巨人 3-4 中日 10月23日(土) ナゴヤドーム
対 中日:1勝3(4)敗
勝利投手:浅 尾 3試合 1勝 0敗 1S
敗戦投手:久 保 3試合 0勝 1敗 0S
投手リレー
巨人:グライシンガー→高木→MICHEAL→クルーン→山口→久保(C:阿部)
中日:山本昌→河原→高橋→浅尾(C:小田→谷繁)
ホームラン:
巨人:
中日:
中日ドラゴンズとのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第4戦。日本一連覇に向けて勝ち続けるしかない巨人だったが、中日に2点を先制されてしまう。打線は幾度もチャンスを作りながらあと一本が出ない苦しい展開。しかし、八回に小笠原の犠飛で1点を返すと、再び2点差となった九回、矢野のタイムリーなどで同点に。粘りを見せたもののその裏、和田にタイムリーを許しサヨナラ負け。日本シリーズ連覇への挑戦は断たれた
Yomiuri Giants Official Web より
野球っておもしれ~な~!!!!
悔しさとか悔いとか、タラレバとか、色んな想いはあるけれど、一言で表現するなら上記の言葉になるかなぁ。
1,2戦でガッカリさせられた分、昨日、今日の試合には本当に熱くさせられた。巨人ファンでも中日ファンでも無い人にとっても、手に汗握る試合になったんじゃないかと思う。
まぁ、敗因をあげさせてもらうなら、次がピッチャーの打順だったにも関わらず、今日のキーマンになりそうだった小田に甘い球を投げてしまった1球。5回ノーアウト1,2塁で谷がキッチリと送りバントを決め、1アウト2,3塁で長野三振、坂本ショートゴロで0点で終わった場面、8回1アウト3塁でのラミ、阿部で同点に追いつけなかった画面。山口の押し出し・・・・かなぁ。
最後は山口、久保で失点してしまったわけで、本人たちは悔しくて今夜は眠れないだろうが、彼らがいなければ、そもそもココに巨人はいないわけで、誰も責めるものはいない。9回に坂本にホームランなんて奇跡が起きれば「やっぱ彼はとてつもないものを持っている」という展開になるんだろうけど、今日はもう先発メンバーに名を連ねるだけで奇跡みたいなものだったと思う。
高橋、浅尾、そして昨日の岩瀬もやはり人の子だなと思わせてくれたし、浅尾の涙は来年に向けてさらにひと皮向けそうで、いい経験をさせてしまったなと思う。中日ナインもコレ以上ないくらいに緊張していたわけで、今日のこのギリギリの勝利を日本シリーズに繋げてセ・リーグの代表として戦ってもらいたい。
巨人にとっては、9回に完全に流れを持ってきただけに悔いが残るだろうけど、この悔しさを来年の糧にして欲しい。来年に向けてやらなきゃいけないことも随分見えたシリーズだったし、ペナントだったと思う。
ま、見えたものに関しては、これからのシーズンオフの中でのネタにしたいと思うので、ここでは明言しない(皆わかってると思うけど)。
こうやって、書いているだけで悔しさがふつふつと沸いてくるけど、目いっぱいやっての結果なので致し方ない。0点のまま終わってしまったら、また愚痴の嵐になってしまうところだったけど、あれだけの粘りと意地を最後に見せられたら監督も選手も責めるのは酷だというもの。もう、中日に関しては1枚上手だった、目標を持ってやったけど、届かなかったという原監督の言葉どおりだと思う。
最後に今の時点で入ってきている選手の言葉をいくつか紹介したい。
久保:「この悔しさを糧にしないと意味の無い1球になってしまう」
坂本:「最後はけがをしてしまったが、みんなのサポートに感謝したい」
クルーン:「あと1年はやりたい、来年も巨人の1員として戻ってくることを最優先に考える」
松本:「今季はまったく納得していません」
長野:「期待に応えなければいけなかった、今季は悔しい思いしか残っていません」
こうやって悔しい思いをした若手がオフに一回り大きくなって、来年さらに大暴れしてくれることを期待したいし、ガッツ、ラミレスを蹴落とすだけの気概を持って欲しい。ファームから上がりきれなかった若手たちも虎視眈々と狙って欲しい。
おっと、ここでクルーンとスンちゃんは来年は契約をしない方針であるというニュースが入ってきた。個人的には今年の悔しさを来年晴らして欲しい気持ちの方が強いが、結果が全ての世界においては仕方ないことか・・・・こうなると来年は山口をストッパーとして育てることになるのかな?左の中継ぎに関しては、星野、高木は来年ベンチに入りそうだが、さらにイキのいい若手の台頭が待たれるな。あとはドラフトでの即戦力先発投手の獲得がキーになるか。うまいこと沢村を獲得できればいいけど・・・・