ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

「ジャイアンツ愛のみんぐ」9/18 巨人 2-2 DeNA → マジック点灯?全然実感ないわぁ~

DeNA  13勝7敗1分 東京ドーム

勝利投手:
セーブ :
敗戦投手:

・投手リレー
巨人:グリフィン、ケラー、バルドナード、船迫、大勢、泉、平内、高梨 捕手:岸田
DeNA:ジャクソン、ウィック、ウェンデルケン、伊勢、森原、中川颯 捕手:戸柱

本塁打
巨人:丸 14号(1回裏ソロ) 
DeNA:牧 22号(6回表ソロ) 

日テレG+ にて観戦 解説:山本浩二内川聖一 実況:村山喜彦
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Giants Official Web
(https://www.giants.jp/game/20240918_8003_1/)
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率直に言うと、しびれるゲームでした。


6連戦の初戦で、8人もの投手を出すことになってしまったのは厳しいですが、そうせざるを得ないほどの熱戦だったと言えるでしょう。
巨人目線で言えば、丸が先制のホームランから、それを含めて4度の出塁をしたにもかかわらず、2番坂本と9月好調の3番吉川を抑え込まれてしまったことが響いたと言えますが、ジャクソンとウィックのピッチングが非常に良かったので、仕方ない部分もありました。


それでも、決定的なチャンスはありましたし、ボテボテでいいから・・・という場面で、点を取り切れなかったのはこの時期ならではのプレッシャーとも関係が無いとは言えないでしょう。
相手のDeNAも自力優勝を消滅させないために必死に来てましたし、文字通り、ガチンコの戦いでしたから、どっちに転ぶかわからない好ゲームだったと思います。


先発のグリフィンは、本当にいつも援護ない中でチームのために必死に投げてくれて、頭が下がりっぱなしです。
牧に一発を浴びた瞬間、ひざを折って後悔してましたが、これは全然責められない。6回、被安打3、失点1ですから、十分以上の貢献をしてくれたと思いますし、まさに表ローテに相応しいピッチングでした。


以降の投手たちもバルが2つの四球を出して、失点した形になりましたが、大勢不在時の彼の貢献度を考えれば、これもまた感謝しかないですし、押し出しになってしまいましたが、最後のボールも素晴らしい軌道だった。


とにかく、今のDeNA打線のキーマンはオースティンなので、彼に如何に仕事をさせないかという点において、巨人投手陣は完璧な仕事をしたと思いますし、それが最終的に「負けなかった」という事に繋がりました


でも、それはあくまでも「このゲームに限って」の話ですから、まだ残り対戦数の多いDeNAとの戦いにおいては、投手にかかる負担は大きいでしょう。
このような熱戦が続くと、マツダ、甲子園での戦いの時に、ブルペンの疲弊が気になりますが、そんなことは私が心配するまでも無く、監督、杉内、内海コーチ、そして選手たちは充分に考えているでしょうから、お手並み拝見としか言いようがありません。


願わくば、このゲームのようにギリギリの戦いの中で、選手たちが納得できるパフォーマンスを発揮して欲しいと思うだけで、ただただ信じるのみですね。


むしろ、悔いが残るのは攻撃陣の方でしょう、坂本、吉川が音無しだったので、岡本、浅野にかかる負担は大きくなりましたが、どうしても岡本は勝負を避けられる形になってしまいますし、浅野にだってプレッシャーになる。モンテスからのオコエというリレーも噛ませましたが、オコエのバントが機能したくらいで、起爆剤にはなりませんでした。


チームを救ったのは、岡本のギャンブルスタートでしょうか?岸田に三振だけはやめてくれ!という中での、セカンドゴロでの突入は本当に大きかった。
DeNAの守備の乱れもあってのチャンスでしたが、泥臭く点を取るという阿部監督のやりたいことが出来た瞬間でもありました。
丸がホームに突入して挟まれている間に吉川がサードにゆく時間を作ったというのも、点には結びつきませんでしたが良いプレーでしたし、ベテランがあぁいうプレーをすることで、若手への刺激にもなります。


勝利を逃したゲームとも言えますが、ギリギリで追いついて、負けなかったという点を評価して上げるべきなんではないかなと思います。


ただ、阿部監督がゲーム後の囲みを拒否して、早々にミーティングルームに向かったのは、ナインの気持ちをもう一度、引き締めるため。


報知の取材でも


今季3度目の取材対応なしは、怒りからではなく「浮かれるのは(最終的にマジックが)1になってから」という思いを、試合後すぐ選手に伝えるためだった。


というのがあったが、その気持ちが痛いほどわかる最後だったと思う。


結果的にマジック9が点灯したが、我々ファンとしても、そんな実感は全くなく、単に2位以下の自力優勝が数字上なくなっただけで、自力優勝なんて簡単に復活するものだとわかっているし、ヘタしたら8月中に胴上げとかあるんじゃね?って思っていたソフトバンクだって苦しんで、ようやくカウントダウンに来ている状態。


マジック出ても、後ろを振り返れば1.5差に阪神がいるし、この先全敗すれば、2~4位のチームすべてにチャンスがあるわけで、息が抜けない事には変わりない。
2チームでの優勝争いということになれば、色々と戦いようはあるだろうけど、ここまで複数のチームが僅差になれば、結局は、目の前の試合を・・・ってことになるわけで、単なる星勘定はマスコミや評論家に任せておけばいいし、選手たちは残った力を振り絞って、目の前のプレーに集中するしかない。


その結果として、〇だったか、×だったかは、その時、その時の結果でしかなく、やっている選手は我々が手に汗握っている以上に真剣にやっているわけだから、もはや批判する気にもなれない。


去年の同日のブログを見返すと、奇しくもグリフィンが投げていて、ナイスピッチングながら勝ち負けつかず、でもチームは2夜連続のサヨナラ勝ちという結果でした。

ming-giants.hatenablog.com


もはや、順位に触れることはなく、淡々とゲームを振り返っているような感じですが、その時のことを思い返せば、ここまで一球に集中して見るのは久しぶり。


大谷の「ヒリヒリするようなゲームがしたい」では無いですが、まさに、1プレーを見逃せない状況が続いていることに、ただただ感謝しかありません。


阿部監督の「しびれる試合が最後の最後までできるって幸せだよ」が、それを象徴しているように、今季の結果がどうあれ、これを経験できている若い選手たちは本当に幸せですし、かつて経験し、それを克服したサカオカマル、菅野たち、そして監督はじめコーチ陣たちは若い選手たちに、この時期ならではのプレーを背中で見せて欲しいですし、的確なアドバイスを送ってチームが一つになれるような空気を作り出して欲しいです。

 

管理人:みんぐ
http://ameblo.jp/ming-maro/
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