ジャイアンツ愛のみんぐ、全試合レポート

巨人戦、全試合をレポートすることを目的に10数年やってます

6/9 巨人 0-2 ソフトバンク → 初回の攻撃が全てだったと思うが、どうすか?

巨人 0-2 ソフトバンク

ソフトバンク:0勝4敗0分

勝利投手:ホールトン 9試合 7勝 2敗 0S

セーブ :馬 原 11試合 1勝 1敗 6S

敗戦投手:東 野 9試合 2勝 6敗 0S

投手リレー

巨人:東野  捕手:阿部

ソフトバンク:ホールトン→馬原  捕手:細川

本塁打

巨人:

ソフトバンク

NHK BS1にて観戦

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福岡ソフトバンクホークスとの4回戦は、先発の東野が力投し7安打2失点に抑えるも、打撃陣が4安打と振るわず4連敗となり、借金も4となった

Yomiuri Giants Official Web Site

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いつもは穏便なぐちにすることを心がけているのですが、さすがに今日は・・・・・

気持ちで負けるな!って言ったじゃん!!!!

と言いたくなる。

前夜12安打を放った打線も僅か4安打。

それじゃあ、どんなに投手が頑張っても、勝てるわけはないって!

size(3){少なくとも打線をウリにしているチームであれば、もう少し何とかしないとねぇ}。

原監督は「我慢だね」と言ってるけど、開幕直後と違って、もうすぐ半分になろうとしている時に我慢はもうないんじゃ無いかと・・・・いや、本当の勝負は8月、9月だということはわかっているし、今季はそこに向けての調整期間の前半だと自分に言い聞かせてはいるものの、やっぱり、勝ち方、負け方というのはあるわけで、そういう意味では交流戦に入ってからの負けた方はダメージの残る内容だけに、ファンとしては歯痒さだけが残る状態になってしまっている。

で、今日の反省をしなくちゃいけないが、個人的には初回がすべてだったと思う。

外人投手にありがちな立ち上がりの悪さをついて、坂本がせっかく出塁したのに、藤村が・・・・・

反対意見も来るだろうことを含めて正直なところを言わせていただくと、”今の”藤村にはちょっと休養が必要かもしれない。1打席目の内容を見るにつけ、ちょっと気持ち的にまいっているのではないかと想像する。多分・・・・・・だけど、もっとチームに貯金があって余裕がある時なら、自分の力を存分に発揮できたと思う。ここ数試合のように一球で局面が変わるような、ひとつのミスが勝敗を左右するような状況においては、緊張感に耐えるだけの心の強さが不足しているのかもしれない。もちろん、これを乗り越えなければさらに優勝のかかる後半戦の緊張感には耐えられるわけもないのだが、巨人の2番を(急遽)任せられることになった若武者には、厳しい局面であることは確か。ヨシノブなり、亀井なりが戻ってきて、2番を外れて7~8番で出場できるように少しでも早くしてあげることが、彼にとって必要なことかもしれない。

さらに、初回で言うなら、ラミちゃん!あれは無いよぉ・・・・

高めに来たボールを右方向へ打とうとする気持ちはわかるが、立ち上がりにコントロールで苦しんでいたホールトンに対して、あんなに淡白な打ち方をしては相手を助けるだけで、こちらには何のメリットもない。ラミちゃんはもっと冷静な人だと思っていたが、初回はちょっとらしくない打席になってしまったんじゃないかと。あの場面で先制できなかったことが、後々まで響く結果になってしまったことを考えれば、チームの4番を任せられたラミちゃんが役割に見合ったバッティングを1打席目に出来たかどうかが、今日の試合のすべてだったかもしれない。

巨人の場合、2回り目くらいまでは打者の好きに打たせて、そこから円陣組んで「さぁ!」という感じだが、今のチーム状態を考えれば、初回からもっと切迫したプレッシャーを自チームにも、相手にも与えるような戦略で行かないと、ちょっと勝ちは見えてこないだろう。今まではそれで通用したことも、今季に限っては通用してないわけで、やはり何かを変えないと・・・・・

東野は正直なところ頑張っていたと思う。

ただ、気になった点がひとつ。

お願いだから試合中に笑顔は見せないで欲しい。

特にピンチになると強気の姿勢を崩したくないのか「全然大丈夫だから」とか「あれが入らないか・・・」といった苦笑いを見せることがある。あれは余裕を感じさせるどころか、顔は笑っているけど目は泳いでいるといった不自然な表情で、相手にとっては何のプレッシャーにもなっていない。結果的に先制点は、課題の2アウトから取られてしまうという悪い流れになってしまった。2アウトで小久保を向かえ、ノースリーとなってストライクを不用意に取りにいって打たれてしまうわけだが、普通の0ストライク、3ボールであれば打者は1球様子を見るという先入観がバッテリにあったのではないだろうか?その辺を逃さないあたりが今のソフトバンクの強さなわけで、それを考えれば投手有利なカウントに出来なかった段階で、むしろ歩かせる位の割り切りが欲しかった。解説の伊東氏は「ツーアウトですしね・・・」とストライクを取りにいったことを仕方ないと言っていたが、東野の今季の打たれ方と次がカブレラだということを考えれば、小久保にツーベースを打たれるのと四球で1塁にとどまらせるのとでは大きな違いがある。

2アウトから四球を出すほうが、嫌だと思うかもしれないが、流れを考えればヘタにストライクとわかってる球を投げなきゃいけない投球をするほうが、リスクが増すことを考えても良かったのではないだろうか。

まぁ、その辺は結果論で、あそこでおさえていりゃ流れは違ったのでは!?という反論もあるかもしれないし、四球を出していればもっと大怪我をしていた可能性だってある。それでも、小久保を打ち取るのに3ボール0ストライクからでは、配球にも無理が生じるわけで、ダメならダメで歩かせて、気持ち新たにランナーが得点圏にいないところで、カブレラと勝負するほうが安全だったのではないかとワタシは思う。

とはいえ東野は責められないね、8回2失点なら先発としては合格点だから。

序盤に先制して自分たちの流れに持ってこれないばかりか、ホールトンを調子にのせるきっかけを与えてしまった攻撃陣が悪いということ。4打席目にヒットを打ったところで、初回に打てなかったことを非難されるのが4番バッターという職業であるなら、今日はラミちゃんが悪かったというところを落としどころにしないと、くやしくて安眠できそうにない。