読みで、若林はスイッチヒッターならでは対応性を武器にレベルアップしてくれたとしたら・・・頼もしくて、いぶし銀の働きをしてくれるのではないかと期待が膨らむ

特に若林のように内外野を守れて、足もあり、左右どちらにも対応できる選手は原監督の好きなタイプ。

今まで、ブレイクしそうな選手は良いところで故障して離脱したり、良い状態が長続きしなくて結局、下でくすぶったりしているケースが多かったので、山本、重信も含め、今チャンスをもらっている選手は、良い状態のままチーム内で争い続けて高いレベルの選手になってくれると、本当にうれしいなと思う


そして3本目のホームランの阿部。
出てきた時の盛り上がりもそうだし、前日の悔しさを晴らすかのような完ぺきな当たりは見ていて鳥肌がたった。贅沢を言えば、昨日だったら良かったのに・・・と思わなくもないけれど(笑)
前日、9回に追いこされた嫌なイメージがあっただけに、丸のタイムリーでほぼ決まったとはいえ、阿部の出番を作った丸も見事だったし、球場の雰囲気に応えた阿部も見事でした


今日のゲームで言えば、苦言は澤村か・・・

レアードがボール球を振ってくれたから良かったものの、あれを見逃して連続四球となっていたら、澤村はもうマウンドで投げることに完全に疑心暗鬼になっていたろうし、三者連続四球まで見えていただけでなく、ただピンチを作っただけで交代となっていたことだろう。そうなれば、ヘタすればまたファーム行きになっていたかもしれないし、そもそも今日のゲームもどうなっていたかわからないところだった

終盤のキーポイントをあげるなら、レアードが四球を選ばなかったことと、高木京は井上を相手に初球にカーブを投げ切ったところだろうと思う
(満塁だから初球を狙ってくるのは良そうで来たことだけど、そこにカーブを投げるのはかなり勇気が必要)


あ、あと若林の盗塁も触れなきゃ・・・
チェン・グァンユウの癖を読んでいたのか、細川の肩を計算してなのかわからないけれど、2盗だけでなく3盗までやったのはお見事。炭谷のバント失敗を救っただけでなく、亀井のタイムリーを呼び込む見事な走塁でした

 

これで、交流戦が始まって2カード連続で勝ち越し。
贅沢を言えば、楽天戦の1敗と昨日の1敗はどちらもやり方によっては勝ててたゲームだったとも言えるので、もったいない感も若干あるけれど、5月の結果を思い出せば贅沢は言えない。


次はこの交流戦で最も厳しい戦いになりそうなビジターでの6連戦
移動日が無いとはいえ西武打線に今村、田口、桜井という並びは、やはり不安はあるし、また中継ぎ酷使の予想をしてしまうのは想像に難くないし、そこから札幌に行っての日ハム戦もヘビーな戦いになりそう

交流戦の優勝を願っているのは間違いないが、それ以上に良い状態でリーグ戦に戻ることが重要なので、この2カードで作った貯金を有効に使って欲しいなと思うし、3週目に東京ドームに戻った時に疲弊しきっていない状態で臨むためにも、次の6連戦は今日のように打線が援護できるゲームをどれだけ作れるか、そこがキーポイントになりそう

 

管理人:みんぐ
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