ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

いよいよ開幕!不安の多い巨人だがきっとやってくれると信じてる!

いよいよ開幕!不安の多い巨人だがきっとやってくれると信じてる!

いよいよ明日からプロ野球が開幕

それにあわせて、当ブログも今日から再開します。

澤村の獲得からコーチ陣の新しい顔ぶれを見て、今年は期待できると確信し、キャンプインからオープン戦までCS(G+)で放送された全ての練習を録画して見てきて、早く開幕せんかとワクワクしていた気持ちが現在は「もう少し伸ばせないか?」と不安になってきてしまった。

震災、原発問題からくる開幕の日程調整で揉めたあたりから風向きが変わってしまったように思う。悲しいかな外で人と話していても、熱烈な巨人ファンであるワタシを見ると「まったく御宅の球団は・・・」とバッシングされる日々が数日間続いた。

選手もファンも世間の人と同じ感覚であった(はず)のに、誰とは言わないがKYな発言をする管理者のせいで巨人自体がKYな球団というレッテルを貼られてしまった。

その嫌な空気が悪い流れを呼んだのか、キャプテン阿部がケガで離脱、一方で阪神の城島が万全に近い常態で開幕に間に合うという当初の予定と逆転する状況になる。

日に日に上がる澤村の評価とは別に、なかなかローテーションが見えてこない先発投手陣。統一球の影響で本塁打が減ると予想されている中で、川相(二軍監督)から伝授されたバントもまだ成功率が上がったとは言い難く、決まりかけていた新時代のクリーンアップ(坂本の3番)も阿部の離脱の影響でリセットされてしまう。

キャンプでは期待の高かった新外国人助っ人もバニスターは自国へ帰ってしまい(あきれてものが言えない)構想外。トーレスアルバラデホは期待のわりに・・・という有様。ゴンザレス、グライシンガーに関しても一時の輝きは薄れ、昨年よりはマシという状態(グライシンガーの場合は昨年はケガもあったので仕方ないが)。

・一方で城島が間に合い、先発投手陣が万全な阪神

・開幕が伸びたことで先発投手陣のダメージを少なく出来た(吉見、チェンね)、助っ人も威力を発揮しそうな中日

・ヤング先発投手陣で近未来の投手王国を作ろうとするヤクルト

あたりと比べてしまうと、どうしても不安は隠せない。

(いや、広島と横浜も今年は十分に怖いですけど・・・汗)

ましてや勝率の良い東京ドームでの試合が当分の間できないだけでなく、試合数そのものも減ってしまったことを考えると、巨人にとっては不利な材料ばかりが目に付く開幕となってしまった。

延長戦の廃止、時間短縮による試合展開の変更は、1点勝負になるのは明らか。

先発が最小失点で防ぎ、惜しみなく中継ぎを投入。延長を考えることなく抑えは9回にキッチリと投げるという展開は阪神、中日に比べるとどうしても巨人は後ろが確定していないだけに不利に思えてしまう顔ぶれだと考えざるを得ない。

(山口のストッパーだけが唯一計算できるところ・・・か?)

さらに松本、越智の開幕2軍スタート・・・・

と不安を書き連ねてきて、開幕前から優勝をあきらめたのか?と言われそうですが、いやいや決してそうではありません。

一ヶ月あまりの短期決戦ならまだしも、長いペナントレース。開幕時の戦力やチーム事情が優勝の決め手になるはずもなく、1年を通しての長丁場になれば層の厚さがものを言ってくると信じている。先発メンバーに故障が数人出てもカバーする選手が豊富なのは大きな利点。5年目で初の開幕1軍となった田中(大)のような若い選手がブレークするきっかけをつかんで欲しい。

本塁打が出にくくなった統一球も、ラミちゃん、ガッツの勝負強さには影響はなく、ホームランではなく2塁打が増えるくらいで、彼らの前にランナーを出すことさえ念頭に入れておけば、得点力が落ちる心配は杞憂でしょう。阿部の離脱は攻守ともに痛いところですが、ヨシノブが好調をキープしており、谷、亀井、長野、矢野、紺田、鈴木らの外野手(亀井は内野手登録ですけど)軍団の層の厚さは12球団随一なのは変わらずです。

澤村はケガさえなければ間違いなくローテーションを守って2桁は勝ってくれそうだし、東野は昨年よりも明らかに良くなっています。内海に関してはまだ好不調の波がありそうですが、去年の「論ずるに値しない」から脱却するための練習は積んできています。この3人にグライシンガー、ゴンザレスが加われば少なくとも3つ以上の連敗はしないローテーションが組めるでしょう。

個人的には(あくまでも個人的にはです)澤村はデビューから不動のストッパーとして活躍して欲しいと思ってます。あの真っ直ぐとストライクを取れるスライダーは”巨人の藤川球児”になれる要素満載。1年目からストッパーになれば、高津、岩瀬をしのぐ抑えの伝説投手になれると信じているんですけど・・・・派手な先発のエースが欲しかった巨人としては抑えで使うようなことはしないでしょうね(残念)。

サイドスローに転向した野間口、オープン戦好調の金刃、ひと皮向けそうな西村のうち、誰かが年間通じてのキーマンになってくれそうな気もしますし期待をしています。

開幕ダッシュした年は優勝を逃しているイメージの強い巨人なので、あんまり派手な勝ち方はしなくていいと思ってるんですが、それでも負けてる姿は見たくない。複雑な開幕を明日に控えての今年最初の更新でした。

まだまだ言い足りないことは沢山ありますが、ま、それはおぃおぃということで