ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」7/28 巨人 6-0 DeNA → 一つ乗り越えた菅野がトップタイの9勝目を完封でゲット!(長文注意)

DeNA  11勝5敗0分 横浜スタジアム

勝利投手:菅野 (9勝2敗0S) 
セーブ :
敗戦投手:ケイ (5勝5敗0S) 

・投手リレー
巨人:井上、高梨、ケラー、大勢 捕手:岸田
DeNA:ケイ、佐々木、堀岡、三嶋 捕手:山本、松尾

本塁打
巨人:9号(9回表ソロ) 
DeNA

TBSチャンネル2 にて観戦 解説:工藤公康 実況:南波雅俊
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20240728_9001_1/)
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昨日のレポートで、今日の3戦目は我慢比べになると書き、実際、その通りの展開で進んでいったわけですが・・・まさか5回にドラマが待っているとは思いませんでした。


ただ、その前に今日のオーダー


これもまた前日に「左腕先発時には大城を控えにおいて、ファースト岡本、レフト若林で行きたくなります」なんて書きましたが・・・それは、若林の前日の守備へのご褒美も兼ねてって意味もあったんですけど、阿部監督はバッティングで結果を出していた泉口を控えに回して、モンテスをショートでお試し、坂本をサードに!って私の希望のさらに斜め上をいってました。


確かに、モンテスはサードはそこそこ出来るっていうのは確認できましたから、次のオプションとして「じゃあショートはどうなの?」って1軍のゲームで見たくなりますし、勝ち越し決めた後のゲームだからこそ、出来ることって言われれば確かにそうなんで、そういう思惑だったかどうかは別にして、ゲーム前にオーダーを見た時に


そうきたかぁ~


って思ったのは事実。実際、コレが機能すれば、猛暑が続く季節ですから、相手の左右に応じて臨機応変に対応できるし、門脇も黙ってないでしょうから、選手の疲労を抜きながら、戦力を落とさずにバリエーション豊富なフォーメーションが作れます。
(当然そこには、実績、相性を含めたデータも加味されます)
攻撃オーダーは大枠は決まっていますが、守備のバリエーションが増えるのはメリットしかないわけで、固定したいと思っていた中で、ヘルナンデス、若林、モンテスの矢継ぎ早の加入、そしてそれぞれが戦力になっているという今の状況は予想を遥かに超えた結果で、それが今の貯金11に繋がっています。


とはいえ、じゃあ、それがシーズン終了まで続くか?と言われればそうじゃないのがペナントレースなんで、バランスが崩れた時の二の矢、三の矢ってのはフロント、1軍スタッフ、2軍スタッフとも、しっかり横の連携をとって、我々が想像するよりさらに先を見据えていると思いたいですね。
(出番を待っている下の選手たちも、それを見据えて牙を研いでいるわけですから)


で、話をモンテスのショートの守備に戻すと、結論としては「悪くない」です。


守備範囲の広さはまだわかりませんし、6-4-3とか4-6-3のギリギリの連携、1球ごとに変わる守備位置サインや相手打者の傾向や味方投手の持ち球、キャッチャーのサインによる予測や本能でポジションをずらすなんてのは、まだまだコレからになるでしょうが、脳みそフル回転が要求されるポジションをこなすという点で、基礎的な動きは出来ているなという印象。
中でも、サードの時もそうでしたけど、送球が安定しているというのは、実は重要なポイントなので、そこがしっかり出来ているのはファーストが大城の時もありますから、安心できる材料の一つかなと。


そして、冒頭に書いた5回のドラマ・・・


前回、手も足も出なかったケイから若林が倒れたあと、坂本がヒット。阿部監督の「まあ、普通に打たせてもゲッツーだろうなと」というのに笑っちゃいましたが、エンドランのサインにしっかり応えて自らも生きた小林。もっとも難しい1、2塁での送りバントをしっかりと菅野が決め、丸がしぶとく四球を選び、吉川も功を焦ることなく冷静に押し出しの四球を選んで先制点。


満塁とはいえ、2アウトなんでヘルナンデスが強引なバッティングをすれば、そこで終わるなぁ~と思っていましたが、アウトコースの変化球を体勢を崩しつつギリギリ3塁線のフェアラインにのせて2点タイムリー。ここでお腹いっぱいになるところ、岡本への申告敬遠の後にモンテスがインコースの球を腕を畳んで身体の回転をつかって、レフトへ2点タイムリー。


ヘルナンデスが1軍デビューしてしばらくの時に、新外国人にお試しで連投されるインコースの捌き方が坂本並に上手いって褒めたことがありましたが、モンテスはさらにその上を行ってました。
ヘルナンデスは、そろそろ弱点も研究されてきて、最近は空振り三振も増えてきましたが、モンテスは見逃し三振はありましたが、それ以外は難しい球、落ちる球にも付いて行っているので器用さは、それ以上ですね。
野手に二人の外国人がいることで、ベンチ内でもコミュニケーションを取ったり、情報交換が出来るでしょうから、バッティングスタイルが似ていて、「性格もマジメ」と伝えられている二人が、互いに技術を高めあえば、この先も貴重な戦力になってくれる期待は高まりますし、複数年契約っていうのも見えてくるでしょう。
その分、若手の競争は激しくなりますが、彼らを越えるパフォーマンスが出来なければ出場できないというハードルを示したわけで、それでハートに火がつかないようであれば、この先も一流選手にはなれないでしょう。


