ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

5/14 巨人 4-5 広島 → そうそう良いことばかりは続かないよなぁと思いはするけど・・・

巨人 4-5 広島

対 広島:1勝3敗1分

勝利投手:サファテ 14試合 1勝 0敗 8S

敗戦投手:ロメロ 12試合 0勝 1敗 7S

投手リレー

巨人:小山→西村→越智→久保→ロメロ 捕手:鶴岡

広島:福井→梅津→青木→上野→シュルツ→サファテ 捕手:石原

本塁打

巨人: ラミレス8号ソロ、亀井1号ソロ、長野5号ソロ

広島:

CS フジテレビONEにて観戦

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広島東洋カープとの5回戦は、二回にラミレスの本塁打などで2点を先制し、その後も得点を重ねていったが、九回で追いつかれて逆転を許してしまい、今季初の3連勝にはならなかった。

Yomiuri Giants Official Web Site

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今日の試合は原監督の試合後のコメント

こういう時もあります

に全てが集約されているような気がする。

これまで中継ぎ・ストッパーに守られて何とか勝ちを拾えてたゲームだったが、今日は中継ぎ陣にいつもの踏ん張りが足りなかった・・・ということ。逆の見方をすれば現在2位の広島の底力を見せ付けられた感じでもある。

防御率 1.69の中継陣だって失点することもある。それはそれで仕方ないことだし、勝負事なんだから逆転負けをすることもあるだろう。ベストメンバーではない今のチーム状況では、余り多くを望むのは酷ということもある。ショッキングな負け方ではあるが、そういう勝ち方をすることもあるわけだし、ここは切り替えないと・・・・

と簡単には切り替えられたらいいよなぁ

ひとつ勝つのが難しいチーム状況だからこそ、勝てる試合はしっかりとモノにしなくちゃ。連投疲れで、まるで甲子園じゃないかと思うようなアウェーな雰囲気の中で、平常心を保てとロメロに言うのも可愛そうな気がするが、ジャイアンツの守護神を目指すのであれば、もっと堂々と投げ抜いて欲しかった。ま、試合中に高木豊氏も言っていたように、脇谷の走塁ミスと守備のミス。どちらも紙一重のミスではあるが、その二つが引き金だったことは間違いない、、、、、、、、けれども、彼にはそのミスをカバーする度量の大きさが欲しかった。

あえてタラレバの話をさせていただくなら、3時間半を過ぎて延長がない局面だったので、左打者に高木、右にはアルビーと出し惜しみすることなく、つぎ込めば・・・と誰もが思ったのではないだろうか?

5回1点を返されて1アウト1塁の場面で小山から西村にスイッチした場面。

仮に同点になったとしても、小山の成長を促す意味でも、3度目の正直で続投させて欲しかったが、原監督は勝つための確立を重視して(だと思う)小山を代えた。前夜、内海も同じような意味合いで交代をしただけに、個人的には反対だったが致し方ないと納得した。

(これはこれで、次に小山が5回を迎えた時、変な力みや緊張に繋がる恐れのある、危険な交代だとも思うが)

なら、9回のピンチでは、コントロールに苦しむロメロは勝つために諦めるべきだったんじゃないかと思う。

もひとつ、タラレバを言うなら、前夜、貴重なホームランを打って波に乗ろうとしていたカトケンを使わず、鶴岡を捕手に起用したのはなぜだろう?来週には阿部が帰ってくるというので、今となってはそれこそタラレバだが、鶴岡、加藤のどちらを2番手として起用するのか、キッチリ決めておくべきだったのではないだろうか?さらに言えば、今季の鶴岡は意外性のある打撃も、積極的かつ大胆な配球も見られなかった。カトケンからしてみれば、前夜完封リレーを演出し、自らも貴重な追加点をあげたのに、なぜ起用してもらえない?という不満を持っていんじゃないだろうか?結果を出せず起用されないなら諦めもつくが、結果を出しても次に繋がらないんじゃ、私だったら・・・めげる。

もちろん、ちゃんと理由はあるんだろうし、選手にもそれは伝えてあるんだと思う。

思うが・・・・理解充分、納得半分かなぁ。

高木豊氏が9回の巨人は守っている野手もベンチも、そして投手もイラついていると表現していたが、それは私も画面越しに感じたし、私自身もTVの前でイラついていたように思う。1点勝っているにも関わらず、負ける瞬間を迎えるため、カウントダウンをされているようなそんな気分だった。

走攻守すべてにおいて元気の無い脇谷ではなく、古城を使っても欲しかった・・・・

出し切って負けた感が少ないだけに、しかも勝っていた試合だっただけに、負けることもあると思いつつ、悔いが残る試合になってしまった。相手は負けゲームを引き分けに持ち込んで、それから一気に2位(ついこの間まで1位タイ)にまで勢いをつけたチームだけに、今度は似たような局面で負けを喫してしまい、今季、広島とのゲームがシーズンの順位を左右しかねない因縁の相手になるんじゃないかと心配になった。

(少なくとも広島ナインは今季ジャイアンツに対しての苦手意識は無いどころか、負けている場面でも諦めるようなことはないだろう)

でも、ちょっと嬉しかったところも無いわけじゃない。

今季初の1番鈴木、2番藤村という機動力重視の打線を組んできた。残念ながら機能したとは言い難いが、どちらも1本の安打を記録し、そういう攻撃パターンもあることを示して見せた。彼らが早い段階で出塁し、投手の集中力をそぐようなプレッシャーをかけることが出来れば、3,4,5番の好調トリオが活躍する確立が大きく上がる。藤村に足りないのは経験なわけで、経験は起用しなければ積むことが出来ない。そして綺麗とはいえない内野安打だったが、彼には経験と共に必要だった結果も出せた。2番という大役をまかされたことで大きな経験値を得ることが出来、あと少しでレベルアップのメロディが彼の頭の中に聞こえる日が来るんではないだろうか?と期待したくなったオーダーだったと思う。

ってことで、今日勝っていればラミレス、鶴岡以外生え抜き選手というオーダーが、これからのジャイアンツの希望だと心の底から思えたんだけどなぁ。

ん?亀井を忘れてるって?確かにここのところの亀井は自分のスイング・タイミングで捉えることが出来るようになってる。今日はあとシングル1本でサイクルヒット達成という快挙を成し遂げそうな活躍だった。

ただ、去年1年間不振だったツケは、これくらいでは払拭されない(私の中では)。これをしばらくは維持してくれないと、まだ安心は出来ないかな。ただ、オーストラリアの武者修行で頑張ったのは知ってるし、休日返上で特打ちしているのも聞いている。その成果がここに来て結果として出ているのなら、頑張って続けて欲しいと願うばかり。

明日勝てないと、本当に今季の広島を苦手にしてしまいそうなキーとなる試合になりそうな気もするんで、何が何でも勝ちに拘るゲームをして欲しい。