ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

5/12 巨人 2-1 横浜 → 4年ぶりの先発勝利!金刃今年はやってくれそうだ!

巨人 2-1 横浜

対 横浜:3勝3敗0分

勝利投手:金 刃 7試合 1勝 0敗 0S

セーブ :ロメロ 10試合 0勝 0敗 6S

敗戦投手:山 本 6試合 2勝 3敗 0S

投手リレー

巨人:金刃→西村→越智→久保→ロメロ 捕手:鶴岡

横浜:山本→大原慎→加賀 捕手:細山田→新沼

本塁打

巨人:

横浜:

CS 日テレG+にて観戦

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小笠原を1番に起用するなど不振続きの打線を大幅に組み替えて横浜6回戦に臨んだジャイアンツは、この采配がズバリ的中、幸先良く一回から2点を奪うと、リードを守りきって連敗を3でストップした。先発の金刃は六回途中まで無失点に抑える好投で、先発としては4年ぶりの白星をあげた。

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個人名(小笠原)をあげて打撃を批判した原監督。

打線の入れ替えはやってくるだろうと思ったが、まさかガッツを1番とは・・・さすがに読めませんでした。試合後のコメントでは、1番ガッツの質問にも明言は避けたが、私なりに察するに

・1番にすえることでなるべく多く打席に立たせたかった

・ガッツのプライド、チームのプライドを重視して下位打線には置きたくなかった

・ケガをしているわけではない、不調という理由だけで外すわけにはゆかなかった

・走者を返すことが出来ないなら、せめて帰る走者になれというメッセージ

・何よりガッツが必要なんだ!という激を込めた原監督の意地

あたりか?(もっと深い理由がありそうだけど)

事実、初回1番の打席に立ったガッツにはランナーを返すというプレシャーもなく、ただ投げる球に集中できたのではないかと思う。下位に回せば、またランナーのいる場面で回ってきて、プレッシャーを浴びるかもしれない。そういった意味合いでは1回の裏、第1打席に立たせるというただその1打席にのみ意味があったのかもしれないと今になってみれば考えられなくも無い。

事実、チーム内にただよう空気感は違うものがあると画面越しでも感じることが出来た。

そして思わぬ形で開幕前の構想通りになった3番坂本がタイムリーを放つことで、その空気感は一気に期待感に変わった。その雰囲気に好調の長野そして亀井が続くことが出来たと思う。初回の攻撃を見る限りでは、今日は何点はいるんだろう・・・そんな期待さえ起こさせてくれた。

クリーンアップに関していえば、これまでチームを牽引してきた坂本、ラミレス、長野を揃えるのは定石といえば定石。これで打線の分断を避けることが出来るということで、クリーンアップ前後は少し頼りないものの、下位打線から、もしくは上位打線からチャンスをつなげることが出来れば、ビッグイニングも期待できるという流れになっていると思う。(ま、明日はまたどうなるか、お楽しみ、といった微妙なニュアンスも監督は残しているが・・・・)

とはいえ、得点が初回だけというのはいただけない。この辺はまだまだ課題が残るところだが、今日負けなかったことで明日以降、少し気持ちも楽に試合に臨めるんじゃないだろうか。

そして今日の立役者、金刃の4年振りの勝利。

オフにフォーム改造に取り組み、去年まで挑戦したトルネード(風)を封印し、入団時のフォームに戻したという金刃。その成果が出たか、キャンプ、オープン戦と成績を残して開幕1軍入り。以降は中継ぎでキッチリと結果を出しての先発ローテへの参入。

前回登板は好投しながら勝ち負けつかずだったが、今日は5回、勝ち投手の権利を残しての堂々の降板。出来れば6回をキッチリ投げきって、7回越智、8回久保、9回ロメロといった黄金パターンで締めたいところだったが、当初の先発ローテ陣の頼りなさを考えれば出来すぎといっていい。ここまできたら、今シーズンローテを手放さないようにして念願の2ケタ勝利を目指してもらいたい。

そして、0点リレーの中継ぎ陣には本当に頭が下がる。金刃が先発に回ったことで、左のワンポイント・セットアッパーがリッチギー(高木)一人しかいないという不安な状態ではあるが、越智、久保、西村、アルビー(アルバラデホ)がとにかく頑張っている。先日と同じ言い回しになってしまうが、中継ぎが踏ん張っている間に何とか先発陣は立ち直って欲しいと思う。先日の小山、今日の金刃がそのメンツに居続けてくれれば、生え抜きのローテを期待しているファンとしては、これ以上無い喜びになる。