中盤で5点リードの段階で、勝ちパが使えないとはいえ、今のブルペンならセーフティと思われる中で、このカードでちょっと精彩を欠いていた丸にトドメの一発が出たのも大きかったです。巨人がこの先も勝利するためには、1番バッターの調子は大事ですし、ビッグイニングを作るためには、下位から上位に繋ぐ際の要となる役目ですから、前日の内野安打1本で終わるのと、最後に一発を放り込むのとでは全然違ってきます


ケイを攻略したとは言い切れませんが、前回のリベンジを果たすだけでなく、ビッグイニングを作れたという結果は、攻撃面において今後、相手を警戒させるに足る攻撃力を見せることが出来たのではないでしょうか?


一方、守備の方に目を向けますと・・・


まず、先発の菅野は立ち上がりの2イニングは素晴らしかった!3回に、まさかと言ってもいい名手・吉川と名手・坂本の2つのエラーが出て、ピンチを迎えますが、そこも無失点に凌ぎました。味方のミスをカバーするあたり、さすがだなというピッチング。
5点取って以降は、1点、2点は与えてもイイくらいの感じで、良い意味で力がぬけ、ランナーを出しても慌てることなく、終始落ち浮いていた印象で、相手のDeNA打線のほうが勝手に焦ってくれたこともあって、ピンチをゲッツーで連続で食い止め、相手に隙を与えなかったのはさすがです。


解説の工藤氏は「年に何度かある心技体が揃った日が今日なのではないか?」と評してましたが、特に終盤のピッチングはそうでしたね。前日、井上が一球外す時に気のないボールを投げて、「10年早い」と阿部監督の指示で杉内コーチがマウンドにゆくって光景がありましたが、この日の菅野を見て、何かを感じてくれたら、また一つ成長できるのではないでしょうか?


これまた前日に「ビハインドなら平内ロングと伊藤、リードしているなら中川、泉、船迫、バルドナードをうまく駆使するしかない」と書いたのですが、大量リードでの終盤は想定しなかった・・・(笑)
余り登板間隔があくのも問題だし、伊藤のピッチングも見てみたかったので、ワンチャンあるかなぁ~って思ってましたが、球数的にもモチベーション的にも菅野交代という選択肢は無かったようで、見るチャンスはありませんでした。


結果的には117球無失点で完封勝利。特筆すべきは四死球ってところでしょうね。
積極的に打ってくるDeNA打線ともうまくハマったと言えるでしょう。


ってことでまとめに入りますが、赤星、井上、菅野というローテで、しかも敵地、戦前にはスイープされなければOKと言っていたのが嘘のようです。


終わってみれば最良の結果!正直、出来すぎなんで反動が怖いところですが、菅野の完封という予想の遥か上の勝利のおかげで、ブルペンは明日の移動日も含めて肩を休めた状態で灼熱の甲子園に備えることが出来ます。このカードで暑いナイターも体に染みこませられましたし、乗り込む準備としては万全かなと。


一方の阪神もここにきて状態を上げ、課題の攻撃力も戻ってきています。ローテも手ごわく、甲子園という場所も相まって、簡単には勝たせてもらえそうにありません。


そこで、前日の「貯金10をゼロとして」という私の言葉をクローズアップしたいのですが、今日の勝利によって貯金11、つまり貯金1個という計算です。
阪神との3連戦、強力ローテ、上り調子の打線同士のぶつかりあいですから、予想は全くできませんが、ゲーム差は広島と3、阪神と3.5ですから、3連敗さえしなければすぐ後ろに迫られることも無く、借金を背負わずにすみます
一方で勝ち越し、仮にスイープすれば相手の勢いを削ぐことにも繋がりますから、初戦の勝敗がカギを握りそうです
(当然、相手は3連勝を狙ってくるでしょうから)


その後には同じローテで広島との3連戦も待ってますし、そのためのローテ再編ですから、後半戦の序盤を占うカードが続きます。
さらなる混セになるのか、頭二つほど抜け出せるのか、それを占う2週間になりそうです。

オリンピックも盛り上がってますし、勝っても負けてもプロ野球も話題になるような、そんな夏にしたいですね。


あ・・・言い忘れた、小林のマルチ、実は、今日一番嬉しかったりして・・・(笑)

 

追記:
そのオリンピック、阿部詩選手の2回戦敗退はビックリしましたね、秒で勝敗が決まる怖さをまざまざと見た気がします。そして、それを力に変えるお兄ちゃんにも感動しましたし、東京オリンピックで「真夏の大冒険」で当時13歳の最年少金メダリストがオリンピックに出れず、それをテレビで見ていた当時11歳の少女が金メダル。
スケボー界の競争の激しさを見せつけられました。


一方で東京ドームでは都市対抗。炎天下の中、西東京、東東京の夏のセンバツ決勝も熱かった!どっちに転ぶかわからない激闘を早稲田が制し、代表に選ばれました。
かつて、ほんの僅かですが指導した子が関東一にいるで、明日も目が離せません。

 

 


管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/
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